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2021年7月

2021/07/31

「デルタの記憶 -基地の街のきみたちへ-」 教科研集会 『土佐町で日本の教育の未来を考え(飲んで)語り合う合宿⁉︎』

 今日の朝顔!

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 夜、ほんとに睡眠がダメで、体調は最悪。たぶん、緊張がとけないでいるんだろうなあ。疲れもとれないでいる。あたまも冴えない。モヤモヤ、ぼや~の一日。どうしたらすっきりしてくれるのかなあ。

 仕事の方は、いろいろ資料をそろえる。ぼや~、だけど。

 2週間ほど前に放送していたテレメンタリー2021「デルタの記憶 -基地の街のきみたちへ-」を見た。



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 岩国市の中学校で、朝鮮戦争下に綴られた文集「デルタ」が見つかった。詩や作文には戦時下の基地の街のリアルな姿が描かれていた。文集デルタから基地の街の教育を考える。

 このテーマは、山口刀也さんという若い研究者がおっかけているもの。大学の後輩になるのだろうか。番組そのものは、過去の事実の紹介が中心で、内容的には突っ込みは浅いものだけど、あまり知られていない事実だけに興味はひく。しかも、基地の語られ方や、感じ方、学校での取り上げられ方は、かつての時期とは全く違っている。番組でもふれられていた、教育2法以降、政治と教育のかかわりは大きくかわったわけなのだけれど、そのことについて、もっと突っ込みがほしいところ。そのことは、日本全体の社会認識とも大きくかかわるわけだから。なかなか、あいまいにできない大きな問題でもあるのだとは思う。

 午後から、教科研集会。広美さんの報告を聞き、いろいろうなづいたり、考えたりすることは少なくはない。コロナ禍での政治や社会への向き合い方。うーん。

 そして、藤原辰史さんの講演。大きくは、新自由主義時代の教育、子どもの問題の語り方が新鮮。新自由主義批判がドーンとすわていて、個々のいろいろな議論の組み立ての方法などは、ボクらとは、違ったりするのだけど、全体としてシャープで、刺激をうける。しかも、農業史と言う専門の視点から、教育、学校、子どもに迫っていくのは唸らされる。給食の話は圧巻。

 そのあと、土佐の大裕さんところの第8回『土佐町で日本の教育の未来を考え(飲んで)語り合う合宿⁉︎』。前半は教育マニフェスト、後半は久保校長との対話。大きく議論をひらくとっかかりに。ボクらからは、なかなかすすまない苛立ちが強いのだけど、力関係が大きくかわらないなかでも、粘り強く、説得と働きかけ、合意を広げるなかで、ひらけるものもあるのだろうし、そこが一歩になるということか。大阪のこの流れは、底流にある、いろいろな変化と、表面にでている変化と、両方しっかりみたいところでもあるということだなあ。

 

 

2021/07/30

【首相会見】辞職の覚悟あるのかと迫る記者に、菅首相「感染対策、私はできる」

 今日の朝顔!

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 今日は自宅周辺で、朝、ものすごい雨。職場の近くで午後にすごい雨。ドドーっと降る雨。

 気候はものすごく不安定だ。

 今日は、職場で、たまった実務、インタビュー準備、それから座談会の設定などの調整をさらにすすめる。調整はたいへんだなあ。夏だし。自分の夏休みが吹っ飛ぶのかなあ。心配だなあ。

 この後の政治にってはますます、わからなくなってきいた。はたして、そういう暗闇の先の見えない状況は乗り越えれるのかなあ。いままでのなかで、一番自信がない時期を迎える。いまの世界で直面する問題は、従来の自分たちの枠内、掌にのるものではないので、いろいろ苦労も必要だし、インタビューも多くなるし。性根をすえてやらないとなあ。

 そういう不透明さを象徴するような、首相の会見。こういうのもある意味、歴史的?な会見でもある。こんな会見が行われたというのは、後から見れば相当驚きなはずだし。

【首相会見】辞職の覚悟あるのかと迫る記者に、菅首相「感染対策、私はできる」(東京新聞)
  政府は30日夕、新型コロナウイルスの感染が急拡大する埼玉、千葉、神奈川、大阪4府県への緊急事態宣言発令を決定する。いずれも8月2日からで、期限は同31日。東京都と沖縄県の期限も同31日まで延長する。菅義偉首相は30日午後7時から記者会見を開く。東京五輪の開催中に宣言の対象地域や期間を拡大する異例の事態。発令への手続きや菅首相の会見などを速報する。……

  ただただ、呆れる以外ないなあ。

 益川さんには、97年10月号で「今日の大学問題を考える-4-社会の発展に貢献する科学的精神とは何か」というインタビューをしたことがある。益川さんは、大学問題、学術のあり方について一貫して発言してこられた。このインタビューもそう。途中、物理学の話になったけど、そこの部分は、全然わからなかった(苦笑)。気さくでおもしろい人だけど、どっしりとしっかりした人という印象だったな。ところで、ボクが京大の北部キャンパスにいったのはこれが最後だね。ノーベル賞をとられて、このインタビューも本になったけどね。ボクも当時は、まだ30代だった。あらためて合掌。



2021/07/29

(論壇時評)五輪と多様性 「特権もつ多数派」の自覚を 東京大学大学院教授・林香里

 今朝の朝顔。

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 さて、気分を変えて次の企画へ。資料を読んだり、いろいろ連絡。いまの国会の状況などについての情報収集と議論などもして、ほんとうにいろいろ考える。仕事がそんなにすすんだわけではないけど、そういうこつこつとした作業をすすめるしかないのですけどね。

 今日は朝日の論壇時評。

(論壇時評)五輪と多様性 「特権もつ多数派」の自覚を 東京大学大学院教授・林香里(朝日新聞)
 23日に開幕した「東京オリンピック2020」は、開催直前まで開会式など担当のトップクリエーターたちの人権感覚欠如の言動が明るみに出て、辞任やら解任やらで大混乱していた。オリンピックとはどこまでも差別と偏見を助長する人たちに支配されているのだと、次々と入って来る報道に心底呆(あき)れ返った。……

 林さんらしい時評。さっそく『美術手帖』8月号の鈴木みのり×丸山美佳(対談)「クィア、インターセクショナルな視点と、葛藤を手放さないこと」を読んでみた。クィアとかインターセクショナルとか、そういう理論的枠組みなど、あまり考えたことがないだけど、頭をひねりながら、いろいろなことを学ばされる。多様化ということを紋切型で頭で理解するのではなく、ことがらをよく見て、よく聞いて、その際について、ちゃんと向き合って、知っていく。共感していく。そのなかで、連帯をつくってこそということなのだろうなあと。新しい社会を構想する、こうしたラディカルな理論というものを、しっかり視野に入れて、自分のなかにある決めつけみたいなものをふり返らないといけないと、自省しなくてはいけないとつくづく思うなあ。いろいろ難しいけど、いろいろ抱えている問題に、あたらしい視野をもらったりはするのだけれど。

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2021/07/28

「五輪やめて」の病院副院長 「ぎりぎりの状態だ…無観客でも賛成できない」

 今日の朝顔。

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 工場籠城2日め。今日はとにかく暑かったですね。むしあつい。とにかく、籠城作業は終了した。今月は、変則日程で、籠城明けの日にちが少ないので、すぐに次の仕事をつめていかないと、夏休みがなくなってしまいますねえ。がんばりましょう。

 さて、今日は3000人ごえ。立総の山田先生は悲鳴を上げている。

「五輪やめて」の病院副院長 「ぎりぎりの状態だ…無観客でも賛成できない」(東京新聞)
 東京の新型コロナウイルス新規感染者が3000人を超えた28日、立川相互病院(東京都立川市、高橋雅哉院長)のコロナ患者用空き病床は集中治療室(ICU)を除き1床だけだった。残り19床は患者で埋まり、病院スタッフが対応に追われている。急患を断らざるを得ないこともあり山田秀樹副院長(57)は「ぎりぎりの状態だ」と訴える。
 「第5波は予測より早い。デルタ株に加え、流行が収まっていないのに6月に緊急事態宣言を解除したことが影響しているのではないか」と山田副院長。そんな中で開催されている五輪には、無観客であっても「医療従事者として賛成できない」と話す。……

 厚労省のアドバイザリーボードの専門家からも、「一般医療への影響が生じている。通常であれば助かる命も助からない状況になることも強く懸念される。危機感を行政と市民が共有できていないのが最大の問題」とまでの声が出ている。にもかかわらず、官邸側は「本日はお答えする内容がない」(首相秘書官)として、首相の取材対応を拒否したという(「東京」)。なんていうことなんだろうか? もう、どうにでもなれと考えているのか? はたして、どう収めていくつもりなのか? 秋の政治日程も見通せなくなってきている。うーん。

2021/07/27

三浦まり教授叙勲記念トークイベント「どう進める、女性・若者の政治参加」

 今朝の朝顔! 

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 でもって、工場籠城!

 変則日程ですが……。

 一日中、工場に籠って、ひたすら活字に向き合う。目が疲れます。

 ゲラの流れはスムーズで、夜は、三浦まり教授叙勲記念トークイベント「どう進める、女性・若者の政治参加」を聞く。
 敬愛する、もっとも信頼する政治学者である、三浦まりさんの話は久しぶりだな。フランスのパロテの実現を記念した叙勲であるみたい。革命の国だしね。

 話は、前半は、日本でのパリテ導入のとりくみをめぐる試行錯誤。社会的な合意を広げる、対話の努力。そこから、後半は、若者との対話、変化など、いろいろ悩んだり、葛藤したりの話。前半はもちろん、後半もおもしろかった。理路整然とした理論の話ではなく、実践的な格闘の話。ただ、スマホで聴いていたので、音が悪く、しばしば、途切れたのが残念だったな。女性の意思決定参加は、民主主義の問題というストレートな議論の大事さをかみしめる。

2021/07/26

内閣官房機密費で加藤氏 年度末使い切る“菅流”踏襲 領収書不要の政策推進費が93%

 今朝の朝顔!

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 今月は変則日程で、明日から籠城。今日は、最後の追い込みで、バタバタした1日。

 街はそんな感じではないけど、大手メディアはオリンピック一色。なんか、不思議な何時だなあ。だけど、いろんなことが言われるけれど、置き去りにされることが多い。もちろんコロナ禍のもとでの安全や命もそうだけど、ウガンダの人はどうなったんだろう。そうした貧困に無関心でいていいんだろうか。ほんとうに置き去りにされている。開会式の演出について、議論されることはいいことだけど、ここでも置き去りにされる。すぎやまこういちの楽曲について、かれがLGBTQについて差別的だったことはいわれるが、「慰安婦」問題など、歴史認識は置き去りにされる。ここにもとても気持ちの悪い不思議な光景がある。

 さて、1強政治の崩壊が指摘される昨今だけど、その仕掛けの一つが官房長官に役割。

内閣官房機密費で加藤氏 年度末使い切る“菅流”踏襲 領収書不要の政策推進費が93%(しんぶん赤旗)


 加藤勝信官房長官が、菅義偉政権が発足した昨年9月に官房長官となってから、今年3月末までに7億円超の内閣官房機密費(報償費)を支出したことが分かりました。このうち6億6800万円(93%)が、長官が自由に使える領収書不要の「政策推進費」でした。本紙が入手した情報公開資料で判明したもの。その手法からは3月に多額の「政策推進費」を使う点など、前任の官房長官だった菅首相との共通点がみえてきました。……

 朝日新書の『自壊する官邸 「一強」の落とし穴』などの読みながら、安倍・菅政治の正体について、今問われるべき問題について考えた。

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2021/07/25

「聖職のゆくえ~働き方改革元年~」 と 福祉国家構想研の公開研究会「地方自治、地方経済」

 日曜日は、掃除スタート。洗濯機も2回。何しろ暑い。

 今日の仕事はゲラ読み。ひたすらゲラを読む。

 ちょっとした必要性もあり、2年前に放映されたドキュメンタリー「聖職のゆくえ~働き方改革元年~」を見る。

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 教員の長時間過密労働を、とりわけ、給特法の問題から描いたもの。なかなか、リアル。この問題が大きくとりあげられるようになって、2年ほどが経つわけだけど、動き出したのか、なかなか変わらないのか?もちろん、この問題は、教員増と教員の仕事量が減るということ抜きに、実現できない。なぜ、それが難しいのか、政治の問題ではあるのだけれども、そこには積み重なった経過もあり、解決しなければならないことが多い。藤森さんの『教師増員論』が言うように、教員数の根拠になる授業コマ数の問題もある。同時に、そこから離れていった政策自体の問題もある。コロカ禍で浮き彫りになった問題も多い。そのなかで、この問題はどのように問われているのだろうか。

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 そういえば昨日は、福祉国家構想研の公開研究会に参加した。

 テーマは地方自治、地方経済。報告の視点は、コロナ禍のもとで、自公政治と地方の矛盾が激しくなり、独自の地方の動きが生まれているということ。それがどのように社会変革につながっていくのかという問題。それほど、自公政治のすすめる政治は、コロナ禍に無頓着で、従来型の中央から垂れ流す政治をすすめる。地方の独自政策が許容されるのは、それが許容される範囲内からだという面もある。実際に、沖縄に対しては、徹底した沖縄いじめ、差別がおこなわれ、分断がすすめられている。それほど、対抗勢力がつくられることは警戒している。だけど、それではすまない矛盾の拡大のもとで、先は見えない面もある。そうい流れに注目するということなのだろうか、などと、仕事をしながら聞いていて、考えた。

 夕方買い物に。水田を見たくて、見に行った。

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2021/07/24

「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ Blue 修業中 祗園さんの来はる夏」

 早朝仕事スタート。暑いなか。

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 セミの鳴き声が激しい。

 今日の朝顔は……。

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 一通り家事を終えて、職場へ。

 千駄ヶ谷の駅前は、思いのほか静か。

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 もう、卓球ははじまっているのだろうけど。厳重な?警備???

 今日は、いろいろ実務処理。あとはゲラの処理も。じっくり読むのは明日だなあ。

 夕方、資料を借りに県立図書館に。

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 夜、見るテレビ番組もなく、「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ Blue 修業中 祗園さんの来はる夏」を見る。

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 祇園祭を追うドキュメンタリーと、ドラマが交わる。祇園祭について、知らないこともたくさんあったけど、思い出したこともたくさんあった。学生の頃、アルバイトに向かう途中に、四条あたりを自転車で通った。6月ごろから、祇園ばやしが聞こえ始め、7月になると本格化する。その盛り上がりの過程を、なんとなく見ていたけど、そのことを思い出した。祭りそのものは、活動をさぼって何度か……。コロナ禍かで、祭も縮小というか、制限された形でおこなわれているのだろうけど、どんな感じなんだろうか。普段は、あまり京都に行きたいとは最近は、思わないけど、こんなドラマを見ると、少し、帰りたい感じはするなあ。だけど、祇園祭も男が主人公なんだよなあ。ある意味で、京都の保守性をあらわしているのだろうけど、祭はどう変わっていくのだろうか?

 オリンピックの開会式はニュース以上は見ていないけど、かかわった人の名前を見ると、ここも、ほとんどが男性で、女性は数人。これもなあ、と感じてしまうのだけれど。

2021/07/23

BS1スペシャル「独占告白 渡辺恒雄 ~戦後政治はこうして作られた 平成編~」

 朝、今日の朝顔はと言えば。

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 ワクチン接種2回目の翌日。うーん。どうだろうか。朝起きて、関節痛に加え、筋肉痛、少し頭痛も。熱が出るのかと思ったら、熱は出ず、その後、お昼過ぎには普通の状態になった。

 様子を見ながら、本を読む。今日はやっと声を読み終えた。

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 「満洲」については、そんなにボクは詳しくない。いろいろ単純じゃないなあ。そもそも、満洲支配については、いろいろな思惑。いろいろなことを主張する動きがあった。そういうなかで、当初から、矛盾や問題を抱えながら、妥協を重ね、積み重なり、本格化していくのかで、どんな姿がつくられていったのか。この悲劇の結末は、そういう経過が鋭く反映しているということか。

 さて、昨日のBS1スペシャル「独占告白 渡辺恒雄 ~戦後政治はこうして作られた 平成編~」。
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 読売新聞グループのトップ、渡辺恒雄氏への独占インタビュー番組の第二弾。「平成編」となる今回は、読売新聞社長、巨人軍オーナーとして、平成の日本社会に深く関わった渡辺氏が、その舞台裏を赤裸々に証言。自自連立、大連立など自ら深く関わった政局、巨人軍オーナーとしての発言の真相、自身の戦争体験に根ざした歴史認識。渡辺氏の独占告白から、平成という時代、そして今後の日本の姿を展望する。インタビュアー・大越健介

 新聞人が、政治的な主張をもつことが間違っているとは思わないが、この人の大きな問題は、目線の先が国民にあるのではなく、政局にあるということだ。正当に世論に働きかけるのではなく、政局にコミットすること。いろいろな政治とのかかわりを番組は追うが、番組自体が、それが国民にとって、どうだったのかという検証はない。

 ただ、2000年に入って以降の自民党の政治の行くへへの渡辺の危機感は、より検証をのぞみたいところ。矛盾の真価は、渡辺をして意味ある行動を選択させたのかどうか? 民主・自民の大連立など、ほんとうに何がめざされていたのか。その中身は、何もしめさなかったから。魅力あるテーマなのに、政局を好む、日本の政治メディアそのものの弱点がそのまま反映したようなインタビューに終始している感じがした。

2021/07/22

ワクチン2回目接種

 今朝の朝顔!

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 今日は、午後いちばんで、ワクチン接種2回目だったので、午前中は、来月インタビュー①の資料読み。

 ワクチン接種は、20分ほどで終わりましたけど。

 いまのところ、熱は出ず、だけど、からだはだんだんだるくなる。夕方には、あまり仕事と言う感じではなくなった。

 それで、テレビで「いだてん」を見る。

 ラストの「いまの日本は世界に見せたい日本か」というセリフが胸にささる。現実のオリンピックは、ついに開会式の演出担当の解任にまですすんでいった。人権だと、人類の普遍的な価値に背を向ける五輪の組織委員会はじめとしたありようが、こういう事態をつくりだした。そのことは、この社会そのものも問うているのだろうけど。

 よるには、ナベツネインタビューの現在政治版。うーん。くわしい感想は後日書くようにする。番組の作り方がそうなのだけど、いまの政治の矛盾の深さのなかでのナベツネという感じだな。その矛盾の深さは考えさせられる。

2021/07/21

アメリカ女子体操チーム、選手村を「脱出」しホテル宿泊へ。「選手の安全を管理」

 今朝も朝顔スタート!

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 仕事の方は、残りの原稿の提稿作業を午前中。午後からは会議、ゲラ動かし、来月インタビュー①の資料読みという感じ。

 いよいよ、明後日からオリンピック。ただ、わが職場付近の会場周辺は、実際には静かなもの。ときおり、集団で、IDカードをぶら下げた集団で通ったりはするという感じか。

アメリカ女子体操チーム、選手村を「脱出」しホテル宿泊へ。「選手の安全を管理」(ハフポスト日本版)
 東京五輪の参加で来日しているアメリカの女子体操チームは、大会期間中に「選手村」に宿泊しないことを決めた。複数の海外メディアが報じた。代わりにホテルに宿泊するとしている。

 NBCによると、 コーチのセシル・ランディ氏は、7月19日にTwitterで「私たち全員で決めたことでもあります」と投稿。「オリンピックの経験にとって理想的ではないことはわかっていますが、パンデミック時には理想的なものは何もありません。ホテルであれば、選手や私たちの安全をより管理できると考えました」

 アメリカ女子体操選手のうち、千葉県印西市内で事前キャンプをしていた1人の新型コロナウイルス感染が確認されている。

 CBSによると、感染が確認された選手と、濃厚接触者となった別の選手の計2人は隔離されているという。

 選手村では、20日までに3人の選手の新型コロナ感染が報告されている。

 大会組織委員会は、NBCの取材に「個々のチームのパフォーマンスの決定についてコメントする立場にない」として、選手村からの「脱出」への見解を示さなかった。

 もう、バブル方式とかもくそもない。お金のある国の選手は、選手村を脱出する。だけど、その動向を、組織委員会がきちんと管理しているというわけでもなさそうだ。いったいどうなってしまうのか。オリンピックにかかわっても、そうでないところでも、収拾がつかなくなっていく。あまりにも、あまりにもの状況。だけど、朝日などを読んでいると、菅さん、言霊がどうのこうのって、ものごとを科学的に正面から考えようとしているとは思えないというか。政治の崩壊が、こうも……。

2021/07/20

より安全な中絶・流産広まるか 世界の潮流は「吸引法」 厚労省、学会に周知するよう通知

 今朝も、朝顔スタート。

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 洗濯もの干して、水やりしたり、朝は大変なので、あわててとったので、指が入ってしまった(苦笑)。

 仕事の方は、ゲラをいろいろ動かし、校正作業も進行。なかなかすすまないけど。来月インタビュー①の資料読みも引き続き。

 さて、今日の東京の記事!

より安全な中絶・流産広まるか 世界の潮流は「吸引法」 厚労省、学会に周知するよう通知(東京新聞)
 中絶の際、子宮内から器具でかき出す「搔爬そうは法」での手術が日本では今も行われ、世界保健機関(WHO)が「時代遅れ」と指摘している。「セーフアボーション」と呼ばれる安全な人工妊娠中絶・流産を求める声の高まりを受け、厚生労働省は「吸引法」を周知するよう産婦人科医の団体や学会に通知した。国内で認められていない中絶薬についても、承認申請への動きが出ている。

 人工妊娠中絶 母体保護法は妊娠22週未満で、身体的、経済的理由や暴行、脅迫によって妊娠した場合に都道府県医師会の指定医による中絶を認めている。初期(12週未満)の手術は搔爬法や吸引法で行われているが、妊娠12週以降は人工的に陣痛を起こす方法で死産届の提出も必要。2020年の中絶数は14万5340件。

◆今なお続く「時代遅れ」の手術
 「搔爬法以外、選ぶ余地がなく、医師に説明を求めにくい雰囲気があった。情報と選択肢がほしい」。不妊治療で2回の流産を経験した都内の女性団体職員(43)は振り返る。
 搔爬法は、子宮の内容物を金属製の器具でかき出す中絶手術。このほか、電動や手動の器械で吸い出す吸引法が行われている。「手動真空吸引法」の器具は2015年に認可されたが、現在の普及率の正確なデータはない。
 WHOは12年発表のガイドラインで、搔爬法は「時代遅れの外科的中絶方法」とし、吸引法か中絶薬に切り替えるべきだと指摘。搔爬法では子宮内膜の損傷や子宮穿孔せんこうなどの合併症の頻度が吸引法に比べ2~3倍高いとしている。セーフアボーションの情報発信をしてきた産婦人科医の遠見才希子えんみさきこさん(37)によると、国際的に搔爬法は標準的でなく、米英ではほとんど行われていないという。

◆急激な変更には慎重な意見も

……

◆中絶薬は世界約70カ国・地域が承認

……

 ちょうど、いま発売している号で、リプロダクティブ・ヘルス&ライツを詳しくとりあげ、そのなかで、中絶をめぐる問題も詳しく論じているだけに、おーっという感じ。とても、大事な問題だと思うのだ!

2021/07/19

オリンピック開会式音楽担当問題 と 遺骨まざる土砂使用、断念要請を 辺野古巡り全国の議会に訴え

 朝起きると、朝顔が咲いていた!

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 今日は朝から暑い1日。

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 今日は、来月インタビュー①の資料読みをさらにすすめる。インタビューまでに3冊ほど読み終えたいところ。それと、来月の対談の設定の相談と、来月の原稿発注の追加も。再来月まで見通せればいいのだけれど。

 さて、いよいよオリピック目前というところで、開会式の音楽担当のミュージシャンの過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめの問題で辞任に。そういうニュースが流れたかと思うと、さらに、その出身校バッシングで、ネットは大いに炎上しているという様相に。

 たしかに、いじめの内容はかなりの悪質なもの。インタビュー当時はその反省は十分ではない。しかし、出身校バッシングもフェアとは思えないところもある。こういう問題は、きちんとていねいに、検証が必要だし、そもそも、思春期の若者の自発性のなかでのインクルシブ教育の実践は、ほんとうに多角的にみていないとダメだとも思うから。そもそも、とても難しい実践であるだけに、しっかり、その実践のなかみはみていきたいものだとは思うけど。どうなんだろうか。

 沖縄のたたかいも、いろいろ難しい局面なんだろうなあ。

遺骨まざる土砂使用、断念要請を 辺野古巡り全国の議会に訴え(共同通信)
 太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲となった戦没者の遺骨収集に取り組む市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)は19日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の埋め立て工事に、遺骨のまざる土砂を使わないよう政府に働き掛けてほしいと訴える文書を、全国の自治体議会に発送した。
 文書で「国のために尽くした犠牲者の骨や血の染み込んだ土砂を埋め立てに使うなどあってはならない」と強調。意見書など議員提案の形で意思を示してほしいと要請した。宛先は県や市町村の議会で約1700カ所。

 あらためて、この問題を大きく問いたいもの。いま本当に、政治は沖縄いじめに力をそそいでいるだけに、沖縄の思いを正面から問いたいものだなあ。

2021/07/18

「パンケーキを毒見する」 と 「僕らが自分らしくいられる理由-54色の色鉛筆- 奈良のインクルーシブ中学校」

 今日は、朝から、団地の草取り。

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 暑いっす。1時間はつらいなあ。

 今日は、梅雨明け最初の日曜日だったので、たっぷりの洗濯。そして、掃除もね。

 でも、仕事はがんばらばければなりません。

 今日は、来月のインタビュー①の調べ物。そして、提稿5本。結構、仕事はありますねえ。

 仕事の関係で、「パンケーキを毒見する」を見る。なかなかおもしろかった。

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 世界が未曾有のコロナ禍に陥る中、国民の命と激動の時代の舵取りは、この男に託された。『新聞記者』『i-新聞記者ドキュメント-』などを手掛けるスターサンズが、満を持して“今、一番日本人が知りたいこと”菅首相の素顔(スガオ)に迫るドキュメンタリーを制作しました。かつては官房長官時代の「令和おじさん」や首相就任直後の「パンケーキ懇談会」といった印象から、昨今では五輪やコロナ禍への対応などに対する不安視の声もあるが、実のところ何を考えているのか、どういう政治家なのかは意外に知られていない。“もしかしたら我々は実体のない男に日本を預けてしまったのではないか?”。

 見事な菅論になっている。その菅政権を生み出した日本の民主主義の現状をも視野に入れる。圧巻は、そのなかでジャーナリズムを取り上げたくだり。そこで、「しんぶん赤旗」編集部を正面から取材している。かなり、つっこんでていねいに。やるなあ。

 昨日は、ETV特集を見た。「僕らが自分らしくいられる理由-54色の色鉛筆- 奈良のインクルーシブ中学校」

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 僕の名前は、ゆうじ。今年3月に僕が卒業した中学校には、いろんな子がいた。重い知的障害のある子、パニックになりやすい子、家庭のことで悩む子。僕も読み書きが苦手。でも、自分らしく生きていくことを校長先生や担任の先生たち、そして地域の人たちが応援してくれた。文化祭や体育祭、1日かけて自分たちの気持ちを語りあった「集中ホームルーム」。そして、進学受験。僕らが過ごした中学校の半年を見てください。

 以前、ハートネットでも取り上げられていた奈良の御所市の大正中学校。関西の地は、いろいろな難しさが別途あるわけだけど、なかなか感がさせられる実践。子どもに向き合い、声を聞き、子どもの思いを軸に、進路などをていねいに援助する。いろいろ考えさせらるなあ。

 

2021/07/17

トラブル続きの土曜の午後

 今日は、来月のインタビュー②の設定が暗礁に乗り上げたので、いろいろ手を打つ作業。原稿発注も1つ着地。20日までに、来月の企画をあと2本は決めきらないと。いろいろ思い悩む日になりそうだな。

 午後のバタバタを予感したのか、早めに外仕事はやり終える。

 いよいよ夏の天気だ。

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 今日は、朝から、洗面所の電球が切れる。LEDだから、ずいぶん久しぶり。お昼に買いに行ったけど、サイズがあわない! 玄関のものと入れ替えて、なんとか使えるようになった。と、気づいたら、今度は洗面所の水がとまらない。もう30年ものだからなあ。しかたがなく、業者を呼ぶ。で、蛇口などの取り換え。お値段7万8000円也。

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 夕方には、火災報知機の取り換えもあって、これも出費。これから、風呂釜・給湯器の交換も来るだろうし、団地の共有部分の保険の値上げもある。専有部分の配管の取り換えも必要になるなあ。自宅の維持費は、収入が少なくなっていくなかでは、ほんとうにたいへんだなあ。

2021/07/16

梅雨明け 『民主主義の育て方』オンライントーク

 今日の対談①、だけど午前中はzoom会議。静かに会議参加。慌ただしく、対談①の完成に向かう。とにかくそろそろ送らないと間に合わなくなる。慌ただしく、仕上げる。大丈夫かなあ。戻ってきたインタビュー①原稿の修正の打ち込みもやって、提稿作業をすすめる。

 さて、今日はいよいよ梅雨明け。これから暑くなりそうな予感。いよいよ夏本番ですかあ。

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 夜は、もらっていた『民主主義の育て方』という本の、著者のオンライントーク。

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 30代、40代の教育学者9人がつくった本。戦後教育学というものをあつかった本。著者には、戦後教育学とは真逆の世界から来た人もいれば、その後継という人もいる。いずれにしろ、戦後教育学というものへのとらえ方は、感覚的にもボクのような世界とはかなり違うので、新鮮で、刺激的。戦後教育学に強い影響を受けた人も、それをどう考えていくのかは、いろいろな違いがあっておもしろい。障害児教育と言う、戦後教育学とは少しちがう世界で育った河合さんの発言は、どしんと肝が据わっていて面白かった。いずれにしろ、なかなか仕事が忙しくて読めていないので、かならずこの時期にしっかり読み込もうと、強く決意した次第。うーんやるべきことが多いなあ。

2021/07/15

靴屋の閉店と街づくりと

 今日も、対談①原稿に向き合う。そのために、資料と取っ組み合い。「○○日に××が何をした」というたぐいのものをいろいろな資料から探し出し、確認していく。結構、面倒で、時間もかかるが、その流れから、いろいろなことが見えてくるというやつ。そこが権力犯罪なんだよなあ!

 原稿の提稿作業も1本。一つ一つです。来月のインタビュー①の準備の資料読み。何となく、自分のなかでは、話を聞く流れみたいなものが見えてきたような感じもしないわけではない。

 しかし、夏の暑さが直撃しはじめる。

 さて、近所の靴屋が今月で閉店だそうだ。たぶん、もう近所には靴屋はなくなる。うーん、不便だなあとは思う。しかし、冷静に考えてみると、近所でもう何年も靴は買っていないなあ。ここんところは、ほとんどネットで買っている。いろいろ街づくりだとか、ボク自身もえらそうなことを言っているけど、この生活様式の変化はいかんともしがたいものがある。とりわけコロナ禍でそれはいっそう加速している感じだな。近所での買い物が減ったこと、現金での買い物がほぼなくなったこと。うーん。

 駅前のスーパーの跡地の工事がはじまるようだ。

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 何ができるのかはよくしならい。ボクがいまの街に引っ越してきたのは、いまから30年前。まだ30代前半だ(苦笑)。そのころには、ニチイという名前で、ちょっとしたショッピングセンターで、にぎわいもしていたなあ・それから、サティという名に変わり、ワオシティという名になった。少し離れたところに新しい路線が通り、駅が出来、隣の駅や、少し先の駅に、大きなショッピングモールがたくさんでき、この駅前は、少しさびれている。街づくりは大きな課題ではあるわけだけど、なかなか、その方向は、見通せない感じがする。この町は、これからどんなふうに変化していくのだろうか。どのような街づくりはふさわしいのか、いろいろ考えたいところではある。

2021/07/13

そして問題のオリンピックがいよいよ

 今日は対談①原稿。いろいろ事実を確認しながら原稿整理をしなくてはいけないので、やはり時間がかかるなあ。まあ、一歩一歩がんばるしかないなあ。しかし、ここに来て、一気に暑くなってきた。いよいよ夏だなあ。

 そして問題のオリンピックがいよいよ。

 職場は、国立競技場にほんとに近いわけだけど、通勤で下車する駅から職場までのあいだにある、高速高架下の駐車場が、オリンピック仕様に変わっている。

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 黄色いビブスの人は、アルバイトなのか、ボランティアなのか?プレス用の駐車場?? 何なんだろうねえ。ここを関係者が利用するとかなると、やっぱり怖いよなあ。本番がはじまると、この界隈はどんな感じになるのかなあ。ほんとうに心配。バブル方式っていうけど、きっと、いろいろなところで、ほころびや穴があるのだろうしなあ。そんなことを感じるオリンピックなのだよなあ。

 

2021/07/12

「障害者家族の老いる権利」出版記念トークイベント と 「いま一番ほしいものは何ですか―コロナ禍の子どもたち―」

 今日も、インタビュー②原稿、仕上げにかかる。一日かけて、仕上げて、発信。うまくできたかなあ。心配。いつも、自分の能力んなさに、ちょっとショックをうける。まあ、しゃあない、しゃあない。

 続いて、対談原稿にとっかからないとなあ。

 出勤仕事はやっぱり疲れる。心も、なかなかズタズタになる。帰りの電車で、久しぶりに、爆睡。何か夢をみたなあ。次次号や次次次号のなかみを詰めていかないと。

 仕事をしながら「障害者家族の老いる権利」出版記念トークイベント「障害者家族の老いる権利ってどういうこと?~親の人生も輝かせるために」(田中智子さんと播本裕子さんの対談)を聞く。とくに障害者のお母さんである播本さんの話が印象的だった。ほんとうに、親への支援が見過ごされてきた課題だと痛感させられる。あまりにも当たり前に、母親が、介護して当然という見方が、社会を覆ってきた。ほんとうに粘り強く、その覆いを突き崩していかないといけないなあ。
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 昨日は、BSの激動の世界を行くを見た。「いま一番ほしいものは何ですか―コロナ禍の子どもたち―」。

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 パンデミックのしわ寄せを受ける子供たち▽今求めているものは?世界の子供たちに聞いた▽イギリス、イタリア、フィリピン、アフリカ、日本…心に秘めた思いとは▽SDGs

 新型コロナの感染拡大によって、世界の子どもたちが苦境に立たされている。3人に1人が学習の機会を喪失。親の失業や減収などを理由に2億7千万人が飢えに苦しんでいる。そんな子どもたちが今、「一番ほしいもの」は何なのか。世界9か国を訪ね歩き、聞いた。見えてきたのは、それぞれが胸の内に抱えてきた不安や葛藤。そして、逆境の中でも希望を失わず、他者を思いやる姿だった。コロナ禍を生きる子どもたち、一人一人の物語。

  うーん。世界でいま起こっていること、日本で起こっていることにもっと正面から向き合わな変えれば。どうしても、コロナはワクチンなどの状況に、いまは話題がいきがち。しかし、世界でいまおこっていることの全体像がきちんと、共有されていないのではないか。数字的なものも含め。子どもたちのことも、きちんと、よく聞いて、みつめて、共有する作業ができていないのではないのか。番組では結構、ショッキングな事実も出てくる。冷静に考えればそうなのだけど。ほんとうに子どもたちの生活はどうなっているのか、若者の現状はどうなっているのか。いったい、どこまで追い詰められているのか……。よく見ていかないと。

2021/07/11

映像の世紀プレミアム オリンピック激動の祭典

 今日も、がんばって、インタビュー②原稿。だんだんと形にはなりつつある。まだ、何か不足しているし、きちんと調べなければならないこともある。それも含めて、明日には、仕上げに向かいたい。明後日には完成させたいなあ。

 今日は投票日だったしね。

 今日は、録画でとっていた、「映像の世紀プレミアム オリンピック激動の祭典」を見た。

 なかなかの番組。写真は永田さんのFBから拝借。

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 延期となった2020年の東京オリンピック。しかしオリンピックはそもそも激動の歴史をたどった祭典であった。
 1900年のパリ大会の映像が見つかった。当時のオリンピックは万国博覧会の一部として開催される競技会に過ぎなかったが、幾度もの危機を乗り越えて「平和の祭典」として発展していく。第一次世界大戦では初めて中止を経験したが、戦後最初の大会を激戦地ベルギーのアントワープで開催。ベルリン大会は「ヒトラーのオリンピック」と呼ばれながらも、朝鮮半島出身の日本代表・孫基禎など様々な民族の選手が活躍。   

 1940年の東京大会は幻に終わり第二次世界大戦を挟んで8年間も中止となりながら、ナチスの空襲を耐え抜いたロンドンで復活。東西冷戦下では、ソビエト軍のアフガン侵攻に抗議した西側諸国がモスクワ大会をボイコット、今度はその報復にロサンゼルス大会を東側がボイコットし、多くの選手が運命を翻弄された。そして21世紀、200以上の国と地域が参加する人類史上最大の祭典となったオリンピックは、商業化や選手のプロフェッショナル化が進みドーピングなど新たな問題に直面している。戦争や国際政治に翻弄されながら歩み続けて来たオリンピックの激動を描く。

 やっぱり圧巻は、1968年のメキシコオリンピックの男子200メートル走の表彰式での、ブラックパワーサリュート。アフリカ系アメリカ人のトミー・スミスとジョン・カーロスは、黒い手袋をはめた拳を天高く掲げた。そして、その行為に連帯したのは、2位のオーストラリア選手、ピーター・ノーマン。胸に人権を求めるオリンピックプロジェクトのバッジをつけて表彰台に上がった。この話は、あまりにも有名。この表彰式のシーンは、子どものころかっこいいと思ってみていたような、それは後日のことか?しかし、スミスとカーロス、そしてノーマンもまた批判にさらされ、その後の人生は厳しいものとなった。そのノーマンは2006年、64歳で死去したとき、お棺はスミスとカーロスが担いだのは感動的。2005年。カリフォルニア大学サンノゼ校のキャンパスに、表彰台のスミスとカーロスの像が建てられた。だが、ノーマンの姿はつくられなかった。空いた場所には、あなた自身が立って欲しいという、ノーマン自身の希望だったというシーンで、この番組は終わる。永田さんがFBで書いていたように、空いた場所にはあなたが身をおいてほしい。そのメッセージは、あの「平和の少女像」の横に置かれた椅子とも重なる。

 しかしまあ、オリンピックの歴史は圧倒的に男性支配の歴史だなあ。

 もちろん、孫基禎の思いにも、考えさせられる。いずれにしろ、いまのオリンピックの現状とはいかにかけはなれたのか。もちろん、オリンピックの理念はすばらしい面がある。しかし、いまオリンピックは理念が動かしているわけでは決してない。

2021/07/09

「表現の不自由展」会場使用認める決定 大阪地裁

 今日も、ひたすらインタビュー②原稿、あと、3、4日はかかるなあ。結構、時間はかかるんだもの。それから、対談原稿。やっぱり今秋から来週は、相当シビアだなあ。ほんとうは、家族に会いに行きたいのになあ。なかなか、難しい。睡眠に工夫したけど、あまり変わらなかった。週末から、来週はもっと工夫しなくては。

 なんとなくいまの気分。

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 いろいろ、厳しい毎日だけど、辛抱強く、努力するしないないなあ。

「表現の不自由展」会場使用認める決定 大阪地裁(朝日新聞)
 大阪市内で16日から予定されている展覧会「表現の不自由展かんさい」の会場側が利用承認を取り消した問題で、大阪地裁(森鍵一裁判長)は9日、会場側の処分を執行停止とし、実行委員会に会場の使用を認めることを決定した。実行委員会が「安全の確保が困難だ」とする会場側の決定を不服として提訴し、処分の執行停止を申し立てていた。施設側は大阪高裁に即時抗告する方針。

 展覧会は国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の出展作品を集め、16~18日に府所有の施設「エル・おおさか」(大阪市中央区)で開催が予定されている。展覧会の告知後、施設に対して抗議の電話やメール、街宣活動が相次いでいた。

 このため施設の指定管理者は6月25日、「利用者や入居団体の職員の安全を確保することは極めて困難だ」として利用承認の取り消しを決めた。府条例で取り消しができる場合を規定した「管理上支障があると認められるとき」に該当すると説明した。

 実行委員会は6月30日に大阪地裁に提訴し、抗議に脅迫などの内容は含まれず、警察に通報しなければならないものもなかったと指摘。「利用者に危険がおよぶ明白な危険があるとは言えない」と主張した。……

 志田さんの、判決への解説がここに。

 ほんとうに、いやま空気を、変えていくためにも大事な判決だと思う。いま、ここは踏ん張りどころだとほんとうに思っている。

 

2021/07/08

道教大釧路校が学生の生活実態調査 経済的不安増したが6割

 今日は、インタビュー①原稿を仕上げて、発信。ただちにインタビュー②に向かう。知恵袋(力袋)から企画の知恵出しもあり、さらに、いろいろ考えないと。

 なかなか、気持ちが安定したいのはなぜだろう。原因もそうだけど、単純に自分で解決する力ななかなか見えないのなら、迷惑をできるだけかけないことも考えないとなあ。もうちょい、しっかりしないといけない。

 

道教大釧路校が学生の生活実態調査 経済的不安増したが6割(NHK)

 釧路市の大学がコロナ禍での学生の生活実態を調査したところ、経済的な不安が去年よりも増しているという学生が全体の6割近くに上ることが分かりました。

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 北海道教育大学釧路校は学生の生活実態を把握するため、先月、全学生およそ800人を対象にアンケートを行い、このうち半数の400人から回答を得ました。
 それによりますと、コロナ禍でアルバイトの日数に変化があったか尋ねたところ、「アルバイトがなくなった」が19%、「日数や時間が減った」が48%、「日数や時間が増えた」は2%などとなりました。
収入の増減については、「収入がなくなった」が12%、「減った」が51%、「増えた」が3%、「変わらない」が22%などで、収入が減った人が6割あまりとなりました。
 現在、経済面で不安に感じたり困ったりしているか聞いたところ、「困っている」が19%、「少し困っている」が37%、「あまり困っていない」が33%、「困っていない」が12%でした。
 その上で、不安や困りごとが去年に比べてどうなったか尋ねたところ、「増えた」が55%、「減った」が9%、「どちらとも言えない」が20%、「あまり変わらない」が16%となり、経済的な不安が去年よりも増しているという学生が全体の6割近くに上りました。
大学は調査結果をふまえ、食料の無償配布などの支援を継続することにしています。

 結構、調査結果は深刻なもの。ほんとうに、どうにもならないほどの状況にある。ニュースの全体を聞いてみると、大学も、地域も涙ぐましい努力(共助)。ほんとに、制度そのものを(公助)を何とかしなければ、どうにもならないなあ。そんなことを強く感じるのだけど。

2021/07/07

改ざん始めた経緯、不明なまま...「赤木ファイル」開示後も、国は真相究明後ろ向き

 今日は、朝から対談①。すでにSNSで登場した人が発信しているので、気になる人は探してください。いろいろよくわかって面白かった。

 帰りの電車のなかでは、眠い目をこすって、インタビュー①原稿に向かう。長時間の移動は結構、体にダメージだな、この歳では。

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 ついでに、Hさんが好きそうな一枚。

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 さて、東京新聞が赤木ファイルの特集。

改ざん始めた経緯、不明なまま...「赤木ファイル」開示後も、国は真相究明後ろ向き(東京新聞)
 財務省近畿財務局(近財)の職員だった赤木俊夫さんが残した「赤木ファイル」の写しが開示され、森友学園を巡る公文書改ざんに政治家の関与がなかったのかが、あらためて焦点に浮上している。ファイルに含まれるメールは財務省本省から近財へ送られたものが中心で、本省内のやりとりはほとんど含まれていない。改ざんに向け、どんな議論があったのかはいまだ不明だ。(森本智之、原田晋也)
【関連記事】麻生氏 森友改ざん「再調査しない」 本紙記者に「わかってるね?」と念押し
開示された「赤木ファイル」の写し
開示された「赤木ファイル」の写し

◆「大それたことを一局長の指示でできるのか」
 「改ざんのような大それたことを一局長の指示でできるのか。大臣や官邸中枢に相談したのではないか」。国会で赤木ファイルを巡って政府を追及してきた立憲民主党の階猛衆院議員はこう指摘する。
 赤木ファイルの写しによると、2017年2月26日、本省から近財に最初の改ざんの指示が出され、本省は安倍晋三首相(当時)の妻昭恵氏や政治関係者らの記述を削除するよう求めた。それに先立つ同17日、森友学園への国有地売却について安倍氏は国会で「私や妻が関係していれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁。22日には、菅義偉官房長官(同)が官邸で佐川宣寿理財局長(同)ら財務省側から説明を受けていた。
◆財務相OB「普通は部下が必死で止める」
 野党は官邸協議の4日後に、改ざんの指示が出た点に着目。官邸で改ざんの相談をしたのではないかと不審がるが、国は「国有地売却の全体像を把握するため、財務省から説明を受けただけ」と否定する。
 財務省によると、改ざんの情報は理財局内にとどまり、麻生太郎財務相や次官すら知らなかったとされる。だが、財務省OBは「与党と緊密な財務省が本当に何も相談しなかったのか。局長判断だけでこんな大それたことをやろうとしたら、普通は部下が必死で止める」と疑問視する。
◆交渉記録「いくら探しても見つからない」
 最初の改ざん指示で削除を求められた中には14年4月、昭恵氏が「いい土地ですから、前に進めてください」と発言したとの記載があった。森友学園の籠池泰典理事長(当時)は近財との打ち合わせで昭恵氏のこの発言を示した上で、籠池夫妻と昭恵氏の「スリーショット」の写真を差し出していた。この打ち合わせの後、近財の態度が軟化、学園側への国有地の特例貸し付けの話が進み始める。
 写真の提示が交渉の転換点になったとみて、野党側は籠池氏と理財局の交渉記録を出すよう繰り返し求めている。だがファイルが国会に提出された今年6月24日の衆院財務金融委員会の非公開の理事懇談会でも、理財局は「作っているはずだが、いくら探しても見つからない」と従来の説明に終始したという。
◆裁判に絡み「二枚舌」
 財務省はこの1年、赤木ファイルの存否すら示さず、真相究明に後ろ向きな対応を続けている。野党側は昨年4月、衆院規則などに基づく「予備的調査」でファイルの提出を求めたが、国は赤木さんの妻雅子さんと係争中の裁判に影響する可能性があるとし、回答を拒否した。衆院調査局の昨年11月の国会答弁によると、これまで報告書を出した47件の予備的調査のうち、裁判を理由に回答を拒んだのはこの1件のみだ。
 一方、その裁判では国は「ファイルは裁判の争いに関係せず回答する必要はない」と答弁してきた。階氏は「裁判に影響があるのかないのか。都合の良い二枚舌だ」と国を批判する。
 野党は麻生財務相らが出席した委員会開催を求め、階氏は「佐川氏にも来てもらう必要がある」と述べる。佐川氏は18年に国会に証人喚問されたが「刑事訴追の恐れがある」と答弁を避け、真相を語らなかった。その後、不起訴となり、階氏は「もう拒否する理由はない」と指摘する。
 ◇ ◇
◆「赤木ファイル」で分かったことは
 518ページに及ぶ赤木ファイルの写しからは、財務省本省が近財へ立て続けに改ざんを指示していたことや、近財の元職員赤木さんが不正に抗議していた様子が明確に分かる。写しによると、2017年2月26日、本省係長が「重要」の標題のメールで財務局に改ざんを指示。安倍氏の妻昭恵氏や政治家に関する記載などに印を付け、その部分の削除を迫った。
 財務省は同3月20日、佐川氏から「直接指示がありました」とするメールを近財に送信。だが18年6月に公表された財務省の調査報告書では、佐川氏の関与は「念押し」などとぼかされていた。
 文書改ざんに赤木さんが直接本省へ抗議したメールもあった。さらに「今回の対応は本省理財局が全責任を負う」などと説明されたことに赤木さんは納得せず、改ざん日時などをまとめた「備忘記録」に「記録しておく」と記した。

 ちゃんと突っ込んでほしいのは、この時期では省かれている、22日に官邸に関係者があつめられて、官房長官(現首相)が説明を受けているということだ。そして、それをうけて、24日に、国会質疑と官房長官の記者会見があり、それにもとづいて、26日からの改ざんがおこなわれているということだ。それぐらい官邸主導で、大掛かりに隠ぺいはすすめられている。それで、何を隠したのか! そこに、安倍・菅政治と言うものの闇の深さが垣間見えるのだ。

2021/07/06

充実のインタビューと「“ダンシング・クイーン”が起こした奇跡 〜ABBAと王妃の知られざる物語〜」

 昨日はつらい夢だった。それはなかなか言葉にできないつらさ。うーん、人生のなかなか難しいんだよなあ。

 今日は、朝からまずはインタビュー②の準備。それから会議。そして、インタビュー②の本番。なかなか面白かった。これはいいものができる予感がある。ほんとに面白いんだけどなあ。

 そして、夕方から、西に向かって一泊。静かに一泊です。

 夜、ホテルで見逃していた番組を見る。

「“ダンシング・クイーン”が起こした奇跡 〜ABBAと王妃の知られざる物語〜」

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 あなたはご存じ?ABBA“ダンシング・クイーン”がスウェーデン国王の結婚前夜祭で歌われたことを!異国出身の民間人として逆境の中にいたシルビア王妃。曲から受け取ったメッセージとは?さらに名曲誕生の裏にあったABBAの知られざる挑戦にも迫る!書き換えられた歌詞!レコーディングに参加したギタリスト、衣装担当者が語る秘話。そして曲は国境を越え、孤立していた人々を励ます。世界を動かした音楽の力!

 たぶん、数年前にこの番組は見ていた。前半のシルビア王妃はよく覚えている。中盤の歌詞の話は、たぶん、日常の思いこそ大切というのは、いまだからこそわかるのかも。後半の話は大きな発見なのかもしれない。それは中盤の論理があるからこそでもあるのだろうなあ。ジェンダー平等だね。

 まもなく五輪が開かれるのだろうなあ。だけど、シドニーのように普遍的な価値観を、このオリンピックは示せるのだろうか? ボクたちは必死で、この普遍を追い求めるのだけどね。NHKはやるなあ、こういう番組は。

 

2021/07/05

都議選結果 そして「ライオンのおやつ」

 今日は、明日と明後日の取材(インタビュー②、対談①)の段取りをいろいろ。そしてインタビュー①原稿をすすめる。だいたい方向は決まった感。ただ、取材が入ってくるから、いろいろ忙しい。次次号以降の手打ちを、しないとやばいなあ。そのために勉強しないといけないのだけど、これがなかなかうまくすすまないのだ。ちょっと腹据えて仕事しないといけないといつも思うのだけど。

 さて、都議選の結果が出た。

 結果は、

 ○東京の有権者は自公を勝たせることはしなかったというのがいちばん大きな特徴だと思う。やはり、コロナ対応と、五輪対応が大きい。ワクチンのドタバタが大きいか。

 ○都ファをどうみるのか。後退はしたが、思いのほか残っているというのもある。最後は、無観客開催を小池と仕掛けて掲げて、一定の反響を呼んだ感じ。こうした、自公の受け皿勢力の動向は国政ではどうなるのだろうか?

 ○共産と立民は前進した。ただ、立民の伸びは思ったより小さいのかもしれない。その要因はいろいろあるだろうし、しっかり議論してほしいけど、野党共闘による勝利は顕著だけど、ほんとうに政権を野党共闘に託するというところまでいっていないのは冷厳な到達だと思う。共産はいっぱいいっぱいがんばって、躍進した勢力を維持。選挙区によっては、前進したところも多いが、大きな流れとまではいっていない。それらが総選挙に向かっての課せられた課題かなあ。

 総じて、投票率の低さが、有権者の現在を表している。あきらめなのか、悩みなのか、いずれにしろ、それを突破していくには、思いの共有も必要だし、それだけではなく、やはり学ぶことによる認識の深まりも必要なのだと、ボクは思う。自分の仕事の意味はきっとここにある。

立憲、共産との共闘「如実に成果出た」 安住国対委員長(朝日新聞)
 4日に投開票された東京都議会議員選挙(定数127)の結果を受けて、立憲民主党の安住淳国会対策委員長は5日、国会内で記者団の取材に応じ、共産党との候補者調整について「如実に成果が出た」と振り返った。今秋までに開かれる衆院総選挙についても「野党が一つになって固まれば、政権交代も現実味を増した」と述べた。

 今回の都議選では、一部の選挙区で立憲と共産は候補者を調整し、共闘態勢で臨んだ。安住氏は「政権交代選挙になれば、基本政策をこれから早急に整理をしないといけない」としつつ、「(候補者調整した)中野区や武蔵野市は突き抜けてトップになっている。一本化したところではトップ当選をするという構図が見えた」と評価した。

 さあ、総選挙に向かってがんばりましょうね、と決意新たです。

 昨日もライオンのおやつを見る。

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 おとぎ話のような物語。現実には医療費や生活費などの現実があるわけだけど、そういう話ではない。だけど、瀬戸内の島のホスピスで残された日々を送るという命と向き合う重いテーマの物語。それがこれだけこころに染みるのは、それだけ、いまの人が、効率や自己責任の社会のなかで疲れているからだろうな。ありのままを受け入れてくれる世界への切望もあるのだろうなあ。命の重みと、ありのままの自分。うーん。

2021/07/04

「靉光(あいみつ)の眼」 地元は選挙です

 今日から地元の選挙がはじまった。深川さんはじめ、3人にはがんばってほしい。選挙はやっぱりコロナ対策とオリンピック、そして、そうしたもとで暮らしや教育をどうするのか、ということだ。深川さんは2期目のいわゆる難しい選挙への挑戦。がんばれー。

 出発式で、懐かしい顔も、久しぶりの顔も。Nさん、Sさん……。

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 しかし、ボクは、ひたすらインタビュー①原稿に向き合う。きびしいなあ。

 日曜美術館で「靉光(あいみつ)の眼」をやっていた。
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 敗戦の翌年の昭和21年、靉光(あいみつ)という名の画家が、上海の兵站(たん)病院でひっそりと亡くなった。日中戦争から太平洋戦争へと続く戦争の時代、多くの画家が戦争画を手掛ける中で、靉光は超現実主義的で幻想的な絵を描き続けた。その代表作が『眼のある風景』である。番組では、多くの謎を秘めた靉光の絵を、近年の科学調査や技法再現もまじえて紹介するとともに、最後は悲劇に終わったその人生を描く。

 靉光の絵は、板橋とか、二重橋で何度か見えいる。引き込まれる作家でもある。しっかり、解説を聞いたことはなかったので、いろいろ新しい発見はある。幻想的な絵は、さまざまな解釈は成り立つ。だけど、表現へのさまざまな模索や葛藤をくり返していたことがよくわかったし、それだけに、戦時中の、自由の抑圧のものでの、葛藤は想像できる。その自画像について、いろいろ考えたし、そもそも、表現の自由への抑圧は、決してあってはならないということは、痛感させられたりもした。

2021/07/03

安倍前首相「反日的な人が五輪開催に強く反対」 月刊誌の対談に

 今日は、野望用の一日。家族責任というか、親の責任と言うか……。ほぼほぼ肉体労働だったので、疲れた。湿度が高かったので、汗びっしょり。

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 その合間に、インタビュー②の資料読みをすすめる。

 このニュースには驚いた。

安倍前首相「反日的な人が五輪開催に強く反対」 月刊誌の対談に(毎日新聞)
 安倍晋三前首相は発売中の月刊誌「Hanada」で、東京オリンピック・パラリンピックについて、「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」と批判した。具体的には共産党や5月の社説で中止を求めた朝日新聞を挙げた。

 安倍氏は五輪の意義について、「(日本人選手のメダル獲得などの)感動を共有することは日本人同士の絆を確かめ合うことになる」「自由と民主主義を奉じる日本がオリンピックを成功させることは歴史的な意味があり、日本にはその責任がある」と強調。五輪開催を批判する野党については「彼らは、日本でオリンピックが成功することに不快感を持っているのではないか」とも述べた。……

 文字通りの極右の本性が露骨に出ている。驚くべき論理。後半の枝野論も、まったく自分のことを棚にあげ、自己愛の強さは、安倍さんのほうがさらに強いとしか思えないものなあ。ちょっと笑わせてくれる。ほんとうに、こういう人たちが政権にいることそのもののおかしさを、幅広く共有したいところなんだけれども。

 

2021/07/02

『中国戦線、ある日本人兵士の日記──1937年8月~1939年8月 侵略と加害の日常』

 はい、今日もインタビュー①原稿に向かう。途中、インタビュー②の資料読みも少しした。

 雨の日は嫌だなあ。その雨の中を夜にはビラ撒き。日常的にギリギリでの編集業務は、選挙になっても、変わるわけではない。そこに選挙活動は正直かなりつらい。でもまあ、がんばらないとなあ。選挙は嫌いじゃないし、ほんとうはどっぷり選挙ができればいいのに。いまは、ビラ折りがものすごく負担。時間に追われている毎日だからねえ。でも、がんばるぞい!

 さて、『中国戦線、ある日本人兵士の日記──1937年8月~1939年8月 侵略と加害の日常』を読んだ。

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 中国戦線に参戦した、とある上等兵の日記だ。日記は、1937(昭和12)年から二年間、「北支事変」、南京占領、徐州作戦、武漢占領……と、戦場の様子を書いたメモを、さまざまな資料や写真とともに、帰還後まとめたもので、それを復刻。笠原十九司さんが当時の日中両政府、軍や司令官の動向などに照らし学術的に検証する解説を、吉田裕さんが用語などの解説を添え刊行した。驚かされるのは、淡々と、現地での略奪や、中国人を虐殺する日常が書かれていること。毒ガス戦の訓練などについても書かれている。この日記の持つ意味は、すごく考えたいと思った。

2021/07/01

土地規制法、「即時廃止を」 沖縄・名護市議会が意見書

 今日は、ワクチン接種1回目。結構、時間がかかるのかなあと思っていたら、25分とかからなかった。以外。特段なんともなかったけど、夜になって、少し腕が痛くなってきた程度かなあ。はい。

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 今日の仕事は、とにかくインタビュー①のとりかかり、インタビュー②と対談①の準備。今後数カ月の仕事を整理してみる。うーん、なかなかたいへんだなあ。

土地規制法、「即時廃止を」 沖縄・名護市議会が意見書(朝日新聞)
 安全保障上の重要な施設周辺の土地利用を国が規制する「土地規制法」について、沖縄県名護市議会は6月30日、「個人の尊厳を脅かす危険性を有する」として即時廃止を求める意見書を賛成多数で可決した。菅義偉首相ら宛て。

 名護市は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先として埋め立て工事が行われている米軍キャンプ・シュワブや、辺野古弾薬庫など市面積の約10%を米軍基地が占める。

 意見書では、米軍・自衛隊などの重要施設が集中する沖縄では県全域が規制対象になることや、対象区域があいまいなため恣意(しい)的な解釈で運用される可能性を指摘。また、法律の必要性や正当性を根拠づける立法事実についても「存在に疑問がある」と強調した。

 このほか、市長宛ての決議も賛成多数で可決し、国から同法に基づく情報提供の要請があった場合は拒否することなどを要望した。

 名護市機会の懸念はまっとなもの、法律の建付けから言って、規制ではなく、監視が軸。土地活用についてはきわめて実効性がうすいとも言える。そもそもなぜこの法律をつくるのか、その理由があまりにも明確でない。実際の運用されるのは先だけに、成立したと言っても、問題性をしっかり広めていくことが重要になっていると思うのだけど。ちゃんと、企画化しきれていないしなあ。

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