「“孤独死”を越えて」 と 、「アンダークラス化する若者たち」出版報告シンポジウム「生活保障をどう立て直すか」
昨日の夜、ETV特集を見た。「“孤独死”を越えて」。
孤独死は身寄りのない老人だけの世界ではない。子供の独立を機に互いの自由を求めた熟年離婚の末の孤独死。定年まで勤め上げた女性一人の悠々自適の生活を襲った突然の死。小島美羽さんは特殊清掃と遺品整理を続けて7年。さまざまな現場に出会い、詳細をミニチュアに制作し訴えてきた。孤独死は不幸ではない。故人と遺族に残る意外な心のつながり。小島さんの視点を通し、多様化する現代の孤独死に、生きることの本質を見つめる
家族の変容という角度。ボクの番組を見る前に、いまの時代は孤独死は不通と言うことではないのかと思った。人間が孤化すれば、孤独死は当たり前になる。ボクも相方といっしょに住んでいないのだから、いつでも孤独死はありうる。
番組は、そういうボクの考えと同じようにすすんでいく。むしろ、番組では、突っ込み切れていないとは思うけど、そういう中で、社会の方が、その変容に追い付いていないこと、新しい社会のありようを見つけ出せていないこと、そして、問題を困難にしているような事情、経済格差や、働き方の問題、非正規や不安定就労の問題などがあるのだと思う。うーん、とっても難しいけど、よく考えなければいけないテーマ。でも、踏み込みかたは、まだ深まっていないのだろうなあ。
今日は、朝から、大型座談会①をとにかく、仕上げる。そして発信。あと、たまった原稿5本の提稿作業。結局、今日もPCの前に一日だな。悲しい……。疲れた。
お昼に、「アンダークラス化する若者たち」出版報告シンポジウムの三回目を聞く。もちろん、仕事をしながらなんだけど。先の時代の変容の中で、問題を難しくしていることの一つが、このアンダークラス化の問題だと思う。三回目のテーマは「生活保障をどう立て直すか」。どうするのか、ほんとうに若者に届いているのかがテーマ。たしかに、洋作さんとの実践は胸に迫る。そうだそうだと思う。だけど、それがほんとうに必要な若者にとどいているのあ。そう考えたときに、豊中のとりくみは、すごいと思う。行政から説明されると、解説になる(笑)。どこが違うのかがなかなかわからないなあ。そういうことを考えながら、自分は、前回からも、一歩も前にすすめていないし、だめだなあと思ってしまう。なかなか、このテーマにも接近できない。今日の話も、やっぱりついていけないほど、自分は遅れている感。むしろ、進まない現実に、簡単に絶望してしまう。それも違うんだよなあ。もっと、ひろく理解したい。
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