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2021/06/13

「生きていればきっと笑える時が来る〜牧師・奥田知志」 「深刻化する 権力のメディア介入~NHK番組改変事件から20年~」 北海道教科研の研究会で、大口さんの講演「問われる者としてこれまでを振り返る~子ども・学校・地域を串刺しにして~」 そして 「相手の同意得られない…」苦悩する妊婦、中絶の実態は

 昨日のETVは「生きていればきっと笑える時が来る〜牧師・奥田知志」。

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奥田さんが代表を務めるNPO抱樸の支援で、33年間に3600人以上が路上生活から自立してきた。西原宣幸さんもそのひとり。「出会ってなかったら生きてない」。また、抱樸の職員・花岡真琴さんは、西原さんが生き生きと変わっていく姿を見て自分も励まされたと語る。さらに抱樸は、居場所がない若者など、「ひとりにしない」支援を掲げる。コロナ禍で厳しくなる現状と、人と人とのつながりを取り戻そうとする姿を追った。

 私心なくと言えばそれまでだけど、ホームレス支援の施設の建設を地域から反対されて、十何回も説得、説明して、当事者の発言に、厳しい言葉が浴びせられ、それに怒り、傷つきがながら、涙して酔っぱらう。その人間らしさが、何とも。ほんとうに人を信頼している。人間がおもしろいという。なかなか真似ができないなあ。自分ではとても無理って、その資質も、資格もなさそうだと痛感させられる。少しでも、学びたいとは思うが。生活困窮支援の人たちから何を学ぶのか。とても大きなテーマでもある。

 で、今日は掃除スタートで、それから来月インタビュー①の資料読み。その先について資料をそろえる。なかなか難しいなあ。

 午後から、まず、「深刻化する 権力のメディア介入~NHK番組改変事件から20年~」そうか、もう20年だな。パネラーは永田浩三さん、長井暁さん、池田恵理子さんと、まあこの事件を語るにはこの人たちしかない3人がたぶんはじめて一堂に会して語る。事件の経過そのものは、ボクも追ってきたことだけど、あらためて、考えさせられたのは、この事件で注目された、政治の介入にしろ、忖度にしろ、そのやり方、政治家にしろ、NHKの幹部にしろ、その思考と行動のありよう、それが今起こっているいろいろな事件とつながる、それが主流といえるようになるわけだけど、その思考や行動のありようの根底に何があるのか。そのことをよく考えなければいけないなあと思った。だまだま、気がついていない、よく理解していない問題がありそうな気がしたのだけど。

 時間内に終わらずに、四時から北海道教科研の研究会で、大口久克 さんの講演を聞く。「問われる者としてこれまでを振り返る~子ども・学校・地域を串刺しにして~」。もうずっとずっとずいぶん前に、全教の研究会などで、何度かごいっしょして、ずっと気になる方だった。いよいよ退職して、その実践をふり返ったのだよなあ。やー、ほんとうにあっという間の時間だった。中学教師として、子どもの荒れに直面しての葛藤、そのなかでの子ども論の進化、授業論の深まりや子どもの発達への視点。そこが深まる中で、学校づくりや地域への関心も広がっているのがすごいなあ。大口校長の学校は見てみたかったなあ。

 大口先生を育てたのは、教員文化の伝統のようなものでもあったとは思う。では、いまのマニュアル化した事態をどう考えるのか。若手教員に伝えられていない、困難な面もあろう。 一方で、若者の現実の文化にあわないこともあるのだろうし、新しい発展の必要性もあるのかもしれな。気づいていないことが多いのだと思うのだけけど、どう発展させるのかを考えたときに、教育実践のなかには未来の先取りがある。大口さんの学んできたことのなかに、ヒントがあるのかも。弱さとかなつかしさということを強調されていたけど、そこにもヒントがあるのかもしれないなあ。

 この記事には心が痛む。

「相手の同意得られない…」苦悩する妊婦、中絶の実態は(朝日新聞)
 自分が産んだ赤ちゃんを遺棄したとして、名古屋地裁岡崎支部が愛知県西尾市の元看護学生(21)に有罪判決を言い渡した。元看護学生は裁判で、相手男性から中絶の同意書にサインが得られず、手術できなかったと証言した。しかし、今回は中絶に同意が必要だったのか? 背景を探った。

 昨年6月2日、市職員が公園の植え込みに置かれていたポリ袋を見つけた。中にはへその緒がついた男児の遺体が入っていた。

 4日後、元看護学生が逮捕された。

 公園のトイレで男児を出産後、適切な保護をせずに死なせ、遺棄したとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪で起訴され、今年5月に懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡された。……

 産む性が、産むことについて、決める権利をもたない! 健康で生きるための情報や、資源に十分アクセスできない。リプロダクティブ・ヘルス&ライツという、世界ではもう、何十年も前からあたりまえの権利が日本ではない。そのことが悲しい。しかも、この同意規定があるのは世界で12カ国。イスラム以外では、台湾と日本だけ。台湾は日本の植民地時代の名残り。同じ、韓国は堕胎罪が廃止されてなくなった。うーん。

 

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