三郷市議選 「コロナ禍の労働市場と労働運動――非正規・貧困・ジェンダー平等の視点から」 「表現の不自由」展 東京シューレ
昨日まで、工場籠城。今月は担当も多く、手間がかかる仕事でもあったので、くたくた。自分では、まだ大丈夫と思っているのだけど、ぜんぜん、集中力も何もかも続かずに、抜けていることばかりという状態だった、昨日。今日は早朝仕事スタートで、さらにヘロヘロ。戻ってきて、少しだけ、寝た。
それから、掃除、洗濯などをすすめて、あとは、次号、次次号のためのメールを出したり、資料をつくったり。なかなかすすまないなあ。まあ、楽して、すすむと思ったらダメだよねえ。苦労しなくっちゃいけないなあ。
さて、午後には、目前にせまった市議選の演説会。
深川ともかさん。今度の市議選では、2期目の挑戦する。演説を聞くのは久しぶりだけど、自分の言葉で、人の心を動かす話をしていた。弱い立場の人とともに歩み、よりそう深川さん、ここにありです。がんばれ_。
午後からは、福祉国家構想研。「いま、社会変革に何が必要か―コロナ禍を乗り越える変革構想――」の第一回目、「コロナ禍の労働市場と労働運動――非正規・貧困・ジェンダー平等の視点から」。まずは、久しぶりの後藤道夫さん。雇用収縮の特徴として、規模が大きいこと、解雇や雇止めはいまある数字ではリーマン期よりもやや少ない、休業、時間減が大規模、雇用収縮の影響が非正規/女性に集中、影響の大きい産業、職業がある。後藤さんの話を聞きながら、労働運動が、資本とのあいだで交渉能力を失って、いままで世帯を支える軸とされていた男性労働者の賃金も減っていること、一方で、女性や高齢者、学生課が労働力化し、そこからほんとうに底が抜けたような酷いことになっている。ほんとうに、そこをどう変えていくのか?うーん。
続いて蓑輪さん。「コロナ禍の女性労働 ケア労働の視点から」。ケア労働が、エッセンシャルワーカーの問題、ケア労働の問題が注目をあびるが、放置され、相談が急増していたことから話がはじまる。ケア労働には、フォーマル、インフォーマルの労働がある。いったう何が起きているのか。あまり明らかになっていない、ボクもしらなかったような実態も紹介があっていろいろ考えさせられる。とりわけ、インフォーマルなケアの問題には光が当たっていない問題はとっても大事だと思った。社会的な制度が、実際の生活実態にあっていない問題が、ものすごく明らかになったわけなのだけれども、「自助」の政治だし……。ほんとうにどう変えるのか。いろいろ、胸がつまり思いをする。
週刊の配達の途中。ずいぶん久しぶりのママ友に遭遇。少し話した。
ここのところいろいろな問題があった。
まずは、「表現の不自由展」の延期問題。東京はふたたび、大阪でも……。昨日はオープニングイベントを聞いた。少女像の作者が語る。芸術表現の自由をめぐる問題ということがあるが、攻撃側は、やはり、「慰安婦」問題がいちばん大きなものとして攻撃をかけてくる。そもそも、少女像の作者の思いは、日本の責任だけではなく、戦後の韓国社会の責任を問いかけているのは有名な話。しかし、そういうことも理解せず、ただ、「慰安婦」をなかったものにしようという攻撃。ほんとうに根深い歴史修正主義の動きが悲しい。ネットの書き込みなども見ると、ほんとうにつらくなる。絶望せずに、あきらめないために、もっと、いろいろ考えなければいけないことあるだろうなあ。戦後に、日本の思想的営み欠落しているものなども、よく考えたいものなような気がしている。
もう一つは、東京シューレの性暴力事件。加害者が、専門性も倫理も教育されていないのに、施設の責任者を任されていたことが問題だという議論もある。たしかに、それはそうだとは思う。だけど、免許をもった教員だって、わいせつ教員が生まれている。もちろん、教員への教育制度にも欠陥はあるのだろうけど……。フリースクールとか、居場所などの専門性の問題は、とても難しく、試行錯誤されていた。加害者は、体験者であることが重視されたのだろうけど、そういうことは、いたやっているテレビドラマの「ひきこもり先生」だってそうだろうし。ほんとうに、つっこんだ議論は必要だとは思うけど、やっぱり、この社会にある根深い、力で支配してもいいんだという意識?無意識?というものが、ほんとうに後半にあることの問題に真正面から向き合わないとだめなんだろうなと思った。それは自分だってそうだろう。
いろいろ考えさせられることが毎日ある。
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