全国学テ「結果」に追われる学校 「目的逸脱」事前準備が常態化
やっと、来月のインタビュー①の内容の詰めをおこなって、日程も確定させることはできた。ほっと一安心。あとは、メールのやり取りをいくつか。さてさて、何とか夏に向けた企画化をすすめるぞと思って、いろいろ資料を読み始まる。おおしろいなあ。
ここんところ変な夢に悩まされている。昨日は、前半は、ゾンビが出てくる怖い夢。ほんとに怖かった。後半は、いまの相方さんと同棲していて、相方さんの親に見つかって、ボクはちょっと情けない役どころの夢。すでになくなっている、じいさまが出てきて驚いた。やっぱり、疲れた朝。
この間で言えば、大学で、授業に出られていない夢を、40年たっても見ているし。ほかにもあったなあ。なかなか、いい朝を迎えられないのは大きな悩み(苦笑)。
さて、今日は、全国学テの日。どうだったんだろうねえ。
全国学テ「結果」に追われる学校 「目的逸脱」事前準備が常態化(西日本新聞)
小学6年と中学3年を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が27日に行われる。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年は中止されたため、2年ぶりの実施。導入から丸14年が経過し、テスト結果をより重視する学校もみられる。過去問を解くなど事前準備が常態化し、本来の調査目的から逸脱している状況も。研究者は「学力の一部しか測れないにもかかわらず、現場だけが結果責任を問われ、追い詰められている」と訴える。「事前練習は当たり前。目標点を掲げて達成を要求する校長もいる」
福岡県内の公立小に勤める30代の女性教員はため息をつく。勤務校では歴代の小6の得点から「弱点」を分析し、市販の教材で何度も事前練習する。前任校では過去問が使われていた。
学校側が意識するのは、県教育委員会が各公立小中に作成を求める「学力向上プラン」。2017年度から全国学力テストの目標点を示した上で、課題の分析や授業の改善を促す。計画的な改善につなげるのが目的だが、女性教員は「とにかく結果を優先せざるを得ない状況になっている」。
佐賀県内の公立小中では毎年、全教員参加の校内研修で自校の得点を分析し改善点を話し合う。50代の男性教員が勤める公立小では週3日、1時限前の20分間をドリルやプリント学習に充てる。男性教員は「子どもの朝の様子を観察し、ケアする時間も大切なのに」と釈然としない。
学校現場が対策に追われる現状を踏まえ、全国学力テストの在り方に疑問を呈する研究者は少なくない。国の専門家委員会委員で、福岡教育大の川口俊明准教授は「そもそも目的と手法にずれがある」と強調する。
国は(1)学校現場の指導改善(2)国の政策に反映-という二つの目的を掲げる。川口准教授は「指導のためなら、学校で行う普段のテストで十分。政策に生かすためなら、子どもの実態を正しく把握する必要がある。事前準備などの対策を取る学校がある中で、全員対象の現行調査は結果が偏る可能性が高い」と説明する。……
なぜ、学力テストはとまらないのか。とっても悩ましい問題。保守政治家は、競争で追い込みたいというのがあるんだろう。その政治家の顔色を文科省はうかがいながら、違う思惑もあるのだろうなあ。学力テストと同時に、いろいろ調査しているから、やはり、方法まで提示するようになった学習指導要領をすすめる体制でありたいんだろうなあ。そういう意味で、二重、三重に苦しめるものでありつづける。調査をするとしても悉皆は意味はない、だから抽出にというのは、一つの政策的対応だけど、教育本来のあり方、評価のあり方から言えば、全国学テなど、愚の骨頂だよなあ。そんなことは、コロナ禍で、全国いたるところで、明らかになっているはずなのになあ。
もっと、議論されてもいいのに。くり返し、言っていかなければいけないんだよなあ。
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