『私たちはふつうに老いることができない 高齢化する障害者家族』
今日は次の次の号の原稿のためのやりとりなどなど。ほんとに、計画的に仕事をしたい。だけど、知識の幅も、深さもついていかないし、思うようにはいかないのが現実。それでも、できることをやっていくしかないのだろうけれども。
『私たちはふつうに老いることができない 高齢化する障害者家族』を読む。
ヤングケアラーが話題になっているけれども、やはりその根底には、家族介護依存の状況がある。そのなかで、障害児者の家族を追ったのが、この本。生まれたときから、家族、とりわけ母親がどんなことに直面するのか、そのなかで、どのような思いをもちながら、子育てをはじめ、続けるのか。そこにある複雑な思いを、ご自身の経験もふまえて、ていねいに明らかにしている。親も年をとりるなかで、介護ではどんな問題に直面するのか……。そのなかでは、あまりにも不十分な、日本の障害者福祉、社会福祉の現実がうきぼりになる。ほんとうに多くの人の努力の積み重ねで、つくりあげてきた日本の社会福祉だけど、むしろいま、それが掘り崩されようとしている……。
親の痛み、葛藤、そこに寄り添った、大事な一冊だった。
チキさんのラジオで、ウィシュマさんの家族が名古屋入管や法務省に面会に行った時の、対応について、同行した安田菜津紀さんたちが報告していた。徹底した隠ぺいは、如実に、差別的なものだった。やっぱり、真相の解明は不可欠だし、この法制度に温存されている、前近代的な、人権軽視を抜本的に改善する必要があると痛感した。
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