「この国で生きてゆく〜大阪 外国ルーツの子どもたち〜」 と 全進研冬のセミナー
日曜日はまず、掃除。出張校正前の忙しい時期だから、いつもより簡略化しているけど、それでも、それなりしっかりと掃除。なかなか、気分は変わりません。
今日は、ゲラ読み。そして、著者校正の処理など、ゲラと格闘の日。途中、本の相談もあり。ほんとうは、来月インタビュー①の内容の詰めをそろそろやらなくてはいけないのだけれども、なかなかそこにすすまない。次の企画は思うようにはすすまない。余裕をもった仕事なんて、妄想だなあ。
何か、仕事も、生活も、お金も、ギリギリで余裕がない、そういう生活を続けてきたけど、そういう不安定な生活に、ちょっと疲れを感じたりする。よく考えると、子どもも、孫も、そんな生活だろう。若いときは、先に向かって走れるだろうけど、どこかで、ふと、疲れて、心が折れないのか、ちょっと心配だったりもするなあ。ほんとうに、氷の上を歩くような人生を送らなければいけないような時代だねえ。可愛そうで、申し訳ない気分。
あと、いろいろな集会で、よく高齢者が眠っているのをこれまで見てきて、どうなんだろうと思ってきたけど、あれは、なかなか夜上手く眠れなくなって、集会などで、眠たくなるのだということが最近よくわかるようになった。歳をとるというのはたいへんなことだなあ。
昨日のETV特集は「この国で生きてゆく〜大阪 外国ルーツの子どもたち〜」。
Minamiこども教室。大阪の繁華街の一角で、外国ルーツの子どもたちの学習支援をしている。きっかけは9年前の孤立した外国人母子の無理心中事件。二度と痛ましいことが起きぬよう、子どもの夜間の居場所と親からの相談の拠点になってきた。しかし終わりの見えないコロナ禍。活動は制限され、親たちの失業も少なくない。その中で高校受験をめざす中学3年生、そして仕事に就いたが再び学ぼうとする17歳女子の日々を追った。
ここの話は、聞いたことがある。原さんの報告だったかな。本『大阪ミナミの子どもたち: 歓楽街で暮らす親と子を支える夜間教室の日々』も読んだよなあ。
昨日の番組では、金光敏先生と、何人かの子どもたち交流、その支援の内容について追っていた。何度か書いたけど、大阪のこの地域は、子どもたちの3割とか4割が外国ルーツ。しかも、かつてのように朝鮮・韓国にはかぎらない。むしろフィリピンとか東南アジアが多い。飲食業が多いため、コロナが直撃している。そういうなかでも学習支援のいまの姿だ。ほんとうに、子どもに寄り添うその姿は心を撃つ。そのなかで、悩みながら、前を向いて生きる子どもたちの姿が胸にせまる。そして、その子たちに、高校入試というのは、大きなハードルであり、岐路でもあるのだ。その現実を前に寄り添うのだ。
今日は全進研の冬のセミナー。
「コロナ感染拡大」の春、高校入試の「異変」について、
「中高接続」の今後に向けて、学び合い、話し合いませんか。
報告は、角谷信一さん(前千葉県立高校教諭/元千葉高教組副委員長)、加藤裕子さん(都内公立中学校教諭/今春中3担任)、新井達也さん(私立自由の森学園高校:前校長)。
公立高校の定員割れが、報告されている。ところが、2次募集、3次募集でも、定員いっぱいとっているわけではない。昨日のテレビで見た、そういう困難のなかにいる彼ら彼女らにとって、高校入試は、たいへんなことでもあるのに、高校入試が変わっていくスピードはおそい。子どもたちにとって、どうあるべきかという議論はなかなかすすまないと、痛感させられる。このテーマは長いことやってきたのに、なかなか、議論がすすまない。子どもたちにとって、中学、高校、そして入試はどうあるべきか。そんな、根本からちゃんと議論しないとなあと、あらためて痛感させられる。
夕方、買い物を兼ねて、少し、散歩。久しぶりのお天気だったしね。
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