「#教師のバトン」惨状訴える声あふれる
さて、次号に向けて果敢に攻めています。会議もあり、さらにその先を展望します。この作業がなかなかしんどい。今日はまた、実務もある。月末は、たまった実務をする時期でもある。そして、韓国の性売買防止法の制定と、その後の女性たちの運動に関する論文を読んだ。この法律は、もう17年前の廬武鉉時代のものでもあるわけだけど、韓国の議論やとりくみは、ほんとうにおもしろいと思った次第。かつての売春街・清涼里も、いまやその跡も存在しないそうだ。
#教師のバトンは、この1カ月ほど、メディアを賑わしているけれど、今日の朝日にこの間の書き込みをまとめる形の記事がのった。
(ニュースQ3)「#教師のバトン」惨状訴える声あふれる(朝日新聞)
教師の仕事の魅力を広め、減少が続く志望者を増やそうと、3月末に文部科学省が始めた「#教師のバトン」プロジェクト。ねらいとは裏腹に、ツイッターには長時間労働などの「惨状」を訴える叫びがあふれている。なぜなのか。■待遇改善求める
〈びっくりしたんです! 19年間続けた小学校教員を辞めたら、7時半に我が子達(たち)と夕飯が食べられたんです とんかつ揚げても7時半にいただきますができたんです 教員辞めたら、息子と娘がめちゃくちゃ嬉(うれ)しそうなんです つまり、そういう仕事です〉
こうツイートした東京都内の40代の女性。この春、退職した。帰宅が午後9時を過ぎる日も多く、我が子たちの学校行事にも行けない。「子どもに直接かかわること以外の仕事が、あまりに多かった」と振り返る。
例えば、教材などを買う際は、各種書類を作り、児童から集めた小銭を集計し、お札にかえて銀行に入金に行く。年度末に会計が合わないと、休日返上で何時間もかけ、確認に追われた。
働き方改革が叫ばれて久しいが、女性は「相変わらずトイレに行く暇すらない。目に見えて変わったのは、午後6時に学校の電話が留守電に切り替わったことくらい」。文科省に望むのは「やりがい」の声を集めることより、「定額働かせ放題」ともやゆされる教員の待遇を改善し、優秀な人材が集まるしくみにすることだ。……
ほんとうに、この1カ月、教師の怨嗟の声がつづられ続けた。どこまで、政治と行政が、教師たちを追い込んできたのかを思い知らされる内容が続いている。萩生田さんは、受けとめると言っているが、たぶん、対財務省、対経産省対策なんだろうけれど、ほんとうに、教育の本来の姿にたちもどることができるのか。最大の問題は、担任に、恒常的に、穴が開き続けているという問題だろうと思う。だけど、替わりがいない。そこまできているのに、政治も、行政もなかなか手がうたれない。そういうこの国のありようは、コロナでも目の当たりにしているのであるけれど。どうなるのかなあ。
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