「夢見た国でみたものはー彷徨う外国人技能実習生ー」
電車はそれなり混んでいるなあ。なかなか通勤はたいへんだなあ。いつも思う。今日は、まずは座談会①原稿整理、午後からは、インタビュー②の収録。話は刺激的でおもしろい。いままで、そんなに勉強してこなかった分野が、ここにきて一気に学んでいるという感じ。原稿化作業が追い付かない。座談会①がやっと形が見えつつあるという水準。追われているなあ。とにかく、インタビュー以外は、ずっと原稿の前。疲れたア。
NNNドキュメントの「夢見た国でみたものはー彷徨う外国人技能実習生ー」を見る。
外国人技能実習制度とは本来、途上国の若者らが、日本で様々な技術を学びそれを母国の発展に活かすという制度。しかし技能実習生は、人手不足を補う貴重な労働力となっているケースが多く、その数は40万人を超えている。その一方で、労働環境には問題が多く、長時間労働や賃金未払、暴言といったケースが、後を絶たない。彼らにとって日本は「夢見た国」のはずだった。そこで流されるいくつもの涙。この国で彼らがみたものとは。
すでにNHKで、すぐれたドキュメントがつくられているけど、地方の民間のテレビ局がこういう問題で取材を続けていることはとても大事なことだと思う。ほんとうにひどい実態と、経営側、政府の無責任さに、声が出ない。もちろん中小企業の厳しさは理解できるが、それをなぜ外国人実習生の転嫁するのか。ギリギリでがんばる受け入れ先があるのは救いではあるが……。日本のもう「夢の国」では、世界のなかでも品格のない、三流国になっている。その政治を変えるために、国のありようを変えるために何ができるのか、ずっと考え続けなければならない。
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