村本大輔はなぜテレビから消えたのか?
今日も提稿作業と、次号以降の企画の調整。少しずつ、仕事はすすんでいるのかなあ。なかなかねえ。
さて、昨日の東海第二原発の判決。前衛の4月号の原発座談会は、まさにその判決の予言だなあ。
老・馬奈木弁護士の以下の発言。
「ただ、その前に、私たちは弁護士ですから、争い方も考えなければなりません。その一つはいわゆるニセ科学論争をしてはならないということです。これは公害弁連の一番の基本ルールです。たとえば水俣病でも、法廷のなかで、そもそも有機水銀がどうやってできるか、それがどうやって流れ出したのかという技術論争を正面からやった裁判もありました。しかし、私たちは、チッソはありとあらゆる毒を流したわけで、そのなかの有機水銀だけが人体被害を与えているわけではない、有機水銀の被害と限定すると被害を矮小化することになり、ほかの被害を切り捨てることになると考えました。そもそも、原因物質はチッソの排水であることは明らかで、有機水銀の製造工程まで問題にし始めると、大変難しいことになってしまいますし、被害者がそんなことをわかるわけがないのです。
新潟の判決は、因果関係の流れを門前で止める、工場の中まで入らなくてもいいという判決を書いて、「門前説」といって高く評価されました。一方、私たちは、それに対し、そもそも有機水銀の製成、その流出のメカニズムを必要と考える議論が間違っているので、何も製造工程まで問題にしなくてもいい、チッソの流した廃液が原因だというのであれば製造工程は問題にしなくていい――「汚悪水論」といいます――。これが私たちが確立した法論理です。
たとえば私は、工場で火事が起き、働いていた労働者が焼け死んだ責任はどこにあるのかが問われた裁判をしたことがあります。また、熊本市の大洋デパートが燃え、それこそ飛び降りる様子を実況放送するような大変な騒ぎになった事件もありました。何が悪いのかという議論をしたとき、裁判所は必ず「出火の原因は何ですか」と聞いてきます。つまり出火の原因が問題だと言うわけです。これに対し私たちは、「そうではなく、逃げられればよかったのです。逃げることができないような施設を運営していいのか」と問いかけたのです。この問題提起を受けて、消防法が改正され、ビルは避難口は二箇所つくらないといけないことや、電灯が消え、真っ暗になった場合も、逃げ道がわかるように表示しないといけないなどルールが変わりました。
そもそも、原発の施設からは住民は逃げられません。われわれの感覚からいうと、被害を防ぐために逃げることができない、というだけで勝てるのではないかと思うのですが、ところが原発の話になると、そんなことが裁判所から問題にもされません。それは力の大きさが全然違うということだと思うのです。」
裁判長、前衛読んだのかなあ(笑)。だけど、この公害などの裁判で確定してきた観点が、原発裁判でも適用できるほど、原発の世論が変わっているということだと思う。それが大事!
さて、気がつくのが遅くって、後半しか見れなかった!
村本大輔はなぜテレビから消えたのか?(BS12 トゥエルビ)
ウーマンラッシュアワー・村本大輔。2013年の「THE MANZAI」で優勝し、テレビに引っ張りだことなった。しかし、原発や沖縄の基地問題などを漫才のネタにし始めた2017年頃からテレビ出演が激減。2020年のテレビ出演はたった1本だった。
彼はジャーナリストさながら福島や沖縄などに足を運び、生の声を聞いて回る。そして、“笑い”に変え続けた。何が心に響くのか?常にお笑いのネタを探し続ける彼に番組は密着。さらに村本がテレビから消えた理由を関係者に取材。見えてきたのは、テレビの制作現場に漂う空気、そして社会におけるお笑いの役割と可能性だ。
彼はなぜテレビから消えたのか?村本大輔という芸人を通して、テレビというメディアを見つめ直す。
やっぱり彼は、まっとうな表現者だよなあ。ものすごく共感する。「お笑い米軍基地」の小波津正光さんとのやりとりがよかった。そうだよなあ、共通しているよなあ。
再放送もあるよ!
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