「いのちのとりで裁判『大阪地裁判決に学び決起する集会』」と「もう、変えよう 『オトコ」目線のメディア」
今日は、朝からインタビュー①の起こし作業。コツコツですねえ。その作業をすすめつつ、午後からは、2つのzoom取材。
1つは、「いのちのとりで裁判『大阪地裁判決に学び決起する集会』」。小久保弁護士の報告を聞きながら、おもわず号泣だなあ。涙なしには聞けないたたかいの歩み。判決はきわめてシンプル。基準は、ちゃんとし統計のデータにもとづいておこなわければならないが、引き下げのデータとなった物価の統計のとりかたはきわめて恣意的で、違法だと。おお、白井さんの執念が結実した判決だ!! さまざまな論建ては採用されていないが、全体として追い詰めたのだと、小久保さん。うん、そうだよなあ。これだけ、説得力をつくりあげてきたものを、名古屋では見事に、無視されたのだから。当事者の人たちのトークもよかったし、そこから、支援者も含め、どんな連帯とたたかいをつくっていくのかもよくわかる。すごいなあ。稲葉さんの講演もよかった。ほんとに、1000人の原告、300人の弁護団だけど、たたかいそのものはある意味で、小さな、少数者のたたかい。それが大きく政治を動かしているなあ。だけど、まだまだ、生活保護は、多くの人が使うのを拒否する現状があり、その背景にはバッシングというものがあるし、そして、水際作戦がある。そこを動かすたたかいをさらにという思いは強くもった集会だったなあ。
もう一つは、「もう、変えよう 『オトコ」目線のメディア」。メディア関係の労働組合によるイベント。こちらもおもしろかった。まずトークセッション1=受け手の「違和感」。市民、NPO関係者、研究者らがメディア表現で感じる「違和感」について報告。これに対して、学生たちがトークでからむ。この学生の発言がすごく勉強になる。ボクらの世代がもつ、経験主義というか、ある種の偏見がない彼女ら彼らの視点が、自分の視野の狭さを気づかせてくれる。トークセッション2=送り手が抱える違和感は、「送り手」であるメディアの現場で働く者たちが登壇。こちらもおもしろい。南さんはじめ新聞の現場の人の話も、そうだけど、いままであまり意識をすることのなかった、俳優の方の話や、週刊雑誌編集者の話は、あたりまえだけど、こんなものだと見過ごしているいろいろな問題を、すごく考えさせてくれた。そして、世界との差は、やはり愕然とするものがある。ああ、やっぱり、つねに、自分の視野を広げる努力をし続けないとダメだなあと痛感させられる一日。
それぞれ、どう企画に生かすのか。すぐに考えないといけないなあ。
結局、気分転換は、夕方の配達とお買い物だな。
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