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2021年2月

2021/02/28

「私立大東学園高校の取り組みに学ぶ」と「『コロナ時代の教師のしごと』―『一斉休校要請』から1年振り返り著者たちがゆるりと語る―」

 今日も、朝からインタビュー①の起こし作業。ちょっとゆっくりできればいいのだけど。今日は運動としては、その作業などの合間に、ビラ配布。配布よりも、ビラ折りのほうが時間がかかる。それがやっかいで、なかなか時間がとれない。それが厳しい。でも、ビラ配布はとりあえず終了。

 午後からは、全進研。「私立大東学園高校の取り組みに学ぶ」。大東学園の全体のとりくみ。新カリキュラム(教育課程)づくりの検討。ICT教育推進の検討。「三者協議会」の開催。大東のとりくみは、以前、中田康彦さんに、雑誌でもやってもらったことはある。もうずいぶんまえ。コロナ禍でどんな努力をしていたのか、いろいろきけてとってもよかった。

 話をきいていて強く思ったのは、コロナ禍で、学校の対応に大きな差が出たのは、実は、コロナの一斉休校のあとではないのか、ということ。そこで、どのように子どもに向き合ったのか。そのためには、休校のなか、学校が、教師たちが何を考え何をしたのか、さらに、その差は、やはり、コロナ以前からのとりくみの差にあるのだろうなと。そこが大事なような気がした。

 夜は、「『コロナ時代の教師のしごと』―『一斉休校要請』から1年振り返り著者たちがゆるりと語る―」。石垣さんと、内藤さんと、村越さんと、内海さん。ここでも、上記と同じことを感じた。学校がどうあるべきか、どんな学校をつくるのか、そのなかで教師はどういう役割を果たすのか、そのことをいつも考えていることがどれだけ大事か。

 おそらく、文科省と経産省の間にいろいろ矛盾が拡大し、学校のあり方がとわれるなかで、文科省そのものは、いろいろな顔をするようになっている。タカ派の顔ももちろんある。統制を軸にしながらも、自主的な対応も求めざるも得ない面もみせる。そのもとで、多くの教育委員会は従前の対応をしつつ、亀裂も生まれている。地方間格差、学校間格差がどんどんひろがったいくような感じもする。だからこそ、いま、問うべきことがあるのだと思う。そんな感想をもった。

 ベランダとお花で癒し。

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2021/02/27

「いのちのとりで裁判『大阪地裁判決に学び決起する集会』」と「もう、変えよう 『オトコ」目線のメディア」

 今日は、朝からインタビュー①の起こし作業。コツコツですねえ。その作業をすすめつつ、午後からは、2つのzoom取材。

 1つは、「いのちのとりで裁判『大阪地裁判決に学び決起する集会』」。小久保弁護士の報告を聞きながら、おもわず号泣だなあ。涙なしには聞けないたたかいの歩み。判決はきわめてシンプル。基準は、ちゃんとし統計のデータにもとづいておこなわければならないが、引き下げのデータとなった物価の統計のとりかたはきわめて恣意的で、違法だと。おお、白井さんの執念が結実した判決だ!! さまざまな論建ては採用されていないが、全体として追い詰めたのだと、小久保さん。うん、そうだよなあ。これだけ、説得力をつくりあげてきたものを、名古屋では見事に、無視されたのだから。当事者の人たちのトークもよかったし、そこから、支援者も含め、どんな連帯とたたかいをつくっていくのかもよくわかる。すごいなあ。稲葉さんの講演もよかった。ほんとに、1000人の原告、300人の弁護団だけど、たたかいそのものはある意味で、小さな、少数者のたたかい。それが大きく政治を動かしているなあ。だけど、まだまだ、生活保護は、多くの人が使うのを拒否する現状があり、その背景にはバッシングというものがあるし、そして、水際作戦がある。そこを動かすたたかいをさらにという思いは強くもった集会だったなあ。

 もう一つは、「もう、変えよう 『オトコ」目線のメディア」。メディア関係の労働組合によるイベント。こちらもおもしろかった。まずトークセッション1=受け手の「違和感」。市民、NPO関係者、研究者らがメディア表現で感じる「違和感」について報告。これに対して、学生たちがトークでからむ。この学生の発言がすごく勉強になる。ボクらの世代がもつ、経験主義というか、ある種の偏見がない彼女ら彼らの視点が、自分の視野の狭さを気づかせてくれる。トークセッション2=送り手が抱える違和感は、「送り手」であるメディアの現場で働く者たちが登壇。こちらもおもしろい。南さんはじめ新聞の現場の人の話も、そうだけど、いままであまり意識をすることのなかった、俳優の方の話や、週刊雑誌編集者の話は、あたりまえだけど、こんなものだと見過ごしているいろいろな問題を、すごく考えさせてくれた。そして、世界との差は、やはり愕然とするものがある。ああ、やっぱり、つねに、自分の視野を広げる努力をし続けないとダメだなあと痛感させられる一日。

 それぞれ、どう企画に生かすのか。すぐに考えないといけないなあ。

 結局、気分転換は、夕方の配達とお買い物だな。

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2021/02/26

「震災時以外にも起きていた朝鮮人虐殺―岩手矢作事件( 1932 年)を中心に」

 今日は、午前中から会議、そして、職場内部の学習会。いろいろ勉強する一日。それから、実務をやって、メールをいっぱい送る。思ったほどは、仕事はすすまないなあ。ふー。明日から、もうちょっと、がんばってみよう。

 夜は、藤野裕子さんの「震災時以外にも起きていた朝鮮人虐殺―岩手矢作事件( 1932 年)を中心に」を視聴。『民衆暴力』はすごくおもしろかったから、期待していた。

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 しかし、なかなか、オンラインにつながらない?? おかしいなあと思ったら、どうも発信元でトラブルがあったみたいで、20分以上遅れて、やっと入ることができて、それからはじまった。講演のなかみは超おもしろかった。岩手矢作事件というのは、あまりしられていない事件だけし、ボクもよく知らなかった。場所は、現在の陸前高田市。朝鮮人3人が虐殺され、19人がけがをしたという事件で、これが日本人と朝鮮人のあいだでおこった乱闘とされていたが、調査がすすむなかで、日本人による虐殺であったことがあきらかになったもの。その後の、調査研究をふまえて、この事件の意味することを考える。
 明るみになった事件の事実。日本人が朝鮮人飯場を襲撃。襲撃がどのように準備されたのか、どのようにおこなわれたのかもかなりわかっている。労働運動という面での要求に対して、民族的な報復ということがおこなわれた。強姦もおこなわれるなど、性暴力もあきらかに存在したのだけど、資料はあまり残っていない。そのことの意味も問いかける。講演では、企業、警察、地域社会の対応が紹介される。ここまでわかってきたのかと、驚かされる。それがなぜ乱闘とされ、襲撃・虐殺が隠されていったのか? この時代の位置とともに、明治以来の根深い植民地主義についても言及され、それに抗っていくためにも、資料を積み重ねる歴史研究の意義も話された。いやあ、満足満足の講演。できれば、こういう人と、いっしょに仕事したいなあとも、あらためて思ったけどねえ。いつか、実現できればいいなあ。


 

2021/02/25

ケアするのは誰か?: 新しい民主主義のかたちへ

 今日は、来月のための準備の資料読み。どこまで、読めるかなあ、集中力続かないし、疲れていて眠いし。なんだかなあ。いろいろ世の中、変なというか、驚くような事件が続くし、その対処もどうするのか。いろいろ準備のための作業をじっくりしないといけないんだけど……。なかなかだなあ。

 勉強したい大きなテーマの1つは、「民主主義」だなあ。

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 なぜ、民主主義はこんなにも脆弱で、危機的な状況が生じるのか。多くの知識人が言及しているけど、まとまって、読み込んでみたいと思うのだけど。

 そのなかでも、実は、もっと問いかけなければいけないことがある。そのことを問いかけているのが、この本だな。

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 読んでいて、ハッとさせられるというか、自分がきちんと自覚できていなかったことを突き付けられるという感じがする。ケアの歴史、源流。生きることそのものの意味を問うケア、それが人としての人生を豊かにする、にもかかわらず、なぜ、ケアは女性に押し付けられ、見下されてきたのか? ケアを問うことで、社会のなかで生きる自己のありようも問いかけることになるということか。ケアをめぐる民主主義のありようを問いかけることは、さらに、民主主義そのもの変えていく。ラディカルな問いかけが、格差と貧困が跋扈するこの世界・社会を変革するのだよなあ。自身の意識や立脚点そのものを揺さぶられるような本だったと思う。岡野さんの本は、難解で、これも難解だけど、そのなかで、比較的読みやすいなあ。何度も読み返して、深めたい感じがするけどなあ。何人かで討論してみたいなあ。こういうアンチ・ネオリベの先鋭な議論と、いまのマルクス主義の接点とか、接続のありようとか、そうでない点とか。そういうことも、いろいろ考えてみたい感じもするしねえ。興味は尽きない。

 まだまだ、まだまだ、勉強が足りませんね。あと、ちょっと、しっかり、休まないとなあ。相方に会いにも行かなくてはいけないし、孫①②にも会いに行かないとね。

2021/02/24

虚構の新冷戦 日米軍事一体化と敵基地攻撃論

 籠城2日目。まあ、順調に進行し、無事(かどうかはわからないけど)終了。さあ、気持ちを切り替えて、次の準備。猛烈に前を向かないとなあ。やっぱり、やばい状態だしねえ。がんばりましょう。まずは、いっぱい、資料を読みこなすぞ。はい!!!

 春は近いしね。いや、ほんとは寒いけど、目にするのは。

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 いろいろ追及する中身が偏らないように、読む本も、もっと広げないと!

 とりあえず、ざっと目を通す。東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター編『虚構の新冷戦 日米軍事一体化と敵基地攻撃論』。

 前首相が、次期政権に異例の申し送りをした敵基地攻撃能力保有。菅政権は、この言葉をたくみに避けつつも、実質的に装備面、能力面でそれを実現する方向性を決定し、軍事力強化に前のめりの姿勢をあらわにしているわけで、その問題を分析する。
 この本は、米中「新冷戦」の名のもとに、敵基地攻撃能力保有の危険を提示、この米中の軍事対決をあおる思考が、相互依存がすすむ国際社会においては誤っていることを明らかにする。また、米軍の中距離ミサイル配備や南西諸島ですすむ自衛隊の配備などの近年の動向を、事実とデータで明らかにし、日本ですすむ軍事化の危険性を訴える。鳩山友紀夫元首相をはじめ幅広い著者の主張は、戦争の危機を回避するのは軍事対決ではなく国際間の対話であるという点にあるのだ。

 ここ数日で、新書をけっこう買う。ここのところ新書は、中公が一人勝ちの感じがするなあ。なかなかの本がならぶ。 

 籠城はやっぱり疲れる。校正作業そのものもそうだけど、ほかにもいろいろ気を遣うし、傷つく。だけど、どうしても自分のしんどさが先に立つ。俗っぽく、ほんとうに自分は失敗ばかりなのに嫌な感情を持つ。まあ、それは仕方がないことなんだろうけど、できることならば、もっと私心なく、無心に過ごすことができればいいのになあ。こんな時代に、穏やかで、かつ、心豊かに生きるとはどういうことなんだろうねえ。

 

2021/02/23

「『外国ルーツの子どもたちを支える』ー大阪市の西成・『ミナミ』・生野の市民活動からみえてきたもの」

 今日は、工場籠城中休みの日。へんな休みだなあ(苦笑)。私には関係ないし。午前中は、ひたすらゲラ読み。

 いい天気だし、どこかに出かけたいけど、実際には余裕なし。まあ、風が強くて、花粉がきついんだけどね。

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 午後からは、東京の歴教協の栗田さんの講演をまず、聞いていた。題して、「『学問の自由』と世界現代史」。そうそう栗田さんは、学術会議会員だもんねえ。世界史のなかでの「学問の自由」は知らない話も多かった。勉強しないとなあ。ちょっと、世界史の話を聞くと、まったくちがった視野も広がるなあ。

 2時からは、チャンネル?を変えて、「『外国ルーツの子どもたちを支える』ー大阪市の西成・『ミナミ』・生野の市民活動からみえてきたもの」を聞く。IKUNO・多文化ふらっとセミナーの1つ。

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 コーディネーターは高谷幸さん。一度会って話を聞いてみたい人だなあ。パネリストはこどもの里の荘保共子さん、Minamiこども教室の
原めぐみさん、クロスベイスの金和永さん。金さんははじめて、生野で活動されている。生野は、コリアンの方が多いが最近はベトナムの方も増えているとおい。原さんはオンラインで2度目。中央区は、ボクは一昨年、相澤さんと宮本さんの対談を設定した時に泊まったけど、朝、心斎橋を歩くと、ボク以外は全員外国をルーツとする方だった経験がある町。中国やフィリピンの方が増えている。言葉の問題や、経済的不安の含め、大変苦労しながら、学習支援や居場所づくりを継続的にされていて、いろいろ勉強になる。子どものかかわっていると、どうしても生活支援の領域にも踏み込まざるをえなくなる。そこに、ドーンと、ご存知、荘保さんの話となる。いつもながら胸につき支える。子どもを本当に支えるために生きておられる。努力されている。そして、政治や社会への強い怒りも語られる。若い人たちのとりくみと、そして、荘保さんの世代の献身的なとりくみと。いろいろ学ぶべきこと、考えるべきことも多いシンポジウムだった。

 外国をルーツにする子どもの問題は、去年から、3回ほどシンポに参加している。すこしずつ、理解はすすんでいるけど、まだ企画にはできていない。わが社のとってはこの外国人の問題は、弱い分野だけに、ちゃんとやらなければいけないし、やりたいし。きちんと、やりきとうとは思っているけど。

 夜ご飯は、昨年配布されていた、わが市の「食事補助券」をまだ使っていなかったので、でもって、期限は今月末にせまっているので、イタリアンレストランに、ピザを注文した。料理屋さんはたいへんそうだなあ。

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2021/02/22

「裁判所は生きていた」生活保護基準で勝訴、原告側喜ぶ

 今日は工場籠城。まあ、作業は粛々と。昨日、へんな夢を見たから、疲れている感じ。花粉が結構、体にきている感じもするなあ。目もかゆい。

 ひーひー言いながら、ゲラと格闘しているところにビッグニュース!

「裁判所は生きていた」生活保護基準で勝訴、原告側喜ぶ(朝日新聞)
 国が引き下げた生活保護基準をめぐり、大阪地裁が22日、生活保護費を減額した決定を取り消す判決を言い渡した。原告側は「裁判所は生きていた」と喜びを語った。

 「勝訴」「保護費引き下げの違法性を認める」

 判決の言い渡し直後、法廷から大阪地裁前に飛び出した弁護士がそう書いた紙を掲げると、詰めかけた支援者らからは大きな歓声と拍手がわき起こった。
 周囲とハイタッチをして喜んだ支援者の女性は、涙を流しながら他の支援者に電話で報告。報道陣に「他の仲間に会いたい。みんなを抱きしめたいです」と喜びを語った。

 午後3時半過ぎから大阪市内であった会見では、弁護団副団長の小久保哲郎弁護士が開口一番、「みなさん、勝ちました!」と支援者を前に手を突き上げた。小久保弁護士は「本当に長い闘いでしたけど、裁判所は生きていたと思えた。本当にうれしい判決でした」と笑顔を見せた。

 名古屋の判決がひどかったから、よけいにうれしい。ボクがこの間、裁判物で担当するのは、原発と生活保護。最近のこれら裁判は、原告の主張を聞くか、無視するのかで、わかれる感じ。名古屋は、まったく無視だけど。今回は、国がつくった判断基準そのものが違法であり、裁量権を逸脱しているとまで言い切った。

 判決骨子はこれ。

 判決要旨はこれ。

 原告団・弁護団の声明はこれ。

 ほんとうに、重要な意義のある判決だ!

 昨日の夜、すごくお世話になった先輩の訃報が入った。国会秘書だったH(平野厚哉)さん。今日は出張校正で、お別れには、どうしても行きたかったけど、行けませんでした。自分の葬儀でも、行けない日だし……。たくさん、一緒に仕事をしたし、よく飲みに行った。ものすごい国会での議論の蓄積があって、平野さんの頭の中に蓄積されたものをもっと受け継ぎたかったなあ。いちばんの思い出は、やっぱり、教育基本法改悪かなあ。ものすごく悲しいし、寂しい。

 さて、ちいさなお雛様を出してみた。

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2021/02/21

アイヌを題材としたドキュメンタリー二題

 今日は、ひたすらゲラ読み作業からスタート。結構な分量だからね。

 昨日から今日にかけて、アイヌの番組が続く。
 まずはETV特集「帰郷の日は遠く〜アイヌ遺骨返還の行方〜」

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去年、北海道にオープンしたウポポイ。その慰霊施設に、1300体を超えるアイヌの遺骨が納められている。明治以降、東京大学や北海道大学の研究者らが各地の墓地などから持ち去り保管していた。「先祖の遺骨を返してほしい」。アイヌの人たちは40年前から声を上げ、今、故郷への返還が実現しつつある。しかし、後継者不足などから、遺骨の“帰郷”に戸惑う地域も少なくない。背景には、アイヌ民族が背負う苦難の歴史があった。

 現状はよくわかる。アイヌの苦難もわかる。大学は、ほんとうに謝罪しない。でも、なぜ謝罪しないのか? 注文の1つは、国家の意思として、アイヌから暴力的に土地をとりあげ、同化をすすめ、文化を抑圧した、そのことが深められていないこと。そこが、明らかにされないと、アイヌの現状、遺骨の”帰郷”に戸惑う現状やサイレントアイヌが増えている理由が見えてこないのではないのかなあ。

 その一端が垣間見えるのが、朝のテレメンタリーでやっていた「ポネオハウーアイヌの私ー」。帯広でアイヌ料理の店を出す女性の話。

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北海道帯広市にアイヌ料理を出す小さな屋台がある。名物は豚骨が入ったスープ「ポネオハウ」。店主の家庭に受け継がれてきた「母の味」だ。しかし彼女はこの料理に後ろめたさを感じていた。「アイヌ であることはなかったことにして生きようと思っていた」彼女が、なぜ店を始めたのか。アイヌの自分を否定してきた女性が自分らしく生きるようになった理由とは。日常に息づくアイヌへの差別意識のなかで懸命に生きる人々を追った。

 番組をとおして、差別の大きさを知ることができた。それがなぜ生まれたのか。そのことを見つめることぬきに、アイヌの問題は決して解決しないのだとは思うのだけど。
 国民的な合意というのが解決方法ではあるのだろうけど、では、どうその道筋をつけるのか。差別と民族、いろいろ難しい課題が多い。問題な、なかなか大変だとも痛感した次第。

 ちょっと、血圧もよくないし、運動不足はやばい、と思って、今日は歩いたよ! 一万歩。隣町まで言ったぞ。

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2021/02/20

近代の日本は朝鮮で何をしたのか―日本市民の歴史認識を考える

 今日は早朝仕事スタート。早朝仕事後、なかなか二度寝はできない。だけど、睡眠時間が短いから、眠くって、だるくって、ダメージ大。なかなかやっかい。今日はそんなけだるい一日。残りの原稿の提稿作業と、著者校戻りの転記、そしてゲラ読みが中心。なかなか、あまりすすまない。
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 昼からは、2020度文化センター・アリラン連続講座<オンライン開催>現代韓日・朝日関係の「棘」―日韓基本条約(1965)の歴史的・現在的考察の第8回め、中塚明さんの
「近代の日本は朝鮮で何をしたのか―日本市民の歴史認識を考える」を聞く。

日清戦争・日露戦争で日本は勝ち、大国の列に加わる望みをとげた。世界の少数の侵略的帝国主義諸国のグループに日本は新たに加わった。日本の勃興は、片や朝鮮の没落を意味した。╶╴この事実を知らないのか、書かないのか。韓国・朝鮮への偏見が一面に広がる日本の "市民社会"の歴史認識を考える。

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 御年91歳、今年92になる。すごいなあ。見事な講演。まずは、日本人の歴史観を問いかける。半藤一利さんのそれを、司馬遼太郎と共通する、明治観、アジア観を手厳しく批判する。最初から、なかなかしびれさせてくれる。ほんとうに根深いのだよなあ。世界の大きな変化にもふれながら、日本の植民地主義について語る。そのシャープさがすごいのだ。
 そして、十八番の東学農民革命の歴史的な意義について。それが韓国にとってもどんな意味があるのかを。
 勇気をもらった講演会。
 司会は愼ちゃんうさん。久しぶりにお話を聞いたけど、この人もシャープ!

 

2021/02/19

千葉の原発避難者の集団訴訟 国にも賠償命じる 2審の東京高裁

 今日もいい天気!

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 月曜日から工場籠城という局面で、追い込みのバタバタ。著者校正もドシドシかえってくる。残りの原稿も。あと、ちょっとだ!

 来月の打ち合わせなども始まる。これから手を打たなければいけない政治課題が山盛りだなあ。選挙のある年だから、やっぱりしっかり、やらなないとなあと。永田町は、どんどん荒れ模様だし(いろいろな意味でね)。ちょっと、いろいろ聞き回らなきゃなあ。

 とりあえず、今日はうれしいニュース!! ひたすらうれしい。

千葉の原発避難者の集団訴訟 国にも賠償命じる 2審の東京高裁(NHK)
 福島第一原子力発電所の事故で千葉県に避難した人たちが訴えた集団訴訟の2審の判決で、東京高等裁判所は、国の責任を認めなかった1審判決とは逆に、国にも賠償を命じました。

 原発事故で千葉県に避難した40人余りが国と東京電力に慰謝料などを求める訴えを起こし、1審の千葉地方裁判所は津波対策をとっても原発事故は避けられなかったとして国の責任を認めませんでした。

 19日の2審の判決で東京高等裁判所の白井幸夫裁判長は「平成14年に国の地震調査研究推進本部が公表した長期評価に基づいて津波の評価をしていれば、原発の敷地の高さを大きく超える津波が来る危険性があることを認識できた。防潮堤の設置などの対策をとれば、すべての電源を喪失する事態にならなかったと認めるべきだ」と指摘し、1審とは逆に国の責任を認めました。

 また「元の居住地へ帰るために暫定的な生活を続けるか、帰るのを断念するかといった、意思決定をしなければいけない状況に置かれること自体が精神的な損害だ」として、避難生活に対する慰謝料だけでなく、生活の基盤が大きく変わったことについても賠償すべきだという判断を示しました。

 そのうえで、東京電力と国に対しておよそ2億7800万円の賠償を命じました。

 原発事故で避難した人たちなどが国に賠償を求めた集団訴訟の高裁判決は全国で3件目で、国の責任を認める判決は去年9月の仙台高裁に次いで2件目となります。……

 福島は、ずっと取材してきたテーマだし、原告のみなさんの苦労も、たくさん聞いてきたから、ほんとにうれしまった。群馬の東京高裁判決がひどかったから、長期評価の点で、それをくつがえしてくれたようだし。ちょっと、ウルウル来たよ。

 「慰安婦」をめぐって、タカ派ジャーナリズムは、まったくなかったことにしてしまおうと、躍起になった攻撃をはじめている。そのことによって、公正・中立の軸を右にもっていこうとしているのだろうなあ。許せない事態だなあ。このことも、ちょっと考えないといけないなあ。

2021/02/18

民主主義的な感覚、政治への不満を政治変革のエネルギーに転化していくにはどうすればいいのだろうか

 昨日には、インタビュー②を完成させて、発信! 今日は、いろいろ調整して、実務して、それから来月以降の段取り中。なかなかややこしく、そう簡単にはすすまないぞって課題も多い。自分で自分の首を絞めるようなやりかたをしなくっちゃいけないのかなあ。今日は天気がいいのが救いだなあ。

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 昨日の、衆院予算委員会の赤嶺さんの質問は、胸に突き刺さった。

 最近の慶良間諸島などでの低空飛行訓練から、辺野古で使う土砂を県南部の戦跡のものを使うことから、遺骨の問題に。そして、基地の成り立ちの違法性へと。赤嶺さんらしい沖縄の心。本土の人間も、政府のやっていることが正しいとは決して思ってはいないとは思うのだけど……。

 オリンピック・パラリンピックの組織委員会も、結局、橋本さんが新会長って、やっぱり密室で決まっていく……。森さんと、いろいろ共有している人だし。とうてい、普通の感覚で納得できるとは思えない。なぜ、こんなことが続くのか? 普通の人々の感覚は、もっと民主主義的だと思う。それが、政治にしても、組織にしても、決定する場に反映されないということか。でも、なんで、そこが変わらないのだろうか。

 多くの人は、かなり、あきれているのだろうなあ。それは、政治の腐敗でも同じ。菅さんの息子をめぐる問題などを見ても、きっと、これだけ、くり返し、金権というのは問題にされているのに、なぜ変わらないのかとあきれているのだろうなと思う。おそらく、それを通り越して、とにかく、期待しないから、自分の生活の邪魔はしないでくれとでも感じているのだろうか。もちろん、そこに、新自由主義や、原稿肯定のイデオロギーが漬け込んでいるのだけれども。などとも考えてしまう。どうなんだろうか? 少なくとも、市民の民主主義的な感覚、政治への不満というものが、政治変革のエネルギーに転化していくということにはなっていない。その回路をつくり出せていないということは事実なんだと思う。そこをどう考えるのか、いろいろ考え、模索していく日々だろうなあ。

2021/02/16

髪黒染め、校則・指導は「適法」 名簿不記載で府に賠償命令―大阪地裁

 今日も、引き続きインタビュー②、いろいろ時間がかかりそう。提稿も3本。いろいろあります。だんだんと山場に入り、追い詰められていきますねえ。でもねえ、来月、再来月どうするんだ。冷静にいろいろ手を打っていかないとなあ。気が休まらなさそうだな。

 ただ、絶望的な気持ちになるのは、それだけではない。今日の判決。

髪黒染め、校則・指導は「適法」 名簿不記載で府に賠償命令―大阪地裁(時事通信)
 在学していた大阪府立高校で、校則で禁じられた茶髪を黒く染めるよう教諭らから強要され、不登校になるなど精神的苦痛を受けたとして、女性(21)が約220万円の損害賠償を府に求めた訴訟の判決が16日、大阪地裁であった。横田典子裁判長は校則や頭髪指導は適法とした上で、不登校となった後に生徒名簿に氏名を載せなかったことなどについて、府に33万円の支払いを命じた。
 横田裁判長は「校則は社会通念に照らして合理的な内容で、頭髪指導は学校教育法上の正当な目的に基づく」と述べ、いずれも違法性を認めなかった。地毛が茶髪だとの女性側主張も退けた。
 一方、3年生進級時に女性をクラス名簿に記載せず、教室に席を置かなかったことについて「著しく相当性を欠き、裁量権の範囲を逸脱している」と指摘した。……

 NHKが詳しいので、それもリンク。

 実は、ボクは、若いころ高校生向きの週刊の新聞をつくっていた。そのときに、教育法の研究者の協力を得ながら、ずいぶん、この校則の問題はやったものだ。当時も厳しい校則は社会問題になっていた。そういうなかでも生徒会などがとりくんでの改善の経験などもつくられていた。だけど、2000年ごろからだろうか、ゼロトレランスが言われるようになり、より、校則は抑圧的になっているようにも感じる。かつての理屈は、特別権力論一辺倒だった。学校運営上必要だと。それはいまもかわらないのだろうけど、いまは、「社会通念に照らして合理的」とまで言う。何が「社会通念なのか」は疑問だが、社会通念と言うことで、いろいろな人権を抑圧するのはいまの裁判所のはやりか。社会通念は人権を守ること、そういう世論をつくらなければならないという大きな課題がつきつけられる。

 今日は、福岡刑務所で尹東柱が27歳の若さで亡くなった日。ハングルで詩を書くことで、治安維持法違反で逮捕された詩人。最初に韓国に行ったときに、文学館に行ったのが思い出。立教のつどいには何度か行ったことがある。同志社や北白川の碑も訪ねたけど、宇治には行けていないなあ。韓国に行った時の写真を差なしたけど見つからないなあ。

 夜、アナザーストーリーで、唐十郎を見た。

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「越境する紅テント〜唐十郎の大冒険〜」。下鴨神社や天王寺野外音楽堂で赤テントを見たのは、70年代なかばから、後半にかけてのころ。金芝河との関係などはしらなかったが、李礼仙との関係での韓国への思いは想像できる。パレスチナの話は聞いたことがあるなあ。ちょっとはねた高校生から学生の時期。赤テントは魅力的だった。それまでは新劇しか見ていなかったから。高校時代は演劇青年だったしなあ。懐かしい思い出。

2021/02/15

コロナ禍の社会をどう生きるか

 提稿が結構たまってきていて、今日は朝からその作業。雨だしねえ。
 午後からは、インタビュー➁、そして、すぐにその原稿化作業をすすめる。
 夕方、雨が上がったので、買い物に。

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 虹だ!

 夜は、「コロナ禍の社会をどう生きるか―藤原辰史さんに聞いてみよう―」を聞く。藤原さんにインタビューしたのは2年前かなあ。あっという間の2年間。久しぶりに話を聞いた(でもないか、この前、青年ユニオンで聞いたばかりだ)。

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 あっという間の時間だった。
 スペイン・インフルエンザの話からはじまる。実は、藤原さんと、いつもお世話になっている岡田(知弘)さんは、同じ京大で、同じ農業経済史が専門であるのに、まったく接点はない。まあ、いろいろな立場はかなり違うと言っていいかもしれない。だけど、語っている内容の共通点がなかなか面白い。米騒動を熱っぽく語るところも。微妙な違いと、同じ視点と。それは、今問われていることという設定でも同様で。
 ああ、もっともっと勉強しなくっちゃとも思った。そうだなあ。

 この前、テレビで小樽をやってた。
 小樽にいったのは、もう5年も前か。

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 多喜二の碑まで行くのにとっても時間がかかった。運河は少しはずれたところのほうが素敵だなあ。しかし、すごい人だった。相方の注文で、はじめて人力車にのった。ちょっと、怖い? 高い? ボクはちょっとなあ(苦笑)。

 いろいろコロナ禍で悩むことが多い。でも、自分は、なぜ自分の苦しさに心を奪われ、支配されるのかなあ。もっと、大きな視野と心持になれないのかなあとつくづく思うのだけど。

2021/02/14

第16回子どもの貧困対策情報交換会 と BS1スペシャル「消えた窯元 10年の軌跡」

 大型座談会①の出席者修正が返ってきたので、その作業。結構な長さなので、提稿まですすめるのに時間がかかった。でもまあ、一安心。

 あ、掃除は、結構まじめに。お風呂掃除もしたし、水回りの掃除もね。

 午後からは、第16回子どもの貧困対策情報交換会。テーマは、「コロナ感染拡大と障害児・家族の生活」。

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 まあ、相方の報告なんですけど。彼女の報告は何度も聞いているので、それはおいといて。保護者の方の、発言がよかった。スペクトラムの子どもが、どんな状態のもとになったのか、リアルな報告と、そのときに親の思い。若い親御さんだけど、ものすごく、よく考えておられる。ボクらの世代とはいろいろな感じ方、見方、見え方の違いはあるのだろうけど、その視点には学ばされる。この人たちが担っていくのだなあ。相方と保護者の方とのやりとりがよかった。ちょっとウルウルしてしまった。相方の思いにも、あつい思いを感じた。

 結局、じっくり聞く、そのためにも語りかけるという関係をつくることよりも、力、暴力的な抑圧が支配する社会になっているということか。教育の世界だけではない。原発の話でも、困窮の話でも、戦後補償の話でも、そして、女性の問題でもそれは同じなのかもしれないなあ。

 終わった後は、インタビュー②の準備を少々。

 夜は、BS1スペシャル「消えた窯元 10年の軌跡」を見る。

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東京電力福島第一原発から10キロにある山間の小さな集落、浪江町大字大堀。原発事故から10年たった今でも放射線量が高く住民が暮らすことはできない。原発事故の前、ここは300年以上の歴史を持つ陶芸の里だった。23軒の窯元が東北を代表する伝統工芸品、大堀相馬焼を生業に暮らしていた。肩を寄せ合い伝統文化を守ってきた人々。彼らはどこに行ったのか。10年間の軌跡を追う。

 被災者の救済とは、現状の回復が基本だというのが、公害裁判でずっときずいてきた原則。原発事故という公害は、故郷も、人々のきずなも破壊した。300年の伝統も揺らいでいる。では、何ができるのか。なぜ、そういうことに政府も、東電も背を向け続けるのか。10年を問う貴重な番組だった。お、編集はあの方だ!!

 

 

2021/02/13

1万歩、森差別発言、地震……

 今日は、インタビュー①を一気に仕上げて、発信。でもって、その後は、インタビュー②の準備。そんな一日。

 とりあえず、夕方は、週刊の新聞の配達を兼ねて、1万歩しっかり歩いた。かなり遠くまで。さすがに、足が痛い(苦笑)。

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 配達先の近くに新しくできていた(もう、できてだいぶたつのかも)公園。これってホームレス対策かあ。

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 森さんの差別発言問題もあり、いろいろ本を読む。たとえば『よかれと思ってやったのに』とか、『足をどかせてくれませんか。』を読む。なるほど、どれほど理不尽なことが、女性の豊かな人生をふみつけているのか。そういう障害が会社にも、社会にも、構造的に存在しているということ。マクロな話だけではなく、ミクロな、細部にわたる理不尽がどれだけ蓄積しているかということ。そして、男性は、そのことについて、大枠、無自覚であるということ。

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 地震揺れたなあ。3・11から10年。いろいろなことを思い出す。こわかった。3・11のこと、いろいろ考えているつもりだったけど、でもやっぱり、目の前の災害ということを実感すると、ちゃんと考えていたのかと問われている感じがする。被害がないように。

 

 

2021/02/12

チックコリア逝く 『トリロジー』を聞いている

 え、なかなか起きれない! ちょっと疲れがたまっています? それでも、今日もインタビュー①を進行させる。でも、眠いなあ。お疲れモード。やっぱり、大型座談会①は体にも相当のダメージがきている。年だなあ。そんなこんなで、一日過ごす。明日にはインタビュー①のメドを一気につけたいなあ。

 夜はといえば、clubhouseの初体験。リスニングだけだけど、ずっと討論を聞いていて面白かった。テーマは森発言問題だけど、まだまだあつい議論が交わされる。clubhouseまだ使い方は全然わからない。ボチボチ、活用していこう。ネットの世界の進歩はものすごいからねえ。その時代のあり方にあわせた、暮らし方、仕事の仕方、運動の仕方をもっと模索しないとなあ。(余裕がほしい)

 チックコリアがなくなった。19年にはTさんとブルーノートに聞きに行ったばかり(もう2年前か)。ちょっと、ショックだけど。いまウイスキーを飲みながら、『トリロジー』を聞いている。

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2021/02/11

オンラインでの2・11集会

 結構、朝起きれない。やっぱり少々、お疲れモード。なぜか、夜うなされています。なんか怖い虫に襲われる夢とか???

 まあ、そんな中でも、今日はとにかくインタビュー①原稿を進行させる。これは一気にすすめないと。最新の政策動向への批判だけど、まだ、そんなに議論がなされているわけではないので苦労するところ。よくよく考えないといけないです。

 午後は、毎年なら、基本は日本橋公会堂での2・11集会に参加のところ。でも、今年はコロナで、WEBでの開催。なんか変。いつも会っている人に会えないのは寂しいなあ。30前後のころは、主催者だった集会だし、付き合いは長い。

 お、今年は佐々木啓くん(茨城大学)の司会か。というか、ここんところWEBでは、よくお顔を見ている。だけど、ちょっと会えていないなあ。


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 まずは木畑洋一さんが「植民地主義を問い直す」。講演の内容は詳しく紹介されている方もいるので、ここでは感想だけ。まずBLM運動やオーストラリア国歌歌詞の変更、セシル・ローズ、エドワード・コルストン、ロバート・リーの銅像撤去、「慰安婦」や徴用工など過去の行為の謝罪や補償を求める運動・訴訟などから話をはじめる。コロナ禍のワクチンデバイド問題など、過去の植民地支配・植民地主義と現在の世界を重ね合わせながらの問題提起。植民地支配がもたらしたものから、帝国解体下の「脱植民地化」の現状、いまだある植民地的支配の指摘など、木畑さんならではの話に、ひさしぶりに刺激をうける。「植民地主義を不断に問い直しを」、ああそうだなあ。去年の韓国シリーズでひと段落なんてしている場合じゃないなあ。気合い入れて、勉強して、企画化しなくっちゃと、参考文献をおもわずチェック。

 つづいて小森陽さん。テーマは、憲法改悪と日本学術会議会員任命拒否問題。この二つの問題は、もちろん、理論的にも、現実の問題としても重なり合っている。久しぶりに切れ味いい話は、その経過に目を向けて批判する。集団的自衛権行使容認と安保法制。そこで市民と野党の共闘の意味が問われるのだ!
 リレートークでは、「原発事故賠償問題」、「核兵器禁止条約の発効」、「コロナ禍での朝鮮学校の現状」。
 でも、やっぱり、生の集会がいいなあ。
 引きこもっていても鬱々するだけなので、少し、お散歩。夕方の風景もいいなあ。だけど、子どもたちが卒業した中学のところで、こんなスローガン。「えっ」て感じ。いつからだろう、こんな言葉が使われるようになったのは。子どもがあまりにも……、と驚いた。
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2021/02/10

川村カ子トアイヌ記念館の川村館長死去 旭川

 昨日から今日に変わるぐらいの時間帯に、大型座談会①を発信。でもって、そのフォローをしつつ、今日は、調整していた座談会②の設定に失敗し、いろいろ代替案を考えて、それを他の方に引き継いだ。で、今日はインタビュー①の原稿整理をすすめる。ボチボチ。いろいろ調べもってまあ順調にすすめる。そんな一日。いい天気。毎日、空を眺めて、いろいろ気持ちを切り替える。空を眺めるのは気持ちがいい。

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川村カ子トアイヌ記念館の川村館長死去 旭川(朝日新聞)
 【北海道】100年を超える歴史がある私設の「川村カ子(ネ)トアイヌ記念館」(旭川市)の館長で、旭川アイヌ協議会会長の川村シンリツ・エオリパック・アイヌ(兼一)さんが9日、大腸がんのため旭川市内の病院で亡くなった。69歳だった。……

 アイヌ古民具などを数多く展示した同記念館は、川村さんの祖父で上川地方のアイヌ民族の長(おさ)だった川村イタキシロマ氏が1916年に造った「アイヌ文化博物館」が前身。規模を拡大した父カ子ト氏から館長を引き継ぎ、3代目としてアイヌ文化の発信や伝承に力を尽くしてきた。……

 川村カ子トアイヌ記念館は数年前に行ったことがある。小さな手作りの記念館だけど、アイヌの文化について、そして、それが暴力的に支配されていったことがよくわかる展示だった。いろいろ、心に残っている。まだ、若いし、ボクとそんなに年もかわらないのになあ。一度、お話をお聞きしてみたかったなあ。

困窮学生に教職員が食料品提供(NHK北海道)
 新型コロナウイルスの影響で、経済的に困窮している学生を支援しようと釧路市内の大学で教職員が食料品を提供しました。

 北海道教育大学釧路校では、学生の9割にあたるおよそ700人が1人暮らしをしていて、新型コロナウイルスの影響で「アルバイトの収入が減って困っている。食費を支援してほしい」といった相談が多く寄せられているということです。
このため教職員が米やパスタ、野菜、レトルト食品などおよそ200人分を購入し、2回に分けて無料で配布することになりました。
キャンパス内の部屋には段ボールが置かれ、学生たちは好きな食料品を選んで、持ち帰っていました。
カレーのルーと野菜などを受け取った1年生の女子学生は「アルバイトが減ってしまって困っていました。本当にうれしいですし、感謝の気持ちを忘れずに食べたいです」と話していました。……

 ちなみにやったのは、教職員組合。相方は、学外授業で参加できなかったみたいだけど、学生に聞くと、1日食費300円で暮らしている友人がいて、喜んでいたとか。委員長の木戸口さんが言っていたけど、いろいろな協力の輪を広げて、継続的なとりくみになっていけばいいなあ。

2021/02/09

メディアの大半が女性役員ゼロ 新聞労連など女性登用求め会見

 通勤電車は、相変わらずのそこそこ混み。みんな、どんな思いで働いているのかなあ。ボクもこの年になって、それでも通勤するのかなあ。いろいろ悩ましい時代。うーん。

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 今日は、とにかく大型座談会①の仕上げにとりかかる。発信まで行きたいが、なかんかうまくはすすまず、。自分の得意でない分野の話題も半分はあるので、できには自信もないしなあ。相当、時間がかかった。それから、座談会②の調整もうまくはすすまない。どうだかなあ。で、インタビュー②の相談も。もう、ちょっといろいろね。まだまだ、数十ページは固まらない。報われなくても、自分一人ででも、できることはがんばるという思いでね。来月は、さらに輪をかけて大変そうだしなあ。茨の道はまだまだだ。

メディアの大半が女性役員ゼロ 新聞労連など女性登用求め会見(毎日新聞)

 日本新聞労働組合連合(新聞労連)などメディア労組4団体は9日、東京都内で記者会見し、日本新聞協会など4業界団体と加盟各社に対し、女性役員比率を上げるよう要請したことを明らかにした。メディアの業界団体や加盟各社の女性役員の数は極めて少なく、約7割の団体・会社が役員ゼロだった。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言で、日本のジェンダーギャップに国際的な注目が集まるなか、新聞労連の吉永磨美中央執行委員長は「発言の背景に女性蔑視的な社会風土がある。メディアの影響や責任は大きく、私たち自身が変わる必要がある」と訴えた。

メディア各社 女性役員わずか
 新聞労連の調査によると、2019年4月1日現在で、全国の新聞社38社の女性割合は従業員で19・92%だが、管理職で7・71%にとどまる。役員となると、38社の役員319人中、女性はたった10人。毎日新聞は従業員23・57%、管理職10%、役員ゼロ。

 また、日本民間放送労働組合連合会(民放労連)の18年度の調査によると、在京6社はいずれも社員で女性20%以上だが、役員は0~14・3%、番組制作部門のトップはいずれもゼロだった。また業界団体でも、日本新聞協会の役員53人、日本民間放送連盟の役員45人のうち女性はゼロだ。……

 森さんの問題も同じだ。結局、差別や抑圧を許しているようなことでいいのか、なぜ、それを許し続けてきたのかという自省がいま求められている。それが、自分たちの課題だと言うこと。「足をどかしてくれませんか。」は名言だなあ。その言葉を、正面から受けとめなければいけないのだなあ。

 メディアの人の問題提起は、取材のあり方も含め、メディアのあり方が変わらねばということだろう。従来のメディアではダメだよと。もちろん変わると言うことには、試行錯誤が必要なのだとは思うけど、変わっていくべき道をもっともっと、探求しないとなあ、と。

 

2021/02/08

菅首相 「親族照会」の緩和を表明、生活保護申請で

 今日もとにかく、大型座談会①原稿を黙々とすすめる。もうちょいで、全体が見通せるかなあ。もうふたつ、みっつがんばれまメドがでるか。ふー。あとは、座談会②の実現への調整電話。永田町方面はどうも落ち着かないので、大変。今日もとまったりしていたし……。大丈夫かなあ。どうだろうなあ。

 ずっと、机に向かっているだけではちょっとなあ、ということで、今日は少し歩いた。

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 少しは気分は変わる。だけど、次の場所に来ると、心がかきむしられる。切ない思い人なる場所。

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 うーん。信長・光秀よりも切ない物語なのだ。

 結構、夕食準備のギリギリまで、仕事をすすめる。なかなか、時間が足りないなあ。

 ニュースではいいこともある。

菅首相 「親族照会」の緩和を表明、生活保護申請で(共同通信)
 菅義偉首相は8日の衆院予算委員会で、生活保護の申請時に福祉事務所が本人の配偶者や親子など親族に援助できないかどうかを確認する「扶養照会」を巡り「より弾力的に運用できるよう、今厚生労働省で検討している」と述べた。4日に田村憲久厚労相が緩和方針を示しており、政府として見直しを改めて表明した形。照会手続き撤廃は否定した。
 田村氏は8日「なるべく早く検討結果を示したい」と述べた。立憲民主党の稲富修二氏への答弁。
 田村氏は、家庭内暴力があった場合や親族が高齢者施設に入居している場合、家族関係が壊れている場合などは、現在も照会を不要としていると説明。厚労省が自治体への通知で例示している「親族と20年間音信不通の場合」は、メールなどが頻繁に使われる現代にそぐわないとして「本当に家族関係が壊れているのはどういう場合なのか、今整理している」と明らかにした。……

 首相の緩和の表明は重要。ここからはその中身が焦点となる。照会手続きは撤廃しないという。やはり、ボクらが主張する、「本人の承諾なしでは照会しない」という原則の確立が焦点になる。まだまだ」、要求を続けないと。

 今日は朝刊に、この問題がならんだ!

生活保護「家族に知られたくない」 扶養照会に抵抗感、受給の壁に(毎日)

生活保護は権利 利用妨げる壁取り除け(東京・社説)

「最終的には生活保護」答弁 炎上・反発の底に潜む問題(朝日)

 わが雑誌にも、今月は小林インタビューが!

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 ボク的には、「努力は大抵報われない 願いはそんなに叶わない それでもどうか腐らずに」という感じだなあ。それもよし、ウジウジしながら、でもまあ、やるべきことあ、しっかりやりましょうねえ。(関取花はやっぱり大好きです)

 

 

2021/02/07

菅内閣の支持率「続落」38%(共同通信)、菅内閣の支持率、横ばい39%…読売世論調査

 今日は、朝3回洗濯機をまわして、布団をほして、掃除をしてから、仕事スタート。一日中、ひたすら大型座談会①の原稿整理。だんだんと、すすんできたけど、まだ、いくつかの山がありそう。明日と明後日で、構成の改変なども含め、全体のメドをつけて、明々後日に完成。できれば1日短縮したいところだけどねえ。でも、一日中、そういう作業を忍耐強くやっていたので、変わったことは特に何もなく。心もそんなに動かない。

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 ニュースと言えば、

菅内閣の支持率「続落」38%(共同通信)

 共同通信社が6、7両日実施した世論調査によると、菅内閣の支持率は38.8%で、前回1月の調査からさらに2.5ポイント続落した。不支持率は3.1ポイント増の45.9%。

 共同通信の世論調査では、菅さんの長男の総務省幹部の接待問題について、首相の説明について「納得できない」は62.0%、「納得できる」との回答は30.8%だったそうだけどね。森さんの女性蔑視発言に関しては森さんを、会長として「適任とは思わない」が59・9%。「適任と思う」は6・8%だったそうだ。

 さてさて読売の調査では

菅内閣の支持率、横ばい39%…読売世論調査

 読売新聞社が5~7日に実施した全国世論調査で、菅内閣の支持率は39%と前回(1月15~17日調査)の39%から横ばいだった。不支持率は44%(前回49%)に下がった。昨年11月に69%だった内閣支持率は、その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3回連続で下落していた。今回の調査で支持率の下落傾向に歯止めがかかったのは、新規感染者数が減少に転じたことが主な要因とみられる。

 政党支持率は自民党37%(前回37%)、立憲民主党5%(同5%)、公明党4%(同3%)などの順で、ほぼ変化がなかった。無党派層は42%(同46%)だった。

 森さんの発言については、「問題がある」との回答で「大いに」63%、「多少は」28%、合わせて91%に上ったそうだ。「大いに」を男女別にみると、女性が67%で、男性の59%。緊急事態宣言の中、与党の国会議員の東京・銀座問題は「問題がある」とした人は、「大いに」79%、「多少は」16%を合わせて95%に達した。みんな怒っているのだけど。東京オリパラについて、「観客を入れて開催する」8%と「観客を入れずに開催する」28%を合わせ、36%が「開催に前向きな考えを示した」と。「再び延期する」は33%、「中止する」は28%。夏の開催はやめるというのが61%なのにね。報道の仕方が読売らしいなあ。

 まあ、問題は、最大の関心はコロナだし、そのもとで、政治を変えるということをどのように訴え、議論していくのかだな。可能性はあるが、智恵はいる。

2021/02/06

Don’t Be Silent #わきまえない女 たち

 今日は、早朝仕事スタート。どうしても睡眠不足になり、体にダメージ。だけど、なかなかベッドで二度寝という具合にはならない。結局、ソファーで少しばかりウトウト。それでもって、座談会①の原稿化の作業をスタート。かなり焦りを感じているので、必死のパッチでの作業。すすんだような、まだまだこのテンポではというような。しかし、長時間労働になってしまったよなあ。ずっと、机に向かっているわけだから、結構、精神的にもつらいっす、と思いつつ、でも、それが日常でもあるよなあなどと、わけのわからない思考をめぐらす。

 さて、夜は、CHOOSE Life ProjectのDon’t Be Silent #わきまえない女 たち。

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 ちょっと、出遅れて、見始めて、結局、見入ってしまった。いやあ、おもしろかったです。議論がとってもシャープでするどい。わきまえない人たちは、やっぱり鋭いですよ。いちいち考えさせられるし。あらためて、自分のこびりついている、気づかない差別や偏見ということも考えさせられるし、無理解ということも考えさせられる。この分野の議論の積み重ねというものも勉強になった。自分が少し、変われる感じもするような場でもあった。
 CHOOSE Life Projectの番組は、ときどき見るけど、おもしろい番組が多い。テレビが面白くないぶん、ネット番組がどんどん広がっていくのだろうなあ。こうした番組がどんどんできてきたとき、ボクらのような、オピニオン系の雑誌は生き残れるのだろうか? 共存しながら、雑誌が果たすやくわりとは、何なんだろうか。ほんとうによく考えなければいけない時代になっていることも、自覚する。

 さて、コールドケース3は、中国残留孤児の話。うん、もう歴史のなかにある意味でうずもれ、多くの人の意識から消えかかっているのかもしれない。ボクが、いまの仕事をするようになったころは、裁判もたたかわれ、何度も企画化したけどなあ。何も、歴史のなかで起こった問題に向き合ってこなかったこの国。うーん。

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 同時に、外国人の問題には直面している。この問題も、ちゃんとできていないし、集中的に勉強しなくてはいけないとは思うのだけど。

2021/02/05

「コロナ禍で進む辺野古新基地建設の現状—これまでの裁判と今後の展望にふれながら」 あと、保育園のこと

 今日も、座談会①をすすめる。あまり、思い通りにすすまないなあ。まだまだ時間が相当、かかりそう。土日勝負だな。がんばらないと! 今日は、会議もあるし、さぼっていた実務のね。郵便局にもいったりね。やっぱり追い込まれるなあ。大丈夫か、今月。めどもくそもない、来月、再来月……。
 夜には、ZOOMで、ND(新外交イニシアティブ)のオンラインイベント「コロナ禍で進む辺野古新基地建設の現状—これまでの裁判と今後の展望にふれながら」を聞く。

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 元山さんと加藤弁護士の報告とトーク。やっぱり、悔しいよね。この国の政府は、民意も、地方自治も、ルールも好き勝手にして、基地をおしつける。ともすれば、裁判の論点なんか、ボクの年ではすぐ忘れてしまうけど、あらためて、これまでおこなわれてきた裁判、いまおこなわれている裁判の論点をおさらいし、口惜しさと怒りできもちが高ぶる。悲しくなり、絶望的にもなる。それでも、たたかう沖縄にリスペクト。裁判所がこのようなひどい判決を出すのは、世論がそれを許しているからだ。そういうことを、ある老弁護士が言っていた。だからこそ、裁判所の外のたたかいで世論を変えることが大事だと。いま、ボクらにはそのことが問われている。そのことに役に立つ仕事をしないといけないなあ。そんなことを強く決意。

 FBで、上間さんが保育園のことを書いていて、子どもの保育園時代を思い出す。うちは、途中から、相方の転職と引っ越しの都合でさくらんぼ系列の保育園にうつった。さくらんぼの保育は独特の難しさがある。もちろん良さもある。その中身にふれないけど、保育士さんの思いと、父母の思いの間にたって、父母会の役員として、ずいぶん苦労した保育園時代だった。だけど、友だちもできたし、楽しい思い出もたくさんある。個別に、延長をはじめ、つっこんだ話しあいを何度もしたなあ。そのぶん、保育士さんの思いもうけとめようとずいぶん勉強もした。行政への働きかけや、財政活動も相当とりくんだなあ。前進座公演は3回ぐらいやったなあ。
 正直言って、子育てというのは後悔や申し訳なさのほうが先に立ってしまう。だから、保育園のことも後悔のほうが大きいのかもしれない。だけど、孫は2人とも、息子のいっていた保育園ではないが、さくらんぼ系列の園にかよっていて、親子でリズムをしている(笑い)。それは、息子が選んだことでもある。

2021/02/04

よなばるまじくものがたり

 今日は、午前中はインタビュー①。いろいろ考えさせられるインタビューでした。この人、結構、ズバズバふみこんで政治的背景を腑分けしてみせる。よく考えているなあ。そのあとは、(大型)座談会①の原稿に向き合う。zoomでの収録だったのですが、一人だけ、通信環境が悪く、かなり途切れ途切れの発言を、いろいろこうだろうと考えもって、原稿をつくってみる。しかし、大事なことが凝縮されている発言が続く。

 ニュースを見ていると、ほんとにあきれるような事件が続く。森さんのことにしろ、首相の息子をめぐる事件にしろ、やっぱり官邸中心の政治の反映なんだろうなあとは思うけど、あまりにも、事件の内容がひどすぎる。政治はどうなっていくのか。だけど、正直言って、多くの人は、政治を引いてみている感じがする。もっと、政治を変える動きをつくらないといけないし、多くの人が政治について発言しようという気持ちになるような運動や議論をつくらないとなあ。ここをどうつくるのかが思案のしどころだな。

 思案という点では、議論のなかみということと、議論の形態ということの両面があるのだと思う。中身もほんとに考えなきゃというのは、痛感しすぎるほど悩んでいるけど、形態の問題も考えなきゃねえ。たとえば、動画。もっと、動画にしたしんでみようと思って、昼飯を食べた後、少し気分転換で、windowsについているビデオ作成ソフトがどんなもんなのかと、ちょっといじってみた。簡単にいろんなことができるんだなあと、びっくり。みんなyoutubeに走るわけだと納得。少し、動画作成に習熟してみたくなった。手身近にあった素材を、数分で組み合わせて、音楽をつけた動画をつくってみた(ただ、内容が孫①②のものなので、ここではアップできません)。ほんとうにいろいろ挑戦しなくっちゃ。

 夕方、とどいた絵本を読んだ。

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 よなばるまじくとは、タイワンダイとよばれる鯛の仲間。金武湾や中城湾でとれる魚だそうだ。その魚と、聞得大君の悲しいものがたり。人のために生きる、虐げられた人の思いと、沖縄の海の美しさを感じさせるものがたり。与那原に伝わるお話だそうだ。孫①にはちょっと早いかな。そのうち、プレゼントするためにとっておこう。

2021/02/03

コロナ禍の高校生~ルポ“課題集中校”~

 今日は、大型座談会①の原稿化作業をすすめる。結構な分量なので、結構な仕事となる。途中で、中型座談会②の設定の必要性が出てきて、その相談をはじめる。インタビュー②は成立するのか、しないのかという相談も。なかなか、まだまだ、2月作成のページもうまらない。いくつか、必殺をやんないとなあ。ふーーーー。がんばりましょうねえ。うまくいけばいいなあ。明日のインタビュー①の準備ももう少ししたかったけど、ちょっと、余裕がなかった。ほんとうに

 夜、クローズアップ現代+を見た。

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コロナ禍の高校生~ルポ“課題集中校”~
 「親から暴力を受けた」「生活費のためアルバイトを強要される」「介護疲れで眠れない」…。 長引くコロナ禍が、高校生たちの生活を脅かしている。中でも大きな影響を受けているのが、学習や家庭環境などに困難を抱える生徒が多く通う、“課題集中校”。神奈川の県立高校のあるクラスでは、昨春に入学した生徒の4割がすでに中退。教師たちは個人面談などで生徒の悩みをくみ取り、生活状況の改善も含めた必死の支援に奔走している。 “課題集中校”の現実を見つめることで、日本における教育格差や、コロナ禍における教育問題を考える。

 初心というか、自分の原点を揺さぶられるようなドキュメント。田奈高校のとりくみは、いろいろな本にもなっているし、かなり有名ではあるのだけど、だけど、とても普遍的で、ある種の高校教育のありようを示している。子どもたちをまるごとうけとめ、丸ごと支える。そして、彼らが生きていくことをずっと支える。もちろん、働くということは重要な課題だ。番組では、校内ハローワークのことが紹介されていた。彼ら、彼女らのためには何でもする。もともと、日本の学校教育が支えていた、子どもの発達や成長というものは、せまい学力というものではなく、もっと深く、太い、生きるということにかかわるもの。だからこそ、福祉的な機能も果たし、福祉と教育を分離させるような二元的な対応はとってこなかったんだよなあ。その原点を感じさせるし、考えさせる。そのことが、いま求められているということも。うん。ちょっと、高校教育について、またいろいろやりたいなあ。うん!

 さて、今日は、相方の誕生日でした! おめでとう。離れているけどね。

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 遠くからお祝い💛

2021/02/02

首相会見「予定の時間だから」49分で打ち切り 本紙7回連続で指名されず 緊急事態宣言の延長(東京新聞)

 今日は、会議準備からのスタート。いろいろ企画を考えたり、長い電話で相談したり。いまの菅内閣の行方をいろいろ意見交換。財界の動向とか、ブレーンのなさとか、いろいろと勉強になる。ただ、相手の携帯の電池切れで、ブチっと電話が切れた……。午後から、会議して、今後の企画の相談。いろいろ焦る事態。まだ、次の号の企画も決まり切っていないし、手を打たないとなあ。その後、研究会にも参加。その内容で、学んだことは後日書くことになるだろうけど。

 そこでも話題になったのは、斎藤幸平の『人新世の「資本論」』。これをほめる人がいるけど、ボクは読んでの感想をちょっとだけ書いておくと、あまりお勧めはしない。たしかに、グリーンニューデールだとか、SDGsの批判は切れがある。改良は改良にすぎず、社会全体の変革が必要だというのはそうだ。だけど、そこにいたる政治過程はまったく無視、ないし軽視しているのはいかがなものか。そもそも、脱成長というもののキーワードにして、そこにマルクスが晩年に転換したというのはちょっと無理がありそう。すくなくとも、きちんと議論しているとは思えない。よくいわれている物質代謝論にしても、日本ではかなり議論されてきたことだし、もっと言えば、マルクスそのものの理解が、かなり恣意的で、実証的ではない感じ。これまでのマルクス理解の積み重ねのうえにあるというより、自分の言いたいことがまずあって、そこにマルクスの個々の命題を押し込むというやり方はどうなのかなあというのが感想だけどなあ。最近、議論した、ある非マルクス主義哲学者の方も、斎藤さんのマルクス読みはいいとこどりと強調していたけど、同感。もちろん、彼自身の研究成果そのものは、評価されるべき面もあるんだろうけど、この人の議論は、きちんと、冷静にみたほうがいいような気がするのだけどね。あまり、英雄視しないでよね。まあ、素人の感想ということで。でもマルクスでいろいろ議論が巻き起こるのは歓迎だけどね。あまり、マルクス、マルクスというのが好きではないボクでもやはり嬉しいことではあるのだけど。

 さて、緊急事態宣言の延長。でも、ほんとうに、この首相は、まともに説明できない首相だ。

首相会見「予定の時間だから」49分で打ち切り 本紙7回連続で指名されず 緊急事態宣言の延長(東京新聞)
 菅首相は2日、首相官邸で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の期限を東京など10都府県で延長する理由を説明した。
 首相が「1か月後には、必ず事態を改善させる」と緊急事態宣言を発出した時の約束を裏切る形になり、質問を求める記者の手が上がっていたが「予定した時間」を理由に会見を49分で打ち切った。
 首相の会見は就任後7回目。本紙記者も手を挙げていたが、7回連続で指名されなかった。会見は首相が冒頭に発言し、幹事社が代表質問した後、司会が各社やフリーランスを指名した。

 政治とメディアの関係は、かつての夜討ち朝駆けで、番記者が役割をはたす時代から、記者会見というオープンな取材の時代になっているのが世界の流れ、日本でもそうあることが求められている。そのことを理解せず、気に入ったメディアを囲い、そして、気に入らないメディアを排除する形で記者会見がおこなわれる。だから、よけいに酷く、醜い姿を露呈する。

 いよいよ駅前のスーパーは閉店間近。

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2021/02/01

「刑事罰でも行政罰でも人権脅かす」コロナ関連法改正案に反対の声相次ぐ

 今日は、インタビュー①の準備のための資料読み。このテーマでの関連する論文なども読む。ああ、「おれのとは違うなあ」というものもいくつかね。いろいろ、たいへんです。インタビュー相手とのメールのやりとりなども。

 だけど、政治家の銀座訪問(訪問ってなんなんだよねえ)が大きな問題となり、議員辞職や離党という流れになっている。これも、政府のコロナ対策のありようへの批判なんだと思う。いま国会になっているのは、感染症法改悪だけど、今日も新聞では……。

「刑事罰でも行政罰でも人権脅かす」コロナ関連法改正案に反対の声相次ぐ(東京新聞)
 衆院を1日に通過した新型コロナウイルス対策の関連法改正案のうち、感染症法改正案に罰則が残ったことに対し、関係団体の反対声明が相次いでいる。自民、立憲民主両党の修正協議で、政府案に当初盛り込まれた刑事罰が前科にならない行政罰に切り替わったが「感染者の基本的人権を脅かす点では同じ」と訴えている。
 処罰規定の新設に反対していた医療問題弁護団(東京)は1日、菅義偉首相と田村憲久厚生労働相に2度目の意見書を提出。入院を拒んだ人らへの罰則による人権制約を正当化する根拠がなく、感染者への差別・偏見の助長や検査回避の誘発につながるとして、行政罰の撤回を求めた。
 ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国原告団協議会(鹿児島)も2度目の意見表明で、罰則は感染者を人権制約の対象だと「社会的に位置づける」と批判した。
 医師や弁護士、市民らでつくる薬害オンブズパースン会議(東京)も反対声明を発出。事務局長の水口真寿美弁護士は本紙の取材に「罰則で入院などを強制すること自体に問題がある。政府などは各団体が反対する理由を理解していないのではないか」と語った。

 現場からも批判があがっているのが特徴なんだよなあ。緊急事態宣言の延長がいよいよ問題になるわけだけ、コロナ対策の総点検が必要ではないのか。国会の議論は注視したいなあ。

 学び合いが必要な仕事はたくさんある。教員などはその典型だけど、ボクの仕事だってそうだ。だから、コロナ禍の仕事はほんとうにつらいなあ。先生たちはどうしているだろうか。どのように、この苦しさを乗り越えようとしているのだろうか。

 コロナも相当気になる状況が続くが、花粉症もいよいよ大変になってきたなあ。困ったものだ。

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