あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます
元日も普通に起きる。もう日の出は当然終わっていたので、テレビ画面から。
Wダイヤモンド富士だそうだ。
おせちとお雑煮でスタート。その後、録画していた、100分de名著「ディスタンクシオン」を全編見る。
岸さんとは政治的な体験や考え方が違うところが多く、彼の発言では、意見の違いも少なくはないのだけど、ブルデューをはじめて読んだとき、自分のことが書かれていると感じたのは、ボクもまったく同じだ。若いころ、堀尾さんの本を通して、ブルデューを、バビトゥスをはじめて知った。最初に読んだ、『再生産』の邦訳が91年にでているから、90年代なのかなあ。いまの社会の複雑さや、さまざまな、社会変容からすれば、ほんとうに古典のような本なんだろうけど、だけど、ブルデューが生きていれば、誰かが言っていたが、「いまも何もかわっていない」と言うのだろうなあ。などと感じながら聞いていた。まあ、岸さんはわかりやすく話されていたが、考えてみれば、この間、『世界の悲惨』の邦訳が出、『ディスタンクシオン』の邦訳が出て、この番組だから、この流れは、ちょっと注目される。格差についても関心ということか。
それは、「欲望の資本主義2021」でも同じか。
橋本さんや大西さんを登場させての工夫は見るが、労働運動は出てこないし、政治が見えてこない。新自由主義を語ってもだなあ。
三が日は、ナウシカを読んだり、新聞や本を読んだり、そして、新米史官ク・ヘリョンをずっと見ていた。
19世紀初頭の朝鮮という設定。女性差別と生きづらさからはじまって、権力による公文書の修正と、それとたたかう独立国家機関の史官たち。どこかのいまの政治を見ているようで、思わず、ずっと見てしまった。もちろん、いまは民主主義の時代だから、比較は意味がない。だけど、ここまだ問題がかさなって見えてくるのは驚きだし、民主主義の時代にそういうことがおこっているのが、あまりにも恐ろしいということでもあるのだけど。
明日から、仕事。うーん。いやだなあ。なかなか、先が見えない現状、あまりにもつらすぎる仕事に……(苦笑)。だけど、まあ、強い気持ちでだ。
さあ、ことしもがんばるぞ!
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