感染症法改正のひどさ、愚かさ
今日は、朝から大型座談会をZOOMで。ここんところ、家のネット環境が非常に不安定なもので(集合住宅です)、職場のZOOM会議ルームでやりました。だから、早起きして、早めに職場に。8人の大型座談会だけど、おねがいした司会者のさばきも見事で、また大物参加者の発言は、やはりすごいなあとうならせる。若い人、現場の人の話はぐいぐい引き込む。中身はでてからのお楽しみですけど、いやあ、ものすごくおもしろかったです。
あっという間の2時間半の座談会。これからは、ボクががんばります。
いろいろ、作業のだんどりの手配を午後から。そして、渡辺治さんの講演を聞く。「菅政治に代わる選択肢をさぐる」。なぜ、菅内閣はゆきづまるのか、その構造を、治節で展開。そして、選択肢はその構造を根本的に変えること。とりわけ、今日の話では、たっぷりと新自由主義を語る。
ただ、ボクはやや疲れぎみ。結局、3が日後は働きづめだものねえ。なかなか、泥沼から脱せないなあ。
いろいろ、企画を考えたり相談したり。次号でコロナはどうするの。感染症法改正のひどさ、愚かさはどうしようか? この問題では、公衆衛生学会や保健師教育機関協議会など、公衆衛生の専門家からの発言にとても学ばされる。感染症法の歴史と実際の現場の視点の説得力だなあ。
我が国においては、過去にハンセン病、後天性免疫不全症候群等の感染症の患者等に対するいわれのない差別や偏見が存在したという事実を重く受け止め、これを教訓として今後に生かすことが必要である。
このような感染症をめぐる状況の変化や感染症の患者等が置かれてきた状況を踏まえ、感染症の患者等の人権を尊重しつつ、これらの者に対する良質かつ適切な医療の提供を確保し、感染症に迅速かつ適確に対応することが求められている。(感染症法前文より)
さらに、罰則規定を入れることで、保健所の現場が混乱する可能性が高いということが共通して指摘されている。隠れた患者を告発したハンセン病の経験からも、住民との信頼関係で成り立っている地域の保健活動が、根底から崩されてしまうというのだ。その結果、感染症法上必要な情報が取れなくなるだけではなく、あらゆる地域の保健活動の根底的な資源を失ってしまうという。そもそも、罰則規定がつくられると、みんな隠したり、逃げたりするというのが感染症の歴史の教訓だとも。
問題は、いまからつくる雑誌は3月にでるということ。いまのていどの感染者数でしばらく推移するのか、変異株による感染の拡大があるのかで、状況は大きくかわるだろうし、そもそもその時点では何が対策の論点でるおとが考えられるのか。なやましいなあ。むずかしいなあ。
対策では、政府は野党の要求をどこまで受け入れるだろうかなあ。そこもまた、難しいなあ。月刊誌はなかなかつくるのが大変だなあ。
今日は朝は寒かったが、昼からは少し局面が変わった。
政治やコロナの局面はどうなるのかなあ。悩ましい日が続くなあ。
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