踏み越える専守防衛―急浮上した敵基地攻撃と第5次アーミテージ・ナイ報告書を読み解く
コロナ禍で緊急事態宣言となっても、まだ出勤風景は変わりません。
どうなるのかなあ、と落ち着きません。今日は、朝からメールのやり取りで、今月のインタビュー①の日程を決める。そのほか、メールのやりとり、会議、打ち合わせといろいろあります。合間に資料読み。
夜、NDオンラインイベント「踏み越える専守防衛―急浮上した敵基地攻撃と第5次アーミテージ・ナイ報告書を読み解く」を聞く。半田さんが前者、猿田さんが後者。半田さんの話は時間が短かった分、コンパクトで、ズバッと本質をついたもの。今回の閣議決定のスタンド・オフ・ミサイルに代表されるような実態として専守防衛を超える軍事力をそなえつつある自衛隊の現状と、一方、しかしその自衛隊もさまざまな面があるということと、政治主導の爆買い軍拡というかみ合わない形で進む現状を報告。猿田さんは、今回は注目されなかった、アーミテージ・ナイ・レポートにこだわりつつ、今回の特徴をうきぼりにする。対等な関係をどう読むのか。ボクなら、対中圧力を念頭に、日本がその主体となるべきということなのだと読むのだけど。だけど、総じて、政治というものが、日本もアメリカも、あまり論理的な行動をしなくなり、きわめて少数の利害を代弁するようなものに変質してしまったもとで、なかなか読み解くのが難しい。米中対立、日中対立も、現実の依存関係を考えると、なかなか難しい面もあるのも事実。さまざまな側面、さまざまなプレイヤーの動きをよく見ろということなのかなあ。猿田さんの議論は、ここまでなら、良識的保守は合意するのかという参考にもなるし。といろいろ考えることはできるんだよなあとも思った。
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