隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人
コロナ感染はさらに広がっています。思い切って、テレワークの量を増やそうかと、いろいろ考え込みます。編集の作業ですから、自宅でできることも少なくないのですから。取材のほか、さかざまな関係方面との連絡調整や、資料の収集など、調整がうまくつけることができれば、の話ですが、これができればそれにこしたことはありません。
緊急事態宣言では、学校は休校にならないようです。ヨーロッパでもロックダウンで休校になる国と、学校は除外する国とに分かれているようです。最近の知見では、子どもは感染しにくく、させにくいとも言われていますが、確定的でないことも事実で、日本でも、不安を感じる人もいるでしょうし、最善の感染対策が求められます。いずれにしろ、きちんとした調査が求められますし、休校や活動制限が子どもに与える影響、家庭に与える負荷をきちんと調べて、そのうえでの議論と対策が求められるでしょう。オンライン授業にしても、どのような条件がさらにもとめられるのか、どのようにすすべればいいのか、対面との組み合わせをどう考えるのか、学年進行でどう考えるのか、しっかりした議論をしてほしいもの。そのためにも、中央だけで決めるのではなく、地方や学校に、いろいろな判断を任せていく状況をつくらなければいけないのは事実だと思います。
そういうなかで、昨日も、またいやな夢を見たようで、朝から気持ちが重い感じでした。起きているときは、いろいろ忙しいですから、それにおわれるのですけど、寝ているときは、緊張と不安がどっと出るのかもしれませんね。結構、難しい問題です。
今日は、電話での今月企画の調整と、あと、今月手打ちする企画のための本読みです。
夜、「隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人」を見ることができました。たぶん、放映された一昨年の夏に、録画はしたんだろうけど、きちんと見なかったのかなあ。昨年、本にもなったこともあるけど、今日、再放送をやっていて、たまたまチャンネルを回していたらやっていたので、すぐに引き込まれてみた。
「私は北朝鮮兵を殺した・・・。」1950年に勃発した朝鮮戦争の最前線で、戦争に関わっていた日本人の尋問記録が初めて発見された。歴史の闇に迫るドキュメンタリー。「私は北朝鮮兵を殺しました・・・」。その極秘の尋問記録には、これまで隠されてきた日本人の“戦争協力”について告白が記されていた。1950年に勃発した朝鮮戦争。今回、米軍の支援に当たっていた日本人70人の尋問記録をアメリカで発見。朝鮮半島の最前線で、日本人が戦争に関わっていたという記録が初めて明らかになったのだ。尋問後、米軍は一切の口外を禁じ事実を封印していた。歴史の闇に迫るドキュメンタリー。
掃海艇での参加と戦死というのは、国会での問題になり(質問主意書)有名だけど、最前線の話は衝撃的でもあった。後方支援や、米軍によりそう形での戦場に行き、最前線でたたかった日本人がいたのだ。戦闘に参加し北朝鮮兵を殺し、また、戦死した人までいた。その経緯はいろいろだが、米軍基地で働いていたことがきっかけなのだと。
米軍との同盟関係で、戦争に協力すること、それがどんなことに導くのかがよくあらわれている。そして、米軍に軍属として、またともに戦場に赴いた人は、経済的な問題をかかえていて、そのために行ったということにも、今考える点があるのだと思う。この問題は、現在にも通じる問題で、9条はボクらが、実質化する努力なしには、その力を十分に発揮はしないということもよく考えるべきことだと痛感させられる。そんな番組だった。
« ニュースウオッチ9で、生活困窮者の新年という特集 | トップページ | 『ローザ・ルクセンブルク』 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(2024.08.14)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
- 「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」(2024.07.21)
「日記」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- 夏が気合を入れているのか(2024.09.13)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
「平和」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
「読書」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
- 木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」(2024.08.15)
- 9月号ができています(2024.08.12)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
「政治」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
「歴史」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」(2024.08.30)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
コメント