アウシュビッツの案内人の中谷剛さんの講演 と 原発の本
今日は、午前中は、明日の大型座談会の準備作業。かならずしもよくわかっていることばかりではないので、なかなか、準備はたいへん。この間、そういう作業がほんとうに多い。試練の日々だな。今日は天気はよかったけど、風が強かったので、寒さを感じた。
さて、そういう試練の一つとして、この間、原発関連の本をいろいろ読んでいる。それが、写真の本などだけどね。原発事故の被害とはどういうものか、森松さんの本は、何度も泣きながら読んでいる。福島で暮らす人たちの思いもそうだ。その救済とは、包括的なものでないとだめという公害のたたかいの教訓から学んだこと。そして、再生こそ救済だ。こんなたたかいなのだとあらためて学んでいる。同時に、原発をとめるたたかいからもいろいろ学んだ。裁判もさまざまな局面はあるのだけど、一つ一つ成果を積み重ね、裁判所も変化もある。3・11がもたらしたもの、それはそう簡単に風化するものでは決してない。などなど。
夕方には、アウシュビッツの案内人の中谷剛さんの講演を聞いた。水谷尚子さんは「彼の話は相変わらず多方面に配慮した慎重さで、欧州で生活することの『たいへんさ』がにじみ出るものだった」と書いているけど、彼の慎重さには、よく考えているという思考の厚さを感じたりする。さまざまな歴史や文化などが重なり合うヨーロッパだからこその厚みかもしれないし、それが文化なのかもしれないと感じる。いまこの国に求められているのは、そういう物事をよく考えるという厚みなのかなあとも。
話は、まず核兵器禁止条約から。アインシュタインと日本とのかかわりから、この歴史的条約にういて語る。そして、ドイツはすぐに向き合えなかった、だけど、少しずつ向き合うようになった。そして、いまアウシュビッツで熱心に見学するのはドイツ人だと言う。だけど、日本はどうなのか?いまだ、向き合う場さえつくれないでいる。そのことがものすごく苦しすぎる。その苦しさも、感じさせられる講演だった。
アウシュビッツは行ってみたいけど、たぶん行くことはないだろうなあ。お金もないし、時間もないし、あったとしても、自分が行くより、若い人が行った方が、これからの社会に役に立ちそうだしねえ。ちょっと、悔しいけど。
あまりにもしんどいこと、だけど、考えなければならないことが多い。ボクの考えていることが何らかの意味をもつかは別として。
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