『ローザ・ルクセンブルク』
わあ、という数字が今日も出ています。苦しいですね、これは、ほんとうに今年はどういう年になるのでしょうか? 厳しい材料しかありません。
さて、今日は、メールで、今月追加の企画、来月企画の相談とお願いを各方面に。いろいろとやりとりをしてすすめている最中。そして、企画の資料読み。さて、これは、実を結ぶのかなあ。まあ、実を結ばないこともまた、いろいろな肥やしにはなるのですけどねえ。
企画とはまったく無関係に、姫岡さんの『ローザ・ルクセンブルク』を読む。姫岡さんの本は、たぶん2冊目だけど。もっと読みたいとは思った。
東ドイツやソ連の崩壊にもかかわらず、ドイツではいまでもローザ・ルクセンブルクは人気があるという。若いころ、映画を見たなあ。同じ監督と俳優の手で、ハンナ・アーレントがつくられているわけだけど。人気があるのは、大国や一部の政党の幹部の発言に追随するのではなく、あくまでも労働者の下からの声での革命と権力奪取をすすめようとしたことだというわけなのだと思う。ローザの考え方から見れば、いまのボクの立ち位置など、修正主義以外何物でもないなあなどと思いながら読み進める。まあ、もちろん、それはどんな歴史的な位置にあるのかで大きく変わるもので、そのような比較をしても意味はないのだけど、激しく熱烈で劇的な人生を送った彼女だけど、そして、今から見ると、その主張にはさまざまな矛盾が内包しているようにも見えるけれど、それがどのような時代のなかでなされ、その彼女の主張の核心にあるものとは何なのか、短い伝記なので、もう少し、この時代の政治と革命運動の歴史を学んでみたいと思った。女性であることをある意味で乗り越えようとしたローザではあるけど、それを女性史の研究者が描く、クラーラ・ツェトキンについて一節設けられているもの興味深い。
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