「コロナ禍における非正規労働運動の現状と展望」と「子どもたちが生活を綴ることとこれからの学校教育」
今日は早朝仕事。眠いなあ。でも、少しずつ、夜明けは早くなっている感じはする。ボクの住んでいる団地は2400世帯。この時間帯に棟全体の電気が消えているところがあるかと、見ながら自転車を走らせたけど、すべて消えている棟は、1つか2つぐらいかなあ。いろいろ起きて、仕事しているのかなあ、などと考えながらの早朝仕事。
午前中は、ゲラ読み。短めのを2本、長いのを3本(一部夕方)。明日も、たっぷりゲラを読まないとなあ。
午後からは、zoom取材のはしご。アクロバティック。まずは、首都圏青年ユニオンを支える会有志企画シンポジウム「コロナ禍における非正規労働運動の現状と展望」。おお、支える会の共同代表は、あたらしく、蓑輪さん、佐々木さん、杉田さんが加わったのか!
原田委員長の報告は、すごかった。コロナ禍で、一気に、休業補償にかかわっての労働相談が増え、争議も増えているそうだ。組合員もね。大きな企業の非正規労働者のなかでの組織化とたたかいの広がりも。こういう形で困難は、非正規に押し付けられている。また、学生アルバイトに。学生の困窮はほんとうに深刻を通り過ぎている。できれば学生の全国調査をどこかがちゃんとしてくれないのだろうか? たたかいのなかで重要な成果もかちとっているし、係争中のものも多い、そのたたかいの当事者の思いにもふれて心を打たれた。黒沢さんの話もあわせ、たたかいの、労働組合の大事さも痛感した。
後半の藤原辰史さんの話は、ナチの歴史にふれながら、青年ユニオンのたたかいの意味をファシズムとのたたかいのなかに位置付けるのはおもしろく、かつ、ハッとさせられる視点。菅間さんの話は、高校生のとりくみにもふれながら、教育だけでは若者は育たず、労働組合をはじめとした運動の重要性を言う。すこし、襟をただされたシンポだった。
もう1つは、作文の会の川地亜弥子さんの講演会。彼女の講演を聞くのははじめてかも。「子どもたちが生活を綴ることとこれからの学校教育」。Bコースの伝統をしっかり受け継ぐ彼女。発達というバックボーンを持ちつつ、教科の授業に踏み込んでいくのだから、ほかの人にはないおもしろさがある。子どもの作品から子どもの思いや教師の思いを読み取りながら、子どもの発達保障を権利条約の視点でおさえつつ、いまの教育政策の問題もうきぼりにする。視野も広く、深みがある。若いのにがんばっていますね。批判的視点もしっかりしていて、「ぜひに」という感じだな。『流行に踊る日本の教育』も読まなくてはね。
川地さんの話には希望もある。その希望はそれはそうなのだ。教育とはそういうものだ。だけど、ふとよぎるのが東京の状況だ。ここまで、事態がすすんでしまった東京……。心ある教師が傷ついていく……。地域差、学校差、ほんとうにそこもまた、よく考えなければならない。そういうこともよぎるのだ。
なかなか充実はするが、結構、バテてはいる。睡眠不足だし。気分転換もしなくっちゃねえ。
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