「沖縄が燃えた夜〜コザ騒動50年後の告白〜」
昨日は、夜にETV特集で、「沖縄が燃えた夜〜コザ騒動50年後の告白〜」を見た。今日は、事件から50年だ。
1970年12月20日未明、アメリカ統治下の沖縄で起きたコザ騒動。数千人が参加し、82台のアメリカ車を焼き打ちした。事件は、基地の島で生存権を脅かされてきた人々の怒りが爆発した「反米騒動」といわれてきた。当時、60枚の現場写真を撮ったカメラマン吉岡攻は、50年後の今年、再び現場を訪ねた。あの夜、騒動に加わった人々、裁判で罪を償った人がその心情を初めて告白した。コザ騒動の真実とは何だったのか―
沖縄人民党史には、「鉄をもとかす怒り」の爆発、二十五年の怒り燃えあがるとある。事件にかかわった人、騒擾罪で罪に問われた人、さまざまな思いが胸に迫る。悔しさ、怒り、後悔……。封じ込められたさまざまな思いを感じた。米軍相手のミュージシャンだったかたの話、罪に問われた方の思い。沖縄の思いの根底にあるものが少しだけでも知ることができただろうか。
さて、今日は、まずはゲラ読み。長いのが2本で結構、時間がかかる。うーん、疲れる。ちょっと血圧がここ数カ月高いのもあるけど。塩分はずいぶんセーブしているつもりなんだけどなあ。まだまだ、だめか。取材がオンラインになると、出かけることがなくなる。その分、ほかの仕事ができるのはいいのだけど、結局、動くことがなくなり、ずっと椅子に座って、活字とにらめっこという生活になる。運動不足なんだろうなあ。休んでいないのもダメなんだろうなあ。もう1カ月半は休んでないなあ。その前は、2カ月か。この100日で休んだのは1日か。ダメだなあ。余裕がないはずだ。何とかしなきゃだけど、いろいろ、無理をまわりにいって、やっと、原稿がそろうという水準だしなあ。何とかしなきゃなあ。
午後は、「第15回子どもの貧困対策情報交換会」。子どもより少し上の若年層のコロナ禍のもとでの貧困がテーマ。反貧困ネットの瀬戸さんの報告は、この間ずっとウオッチしてきたことでもあるが、その深刻さをあらためて感じる。リーマンショックと比しても、若年層、とくに女性の困難がはっきりとうきぼりになっている。サンカクシャの荒井さんの実践も含めて、頭が下がる。なかなか、可視化しにくい若年層の困難によりそって、粘り強くとりくむ。若いのにすごいなあ。ただ、こういう取り組みはどうしても企業の支援に頼らざるを得ない。だけど、それでは限界がある。共助の限界が共通して話されたことでもあるのだけどなあ。
夜は、NHKスペシャルのパンデミック 激動の世界 (6)「“科学立国” 再生への道」。「早くも海外で始まったワクチン接種。日本もワクチン開発に挑むが、実用化のめどはまだ見えない。薬の開発でも、優れた成果を上げる国内の研究室が人材枯渇の危機に。数々ノーベル賞学者を輩出してきた日本の医学研究が、なぜコロナ禍で成果を示せないのか。今月急逝した科学者出身の元文部大臣・有馬朗人氏の亡くなる直前の貴重なインタビューや知られざる研究現場のルポで、迷走する日本の科学政策とその解決の道を探っていく」。 うーん何をいまさら……。科学をこんなにボロボロに追いやったのは誰なのか。最前線の特任助教が姿があまりにも、あまりにも。一方で、沖縄科学技術大学院大学(OIST) を希望として紹介する。うーん、どうだろうか。特別に予算を投入することで、一定の成果があるにしろ、すそ野をつくっていかないと、うまくいかないのははっきりしている。特別な拠点への支援は特権を生み、閉鎖を生む。ここは、ハラスメントが問題になっているのだけど、さもありなんという感じもするなあ。
夕方の買い物の途中で見つけたもの。
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