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2020/12/16

教員不足改善へ「少人数学級化は必要」

 金曜日からの工場籠城に向け、いろいろバタバタとする一日。ゲラ読みを含め、実務が中心だけど、結構忙しい。あいまに資料読みもしなくてはいけないし。うーん。一喜一憂までいかないなあ、思うようにはすすまない。みんな、自分のことがたいへんで、自分のことばかり。どこに向かっていこうとしているのか?がっかりすることが多い。そんなかで、自分はあまり必要じゃないなあなどとも感じてしまう。

 ただ天気はいい。その下で、都の体育館はさみしい感じ。

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 さて、予算編成も最終局面かという感じ。

 毎日が、「公立小学校、全学年35人学級へ 40年ぶり見直し 17日合意へ」と報じた。「現在は40人(小学1年は35人)と定められている公立小中学校の学級基準について、政府は小学校に限り、全学年を来年度から5年かけて段階的に35人まで引き下げる方針を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。17日に麻生太郎財務相と萩生田光一文部科学相が直接協議して合意する見通しだ」と。他社は、まだ、そこまでは報じないが、どうなのだろう。いずれにしろ、明日には、明らかになる。標準法に踏み込めば、教員の配置もかわってくる。少人数学級にふみだすことで、
学校そのものが、非正規に依存するという、異常な事態から脱することができるのか、注目される。

 佐久間さんが次のような訴えをしている。とても大事な視点。


◆教員不足改善へ「少人数学級化は必要」(東京新聞)
 少人数学級の是非について、慶応大の佐久間亜紀教授に聞いた。
 私が「少人数学級化は必要」とする最大の理由は、正規雇用の教職員を公正に増やす唯一の方法だからだ。日本では教職員の数(基礎定数)はクラスの数で決まる仕組みのため、少人数学級化しないと先生の数が増えない。人手を増やし、教育・労働環境を改善する必要がある。
 バブルが崩壊した1990年代以降、国の教育予算は削減され続け、少子化を上回るスピードで正規教員数が減らされてきた。このままでは日本の公立学校の良さを維持していけなくなるところまできている。
 社会格差の拡大による貧困、虐待、発達障害など手厚い支援が必要な子どもは急増し、教職員に求められる仕事は増え続けている。
 文科省は教職員を増やそうとしてきたが、増やせた教職員のほとんどは1年任期の非正規。せっかく築いた信頼関係を1年で断ち切られる事例が増えた。非正規では担えない仕事も多く、正規教員の負担も増した。今や小学校で3割強、中学校で6割弱の教員が過労死ラインとされる長時間労働を余儀なくされている。……

 明日が大きな転機になればいいなあ。と、同時に、ここが出発点で、たたかいはまだつづくのだ。

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