障害者権利条約にふさわしい施策の実現をめざして-これからの障害者施策を展望する
早朝仕事スタート。コースが再編され、仕事量も増えて、思ったより時間がかかった。体へのダメージは予想より大きく、今日は一日、だるく、眠かった。
さて、今日は、朝から提稿作業に。だんだん山場ですねえ。
お昼に、JD40周年オンライン集会/シンポジウムに参加。JDは障害者協議会。権利条約や骨格提言など、この間の運動の政策的な面をリードしてきた組織だ。集会の内容は
■写真や映像で見る JD の 40 年
■記念シンポジウム 障害者権利条約にふさわしい施策の実現をめざして-これからの障害者施策を展望する-
【シンポジスト】*五十音順
〇井上 育世 (全国 LD 親の会理事長)
〇上田 敏 (元東京大学教授・日本障害者リハビリテーション協会顧問)
〇福田 暁子 (全国盲ろう者協会評議員・前世界盲ろう者連盟事務局長)
〇増田 一世 (やどかりの里理事長・JD 常務理事)
〇松井 亮輔 (法政大学名誉教授・日本障害者リハビリテーション協会副会長・JD 顧問)
リハビリが、第一次世界大戦を契機にはじまっていったのか。それほど、世界大戦は大きな影響を人類史のうえでもっているなどなど、リハビリの歴史と本来のめざすもの、その現状を考え、LDや重度の障害者、精神障害などの現場から、この40年が語られる。さらに就労の現場では、と。大きな変化がありつつ、現実は、格差が広がり、福祉や社会保障のもろさがあらわになっている。人としての権利はほんとうに実現しているのかと問いかける。
大きな話は必要。だけど、議論を切り込む、訴えていくには、もっと細部に入り込まないと。ほんとうに何も知らないなあ、と痛感。話を聞いていても、頭が回転して、いろいろ発想が生まれるという感じではないのが悲しい。
実は、女性国際戦犯法廷20周年オンライン国際シンポジウムも同じ時間帯であった。両方に申し込み。こちらのほうは、あとで録画で見れるようなので、仕事上の企画もとりあえずやっとので、後日、聞くことにした。
昨日の夜には、世界的ジャーナリストのナオミ・クラインさんに聞く:米国大統領選挙後の世界と気候危機の処方箋を聞く。資本主義対気候変動ということを彼女は、ずっと言っているが、グリーン・ニューディールから、人として生きていける、公正で正義のある社会のありようについて、提言していく。若者が未来を拓こうとしている。日本との違いをどう考えるのか。こちらも大きな話。コロナの時代の、社会のありようの話はそれはそれで大事。
映像の世紀プレミアム(18)「ナチス 狂気の集団」も観る。
ヒトラーの狂気は、側近たちの手によって現実となった。全メディアを支配し、プロパガンダ国家を作り上げた宣伝大臣ゲッベルス。純血主義に基づく冷酷無比の計画によってホロコーストを実行した親衛隊長官ヒムラー。ひとりひとりは、ごく普通の人間たちだった。それがなぜ狂気を疑いもなく実行していったのか。そしてドイツ国民もなぜ狂気に取りつかれていったのか。発掘映像で語る、ナチスの誕生と破滅。衝撃の物語である。
現代日本との差異を考える。ナチスに対するような熱狂はない。ごくコアの熱狂支持者はいるにしても、全体はもっと冷めている。そこから、どこに向かうのかなのか。ヘス、ゲーリング、ゲッペルス、ヒムラー、そして最後に出てくるアイヒマンのありような、妙に、迫ってくるということはある。よく考えなきゃいけない。
さて、現代日本の世論調査では、「毎日新聞と社会調査研究センターは12日、全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は40%で、11月7日に行った前回調査の57%から17ポイント下落した。不支持率は49%(前回36%)で、菅内閣発足後、不支持率が支持率を上回ったのは初めて」という。コロナへの不安は、さて、どこに向かっていくのか。単純では決してないなあ。
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