沖縄が問う 平和的生存権
インタビュー①は、少しずつ形が見え始めてきているという段階かなあ。それなり、なるほど、なるほどと、自分でうなづきながら作業をすすめる。夕方には疲れて、ヘトヘトだけどね。
小林武さんの『沖縄が問う 平和的生存権』の感想を少し。
若いころの沖縄とともに生きたいとの思いを実現し、人生の終盤、沖縄に移住し、憲法学者として県民が直面する苦難に寄り添い生きるの著者の論考。その思いが直接つたわってくるなあ。その著者は、最近、『沖縄憲法史考』という大著を上梓されているのだけど、本書は、それと同じ立場から、一般の読者にもわかりやすく語り掛ける一冊になっている。第一部では、憲法が存在しなかった
軍統治下、憲法をふみにじられつづけた復帰後、そして現在の基地被害の状況と憲法と沖縄の歴史を考察、第二部では、あらためて憲法の規定する「平和的生存権」が沖縄の現在にどのような問題提起をしているのかを訴えている。その訴えの意味は熱く、重いと同時に、平和的生存権がこれからの日本と沖縄の未来をひらく指針にもなっていることを明らかにするのだ。『沖縄憲法史考』もこの本も、大事に読まなくてはいけない本。
気になるニュースはこっち。
政府「イージスシステム搭載艦」2隻導入 18日閣議決定へ(毎日新聞)
政府は配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について新型イージス艦に当たる「イージス・システム搭載艦」2隻を整備することを決めた。防衛力強化に向け、国産開発中の地対艦誘導ミサイルの計画を変更し、今後5年で敵の射程圏外から長射程・高精度で攻撃できる「スタンドオフ能力」を保有する方針も決定した。18日に閣議決定する見通し。
防衛省は9日にもこうした方針を与党に提示する。政府は防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(中期防)を改定し、導入方針を盛り込む予定だ。「スタンドオフ能力」は攻撃を受ける前に相手の拠点をたたく「敵基地攻撃能力」への転用も技術的に可能とみられている。
「搭載艦」の導入理由について、防衛省は「情勢の変化に応じ、運用上最適な海域へ柔軟に展開することが可能で自己防衛能力を確保する」と説明。「情勢に応じ、常時持続的に我が国全域を防護し得る態勢の構築を目指す」との方針を示す。搭載艦は海上自衛隊が保持するとし、巡航ミサイルなどにも対処できる迎撃ミサイル「SM6」の搭載を検討。要員や具体的な対艦・対潜機能は今後検討する。……
防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(中期防)の改定では、敵基地攻撃能力はどのように扱われるのかなあ。いやいや、なかなか油断ならない菅政権であるなあ。しかし、どこまでm、イージス先にありきだなあ。MDにここまで固執して、いったいそれがどのような意味をもつのだろうか。疑問ばかりのこうしたものに莫大な予算をつぎ込む。ほんとうにいま日本に必要なことはそんなことなんだろうか。
例年撮っている銀杏並木だし。
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