学術会議「政府は形式的任命」 中曽根氏答弁の裏であったせめぎ合い
明日から籠城なので、今日は追い込み。いろいろ言っても、みごとに原稿はそろう。みなさん、ほんとうにがんばってくれます。そういう仲間とともにつくる雑誌なんですよねえ。編集実務だけど、ちょっといろいろあります。つかれます。この編集実務による疲労が大きいのも、加齢のなせるわざなんだろうなあ。3連休、結局、働きづめだね。どこかにいくどころか……。映画とかも、もう9カ月は見ていないなあ。最近は、ドラマあまり、ちゃんとみれず、録画がたまっていく。どうなんだろうね、こいう生活。一方で、運動不足、いきおいお酒がふれる??? もっと、ちゃんとしなきゃねえ。
さて、出勤途上の銀杏並木の落ち葉。いっせいに落ちれば、落ち葉のじゅうたんになるのだけど、今年もそうはならないかなあ。どうだろうか?
連休で、ぐっと世間の話題がコロナが軸に。コロナ対策は緊急の課題ではあるが。だけど、この学術会議の問題を、そのままにしていていいのかはよく考えたいところ。2日前の記事だけど、大事な記事だと思う。
学術会議「政府は形式的任命」 中曽根氏答弁の裏であったせめぎ合い(毎日新聞)
日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否問題で、野党や学術会議側は1983年に中曽根康弘首相(当時)らが国会答弁した「政府が行うのは形式的任命に過ぎない」と矛盾する、不当な解釈変更だと批判している。中曽根氏は当時、なぜそう答弁したのか。当時の公文書や国会議事録などをもとに検証すると、会員選考方法を変更する法改正を進める政権側と、独立性が損なわれることを懸念する学術会議側との間で激しい論争があった末に編み出された実態が浮かびあがった。……
問題の核心は、この中曽根さんの83年答弁の重要性。政治と学術会議のせめぎあいのもとで、政府が憲法にもとづいた解釈を確認したもの。それまであった、高辻答弁をめぐる議論などを排して、確認したということがだ。ところが、それが平成30年文書という内閣府学術会議事務局がその解釈を変更した文書がつくられたこと、04年だの段階での総務省の資料が示しているように、83年答弁は生きている。あきらかに、18年に変えられている。それが大きなポイントだと思う。政府、総理が、判断で任命の可否を判断できる、これこそが憲法に対するクーデターであること。こんな、ナチスばりの政治をほんとうに許していいのかということだと思う。民主主義が正念場にあることに、自覚的でありたいと思うのだ。
ところで、70年代後半に、烏丸今出川にあった本屋さんの名前を憶えている方がいれば教えてください。国土地理院の地図が置いてあった???ほんとうか?? 新左翼の機関紙が置いてあったった???
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