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2020/11/15

「いま、ともに『家族』を考える」そして『民衆暴力』

 今日は朝から、団地の枯葉清掃。いろいろ色づきまっさかりです。

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 午前中は、資料読み。いろいろメール。

 午後はzoomで全進研。「いま、ともに『家族』を考える」。

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 鈴木さんの実践。へえ、ボクと話すときは愚痴が多いですけど、すごい実践。さすがだな。家庭科で、正面切って家族をテーマにする。うん、すごい。

 杉山春さんと、黒田さん。杉山さんは、今月号で登場していただいた。そこには強い問題意識があった。虐待の対策が論じられるとき、児相がまずとりあげられる。たしかに、児相は大事だけど、そこを軸に考えるのではなくもっと違う視点があるのではないか。児相はある意味で介入。その以前の支援が必要ではないか。黒田さんは福祉の人だから「予防」と言っていたけど、問題意識はとっても共通している。

 苦しい思い。さまざまな思いを、やぱり考えたい。それは自分の苦しさでもあるのだし。

 さて、最近読んだ本で面白かったもの。藤野裕子さんの『民衆暴力』

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 この本は、「新政反対一揆」「秩父事件」「日比谷焼き打ち事件」「関東大震災時の朝鮮人虐殺」を取り上げ、日本近代の民衆暴力について考える。こうした問題をとりあげるとき、民衆のエネルギーとか、偏狭なナショナリズムとか、いろいろ論じられる。だけど、そんなに単純な話ではない。その様相は多面的だ。その背景にあるものは複雑で、その複雑なものをていねいに、実証的に分析していく必要がある。そこからは社会の変化や国家の思わぬ側面も見えてくる。とりわけ、いまの社会も、不寛容さや排他的な議論が目立つだけに。ていねいに、その背景を、経緯を分析することの大切さを教えてくれる。いまだからこ、読みたい本だなあ。

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