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2020/11/17

「静かな虐殺」、なぜ命を絶つ20代女性が増えているのか

 朝の千駄ヶ谷駅前の銀杏はずいぶん色が変わってきた。

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 だけど、朝からいろいろ事件が起こる。仕事がうまくいかないなあ。なかなか思ったような雑誌ができない。そもそも企画が思いつかない。企画をいろいろ考えているうち、どんどんわからないことが増えていく。なんか足元がぐらぐらしてくる錯覚に陥る。たしかに、ものすごく難しい時代、いろいろな問題を、単純にある側面から描くわけにはいかないし。しっかりとりあげようとすると、自分には持て余すし、まったく努力が足りないことを自覚させられる。ほんとうに、ぐらぐらしてきた。

 企画が思いついても、具体化する段になって、いろいろ段取りがうまくできない。自分でやっちゃいけないこともある。だけど、それでうまくいくほどの体制がない。でも、もうちょっと、できるんじゃないかと、焦るなあ。だけど、自分がしなきゃいけないこともある。なんだか、これじゃあだめだと悶々とする。 

「静かな虐殺」、なぜ命を絶つ20代女性が増えているのか(ハンギョレ)
 韓国社会で、自ら命を絶つ20代の女性がかつてないほど増えている。

 昨年の20代女性の自殺率は前年に比べ25.5ポイント増えた。今年1~8月に自殺を図った20代女性は自殺未遂者総数の32.1%を占め、全ての世代で最も多かった。全体の自殺率では依然として男性の方が女性より2~3倍ほど高いものの、20代の女性の自殺率の増加幅は、他の世代と性別を大きく上回る。

 ジェンダーメディア「スラップ」が12日に公開した動画「『静かな虐殺』が再び始まった」は、なぜ「90年代生まれの女性」たちが命を絶っているのかを問い、韓国社会が「静かな虐殺」に答えるべき理由を示す。……

「チョン教授は「家族に対する政策的支援が多いほど、若い女性の自殺率が増加する傾向がある」という欧州の研究結果も提示する。
 「非常に驚くべきことですが、児童手当などもすべて含めて、家族が上手く維持されて発展できるように支援する政策なんですが、実際は家族を形成する考えがなかったり形成していない人には、まったく役に立たないということです」
 「家族中心」に設計された政策的支援は、労働市場において独立した個人として生きようとする若い女性に届かず、このような女性を支援策から排除し、むしろ自殺率を高める結果を生むということだ。」
 うーん。日本も同じ。個人として認められず、家族支援、世帯支援という形がどこまでも重視される。ああ。
 『文芸春秋』の秋山さんの「◎芸能人自殺の連鎖は「炭鉱のカナリア」<現場ルポ>女性の自殺はなぜ急増したのか」も読んだ。秋山さんは、そのカナリアとして、シングルマザー風俗嬢を取材する。うーん。つらいなあ。

 

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