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2020/11/16

学術会議問題、学生118人議論白熱 鹿児島大の授業で

 今日は、朝から、提稿作業をしたり。今月もまだまだ難関が待ちかまえているのだけど、来月が超ピンチ。史上最悪レベル。いろいろ考えるんだけど、枯渇して思い浮かばない。とにかくメールをいくつか送るが……。ここは、ほんとうに、いろんなことに挑めるのか、自分もがんばりどころなのかもしれないなあ。

 企画の具体化が進まないと、助けて発信中❗ 返信していただいたかた、いろいろお願いするかもよ。めげずにがんばります。

 夜、お風呂の中で、河合くんの『教育』12月号の論文を読む。

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 注のナンバリングが間違っているのはご愛敬。内容は、ほんとうにいろいろ考えさせられた。いろいろ学んでみたことが増えた感じがする。そうなんだよなあ。

 今日の新聞で面白かった記事。

学術会議問題、学生118人議論白熱 鹿児島大の授業で(朝日新聞)
 日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題について、鹿児島大学の学生たちが共通科目「日本国憲法」の授業で考えた。「学問の自由」の視点から見てどうか。首相の任命権は形式的か。オンライン上で議論が白熱した。

 ■任命拒否 適切「会員でなくても研究は自由にできる」 不適切「学問のほか『表現の自由』にも反する」

 10月22日、オンライン会議システム「Zoom」を使った授業が始まった。出席者は118人。1年生が中心だ。

 「皆さんのアンケート結果を見ることにしましょうか」。担当の渡邊弘准教授がZoomの画面にいくつか円グラフを映した。

 事前に図書館の文献を借り新聞各紙の社説を読んで、首相が6人を任命しなかったことをどう考えるかを書く。渡邊准教授はそんな課題を出し、予習前に問題をどう受け止めていたかも尋ねていた。

 最初の円グラフは、予習前に問題を知っていたか。「知っていた」が54%で、「知らなかった」が46%だ。2番目は予習に取り組んだ後の意見。首相による任命拒否は「適切」と考えた学生53%に対して、「適切ではない」は47%とほぼ半々だった。

 3~4人のグループでの議論が始まった。

 任命しなかったのが「適切」とした学生からは、「日本学術会議法には首相に任命権があるとあるので適切」「学術会議の会員でなくても研究は自由にできるから、憲法の『学問の自由』には反しない」「学術会議には10億円の予算が使われているのだから、政府は監督すべきだ」といった意見が出た。

 一方、「適切ではない」側は、こう主張した。

 「首相の任命は学術会議法を読むと、首相が推薦に『基づいて』任命するという文言で、形式的なものだとわかる。政府自身が過去に『形式的だ』と国会で答弁している」「会員の任命は研究業績で決められている。それを任命しないのは『学問の自由』に反する」「国の予算が出ているから監督を正当化していいなら、国立大学は政府のいいなりになる」……

 氏岡さんの記事だけど、氏岡さんともずいぶん会ってないなあ。それはさておき、学術会議の問題については、世論調査でも、説明不足は圧倒的だけど、任命拒否は撤回する必要がないというのが多いという結果もだされている。それだけに、きちんと議論する空間こそが大事なんだろうなあって思う。そもそも、民主主義は時間もかかる。豊かになっていくには、努力もいる。試行錯誤して、失敗して、後退して、そのうえで、民主主義があるのだよなあ。しっかり、はらくくって、頑張り続けないとなあ、など、若い人の議論に心から励まされる、そんな記事だったなあ。がんばろ。

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