あまりにも不当な判決
依頼していた原稿がやってくる。すぐに提稿作業に取りかかる。コロナ禍ですすんでいる社会のありようをかえようという政策のいまを切り取っている。続いて、インタビュー原稿③にとりくむ。一気に仕上げまでもちこんで、発信。緊急企画の①②のための資料づくりをすすめる。今日は、動画のチェック。いまの時代、動画のチェックはきわめて重要。うん、ボクも動画の発信ができるようにならないといけないなあ。座談会のほうは、無事日時を設定。これから1週間強は、かなりシビアでタイトな1週間強になる。がんばんないと。
ところで、加藤勝信官房長官は記者会見で、宮家邦彦・立命館大客員教授、高橋洋一・嘉悦大教授ら6人を内閣官房参与に任命したと発表したそうな。ほかには、「感染症対策」で岡部信彦・川崎市健康安全研究所長、「経済・金融」で熊谷亮丸・大和総研チーフエコノミスト、「産業政策」で中村芳夫・経団連顧問、「デジタル政策」で村井純・慶応大教授。宮家さんは『哀しき半島国家韓国の結末』という著作がある、高橋洋一さんは、『韓国ウソの代償』という著作が、みごとなヘイト本の著者である。そんなネトウヨのような人が任命される。ますます、菅内閣の姿があらわになってくる。高橋さんは、2009年に現金や腕時計など約30万円を盗み、窃盗容疑で書類送検されている。本人も事実は認めていて、東洋大学は懲戒解雇している。結局、起訴猶予処分となっている。もちろん、それで法的な問題は解決しているのだけど、学術会議の問題で、公務員の選定についての憲法の条文まで出しているだけになあ。6人は、さらに重大な問題があるって言っているようなものではないのかと普通の人はかんじるのではないのかなあ。
アルバイトにボーナスなし 「不合理な格差と言えず」最高裁(NHK)
非正規の労働者が正規の労働者と同じ仕事をしているのにボーナスが支給されないのは不当だと大学の元アルバイト職員が訴えた裁判の判決で、最高裁判所は、ボーナスが支給されないことは不合理な格差とまではいえないとする判断を示しました。……契約社員の退職金も認めず 最高裁「格差、不合理と評価できず」(産経新聞)
正社員には支給される退職金などがないのは法の禁じる「不合理な格差」に当たるとして、東京メトロの子会社「メトロコマース」の契約社員として駅の売店で販売員をしていた女性らが、同社に格差の是正を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は13日、「格差が不合理とまで評価することはできない」として、原告側の退職金についての上告を棄却した。2審東京高裁判決は退職金の不支給は違法としていた。……
あまりにも不当な判決。労働の現実も見ていないし、ボーナスや退職金とはなにかについての不当な考え方。だいたい、非正規がこれだけ増えているもとで、どのように普通に生きていけばいいのか。そうであるならば、賃金もあげ、社会保障を充実すべきではないのか。均等待遇とか言ったり、女性活躍と言ったりしながら、現実にはこういうことが容認されるのだ。ほんとうに何とかしなければ。
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