調査ドキュメント〜外国人技能実習制度を追う〜
今日は、朝から団地の草取り。働いていると、テレワークであっても、なかなか日常的には団地の人と話す機会がない。このご時世だから、おしゃべりというわけにはいかないけど、貴重な交流の時間でもある。だけど、疲れます。雨を期待していたのは正直なところ。しかし……。
午前中から、緊急企画②の原稿づくり。一気に完成させ、夕方には発信。短いので。そのあとは、明日の緊急企画③の準備。映像資料を見たりもする。インタビューの構想をいろいろ考える。
合間に、せっかく雨が降らなかったので、普通の選択だけではなく、シーツも洗い、お布団も干す。トイレなどの掃除も。ずっと休みなしだから、なかなかそういう家事ができないでいる。ほんとうに汚れているなあ。うちの団地は、いよいよ30年になろうとしているから、部屋そのものも結構ガタがきている。なかなかていねいに部屋を管理できていないし、メンテナンスもできていない。おまけに掃除もできていないから、いろいろ気になって落ち込んでしまう。だいぶ不都合が生じているし……。
昨日のETV特集を、見る。「調査ドキュメント〜外国人技能実習制度を追う〜」。斎藤さんが全開だった。
日本で働く外国人技能実習生は増え続け、いまや41万人。一方で、労働基準監督署などの監督指導では7割以上の事業所で法令違反が見つかるなど、不正が絶えません。国連からもたびたび人権侵害であると勧告を受けてきました。この制度はなぜ生まれ、そして不正はなくならないのか、今回、実習生やその家族、現地の送り出し機関、そして日本の監理団体や国など制度に関わる関係者を取材。さまざまな角度から、その背景に迫ります。
うーん。あらためのその実態のひどさに驚く。その構造を考えさせられる。受け入れの管理団体と、現場の企業は利権をむさぼる。ほんとうに貧困ビジネスだ。送り出し団体は、受け入れの側に従属しての無責任と無関心。これがベトナムの実態。すべてのしわよせは、実習生とその家族にいく。だけど、その構造の頂点には、国(日本政府)がある。ほんとうは、国が制度を管理すればこうはならない。実際に、他の国ではそういうことはなされている。だけどなぜしないのか。一言だけ出てきたけど、受け入れ企業は中小企業だ。中小企業のために、これ以上のお金は使わない、と。ここはもっと、突っ込んでほしいところ。
こんなことをしていて、この国に未来があるはずはない。2年前のいまごろ、技能実習生問題は、国会でも大きな問題になった。だけど、そこから、どこから改善されたのか。厚生労働省の役人などの話を聞いていても、結局は、この国の法に基づく制度には、本音と建前がある。建前で法律が制定されていても、本音がちがうから運用は違った形で本音に近いところでおこなわれる。結局、この国の法治というのはそもそも相当危なっかしいもののだ。そういうことを直視して、共有することからはじめないと。コロナのもとで、実習生もどれだけ厳しい状況にあるのか。
そもそも、この国には、いま相当困難にある人がいる。
「ご飯ない」検索してみた 19歳母、手元に2万円だけ(朝日新聞)
大阪府内の住宅密集地の一角で、母親になったばかりの19歳の女性が一人で赤ちゃんを育てている。1LDKのアパートの一室。つかまり立ちができるようになった子どもの成長はうれしいが、新型コロナウイルスの影響で勤め先の業績が悪化し、育児休暇から職場に戻れる見通しが立たなくなった。「復帰は無理」と伝えられたという。男の子を出産したのは今年3月。新型コロナが日本で猛威を振るい始めたころだ。頼れる身内はおらず、子どもの父親にあたる男性は、妊娠を知ると女性のもとを去った。貯金から出産や引っ越しの費用を支払うと、手元に残ったのは2万円。育休中で収入が減り、子育ての出費や家賃で家計が回らなくなった。
コロナ禍で世の中がざわつくなか、生後間もない赤ちゃんとふたりきり。「高くて紙おむつも買われへんかった」と振り返る。毎日の食事のおかずは具のないみそ汁。妊娠して57キロあった体重は、40キロにまで落ちた。《ひとり親 ご飯ない》。スマホで検索して支援団体を探した。……
中塚さんの記事だ!
一体政治はどうなっているのか?
次の写真は団地の花壇。
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