パンデミック 激動の世界(4)問い直される"あなたの仕事”
午後は、送られてきた本を、すぐ読めという命令があり、読み始める。いろいろ他の仕事も入ってきたので、本格的に読むのは明日だな。
夕方からは、全部じゃないけど、ほかの仕事の合間をぬって、東アジア連続講演会「2000年女性国際戦犯法廷」をどう受け継ぐのか オンラインシンポジウムを聴く。この法廷のとりくみというものがどういう情勢のもとで、どのようにとりくまれたのか、深く考えた。ちゃんと、集中的に聞ければよかったなあ。
さて、日曜日のNHKスペシャルも見た。パンデミック 激動の世界(4)問い直される"あなたの仕事”
あなたの仕事、本当に必要?パンデミックで問い直された「仕事の価値」を、揺れる職場から考える。テレワークの普及で社員の働きぶりが見えづらくなり、ある大手企業は、業務内容を事前に定め、成果に従い報酬を決めるジョブ型を導入。安定・安心の年功序列が崩れ、驚きが広がる。一方、命や生活に関わる仕事が報われない不平等もあぶり出した。世界各国で、看護師らが待遇改善を求めて声を上げる。価値ある仕事って何だろう?
ジョブ型の仕事への転換ということが強調されるが、それは結局は、すでに破綻と失敗が確認されたはずの成果主義の徹底。これは言い換えれば、雇用を流動化し、人件費の削減をすすめるということにほかならないではないか。コロナ禍の経済困難で、短期的な成果を狙ってこういうことをすすめるのかと暗澹たる気持ちになる。この国の産業にはどう考えても未来はないなあ。新自由主義がどんな未来につれていくのか、もう明らか何のになあ。
一方で、エッセンシャルワークには決して、お金はつぎ込まない。市民の暮らしには、どう考えても、お金はまわってこないという構造。ほんとうに未来がない。
「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか(毎日新聞)
黒髪をキュッと結んだポニーテール。白いブラウス。顔を上げた小柄な女性(22)は、年齢より幼く見えた。
9月、神戸地裁。幼稚園教諭だった女性は、初めて法廷に立った。同居していた祖母(当時90歳)の殺害を認め、「介護で寝られず、限界だった」と語った。親族から介護をほぼ1人で背負わされ、仕事との両立に苦しんだ末のことだった。
なぜ、社会人1年目の女性は「大好きだったおばあちゃん」を手にかけるまで追い詰められたのか。裁判を傍聴し、関係者への取材を重ねた。……
あまりにも、悲しすぎる事件。介護の個化はどんどんすすみ、家庭のなかに沈殿する。ケアラーの問題は、やっぱりきちんと考え切らないと。高齢者もそう、障害者の家族もまた違う様相の大きな課題に直面しているのだし。いそがないと……。
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はじめまして。福井市在住の王島将春(おうしままさはる)と言います。聖書預言を伝える活動をしています。
間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イラン・スーダン・リビアが、イスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めて下さい。2020年を悔い改めの年にしてください。携挙に取り残された後のセカンドチャンスは、黙示録14章に書かれています。
投稿: 王島将春 | 2020/10/28 23:26