自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために
今日は、朝から、先の企画の資料読み。なるほどなあ。
だけど、気になるのは学術会議問題の動向。菅首相が記者会見をしたとか。おそらく、解釈は変更していない。そもそも、公務員なんだから、人事で政府が考えなければいけないことはあるんだという論理でくるだろうなあと。たしかに、「推薦に基づく」というのは、「任命は形式的」ということを意味するにしても、法律が想定しないような、犯罪など、反社会的行為があった場合などをもって、必ずしも義務ではないということを主張するのかなあとも思ったり、そうすることで解釈変更を、解釈変更ではなくと強弁するつもりかなあと。となると、やはり、任命しない理由が問題になる。それが「総合的、ふかん的な活動を確保する観点」って一体何??? 結局、何も語っていないことを、「説明した」という論法は、この間、何度も経験してきたことでもあるなあ。10億円も出しているという世間うけしそうなことも言ってくる。しかし、各国の学術会議と同様の組織への政府予算の支出にくらべると実はなんと貧弱なことか! 学術会議がいまから10数年前に調査しているのね。各国アカデミー等調査報告書
菅さんは当初から、「自助・公助・共助」論を強調してきた。だけど、それはまずいかなと思ったのか、途中から、絆を言い出したり、今度の国連総会の演説でも「誰も取り残さない社会」などと言ったりしている。ほんとうに物事をよくわかっているのだろうかと思ってします。だけど、だけど、言えることは、ここ10数年、驚くぐらい自己責任社会が強まったということだ。ほんとうに生活困窮の現場は、きびしく、ひどくなっているのに大手メディアは取り上げなくなって久しい。コロナ禍の現実も、ごくわずかな番組にとどまっている。うーん。
そこで、この10数年間のことを考えてみようと思って、雨宮さんの『自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために』を読んでみた。
繰り返され続ける事件、消費される貧困……。価値ある社会に少しでも近づいたのか。うーん。胸がつぶれそうになるし、自分の立ち位置をいつも雨宮さんからは反省が迫られる。
今年は、ヒガンバナが満開だねえ。
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