学術会議の情報発信
今日はとにかく朝から、電話したり、メールしたり、手打ち、手打ち、手打ち。いろいろ一日中考え、企画をつくるための行動、討論をしていると、何とか思いつくもので、また電話してしゃべり続けて何とか了解してもらったり、まあ、なんとかねえ。がんばった一日。
学術会議問題で、菅さん、いろいろ困ったのか新たな反論をはじめる。「旧七帝大出身者が多い」とか。「じゃあなぜ私学の三人を拒否したんだ」とやじがとぶ。
学術会議が、記者会見で資料を配布。
そして記者会見。
日本学術会議の活動と運営について(記者会見要旨)
日本学術会議幹事会
令和 2 年 10 月 29 日
1.今般、第25期日本学術会議の活動を開始するにあたり、推薦した6名の会員が任命さ
れないという異常状態が続いているところです。学術会議としては、10月2日に総会で決
議した菅義偉内閣総理大臣宛の要望書を10月2日に内閣府に提出するとともに、10月1
5日には梶田隆章会長から菅義偉総理大臣に手交しました。さらに、10月23日には、井
上信治科学技術担当大臣にも手交し、これまでの経緯をご説明したところです。この要望書
に関する明確な回答は依然としていただけておりませんが、学術会議としては、要望書に掲
げた2点が実現されるよう引き続き求めてまいります。
2.今般の件に関連しまして、皆様に配布資料1としてお配りしましたように、これまでに、
極めて多数の、具体的には人文・社会科学系から生命科学系、理学・工学系などさまざまな
分野の学会や大学等から191件(374学会)の声明やメッセージを出していただいてお
り、大変感謝しています。(令和2年(2020年)10月28日時点 日本学術会議調べ)3.一方で、6名の会員候補者が「理由がわからないまま」任命されない状態が続いている
ことから、第25期の学術会議の活動を進めていくにあたり、さまざまな問題について審議
するための各種の委員会やその下に置かれる分科会の立ち上げを進める上でも、すでに支障
が出てきています。また、会員より、この状況の早期解決に対する強い要望も出されており、
それらの対応に大変苦慮しているところです。4.また、この間、学術会議の意義と活動内容が社会にあまり理解されていないことが明ら
かとなり、誤解に基づく誤った情報も流布されています。一部訂正もされているようですが、
訂正前の誤った情報の拡散が SNS 等を中心として続いており、学術会議の会員・連携会員、
また学会等関係者の間にも困惑が広がっています。5.本日の記者会見では、まず、学術会議に関する正しい情報を発信させていただきたいと
思います。……
で、情報発信の資料集。きちんとしたファクトチェックになっている。本気で、情報発信をはじめている。梶田新体制もやるなあ。
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