“ワケあり”りんご
今日は、まず、インタビュー②原稿を発信して、続いて、インタビュー③原稿にとっかかる。
が、まず日曜美術館にひっかかる。「そばにいつも絵があった 妻が語る画家・神田日勝」。日勝さんの絵への情熱、そして喜びなどもまた感じられた。
インタビュー③はいろいろ調べながらつくらないといけない。進行のスピードはちょっとかかる。
昨日は、ETV特集の「“ワケあり”りんご」を何となく見た。見ている途中でどんどん引き込まれた。
「私たち、野菜でも果物でも人でも、ワケあり大歓迎です」。産みの親を幼い頃に亡くした真由美は、施設や里親のもとを転々とし、18歳できみ江という女性の養女となった。きみ江には、かつて子どもを産むことが許されなかった辛い過去がある。やがて成人した真由美は、妻子を置いて失踪した兄の子を引き取り育てることに。それぞれに事情を抱えた他人同士が肩を寄せ合い、築き上げてきた家族の物語。あなたの家族は、何色ですか?
こんな家族があるんだと、驚いた。きみ江さんはハンセン病の元患者。若いころ傷を乗り越え、子どもを引きとり、子どもをつくり、ADHDの子どもと格闘する日々。そこにある、絆、愛情……。
家族を美化したり、家族に依存するのは危険だ。けれど、多様な家族はつくれるし、愛情を力に困難に向き合うことはできる。きみ江さんと真由美さんの強い関係が、真由美さんと子どもたちをつないでいく。子どもたちもすてきだった。
ノンナレーションの構成もまたうまかった。NHKならではの力のあるドキュメンタリー。
« 菅義偉首相による日本学術会議会員任命拒否に対する声明・要望書を発表した学会・団体 | トップページ | 普通に生きることの謎を解く 若者について考えるための10冊 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(2024.08.14)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
- 「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」(2024.07.21)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 『マリアの賛歌―石の叫び』(2024.06.15)
- 「サヘルと8人の子どもたち」(2024.05.26)
- ペンクラブが声明「国会の空洞化に抗議」 「適性評価制度」に懸念(2024.05.10)
- 大吉原展に行ってきた(2024.05.04)
「日記」カテゴリの記事
- 旧統一教会との「関係断絶」調査 総裁選9候補が無回答 全国弁連(2024.09.19)
- 辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」(2024.09.18)
- 先住権行使へ共同を 北欧地域の先住民族 サーミの評議会議長が講演 札幌(2024.09.17)
- 自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査(2024.09.16)
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
「教育」カテゴリの記事
- 辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」(2024.09.18)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(2024.09.05)
- 小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応(2024.09.01)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
「政治」カテゴリの記事
- 旧統一教会との「関係断絶」調査 総裁選9候補が無回答 全国弁連(2024.09.19)
- 辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」(2024.09.18)
- 先住権行使へ共同を 北欧地域の先住民族 サーミの評議会議長が講演 札幌(2024.09.17)
- 自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査(2024.09.16)
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
« 菅義偉首相による日本学術会議会員任命拒否に対する声明・要望書を発表した学会・団体 | トップページ | 普通に生きることの謎を解く 若者について考えるための10冊 »
コメント