「自助・共助・公助」?「共倒れするまで助け合え」という呪い
さて、対談原稿をどうしあげていくのかについて、いろいろ相談を始める。まだまだ完成までは遠いなあ。ふー。まあ、仕事とはそのようなものだ。明後日のインタビューの中身も相談メールを送る。それで、来月の企画の仕込みに入る。
菅政権の誕生だし、そちらにどうシフトしていくのか。
総裁会見は
菅新総裁会見(1)政権運営「派閥の弊害は全くない」(産経新聞)
自民党総裁選を制した菅義偉官房長官は14日、党本部で新総裁の就任会見に臨んだ。会見の全文は以下の通り。
「改めまして、先ほど自民党総裁に就任をいたしました菅義偉あります。どうぞよろしくお願い申し上げます。私は高校まで秋田で育った農家の長男坊であります。地縁血縁のない私が政治の世界に飛び込んで、まさにゼロからのスタートでありましたけども、歴史と伝統のある自由民主党、その総裁に就任をさせていただける、そうしたことは、まさに民主国家日本の一つの象徴でもあるのかなというふうに思います」
「私自身、横浜の市会議員を2期8年経験をしてます。まさに現場に耳を傾けながら、そして何がおかしいのか、そうしたことを一つ一つ見極めて仕事を積み重ねてきました。自由民主党総裁に就任した今、まさにそうしたおかしな部分があれば、徹底して見直しをし、この日本の国を前に進めていきたいと思います」
「まあ、そういう中で、やはり役所の縦割り、さらに既得権益、そしてこの前例主義、こうしたものを打倒して規制改革をしっかり進めていきたい。このように思ってます。そして、国民のために働く内閣というものを作っていきたい。その思いで、自由民主党総裁として取り組んでいきたいというふうに思っております」……
その前に、選出されたときに挨拶では、「私の目指す社会像というのは自助・共助・公助、そして絆である」と話し「まずは自分でできることは自分でやってみる。地域や家族でお互いに助け合う。そのうえにたって政府がセーフティーネットでお守りする。国民から信頼される政府を作っていく」とも語ったそうだ。うーん。強権的な政治と、徹底した、自己責任社会。それを梃に財界本位の政治をつくるという考えが見えるなあ。憲法や、外交もしっかり見ていかないといけなさそうだ。
ぜひこれは読んでおきたい。
「自助・共助・公助」?「共倒れするまで助け合え」という呪い(雨宮処凛)
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