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2020/09/27

基地の街にロックは流れて~嘉手納とコザの戦後史~

 今日は、朝、掃除を少し。そのあとは、インタビュー原稿に。
 昨日は、団地の会議。いろいろな団地の運営もコロナのもとでどうするかということが問題になる。これまでとりくんでいた団地の構成員の交流の行事がまったくできない。草取りなどでも、いろいろ話すことがはばかられる。そういうなかで、どうなるのだろうか。人間の関係性のありようがコロナで変わるというのならば、新しい人間関係とはどういうものだのだろうか? このことは相当、重要でよく考えなければならない問題。
 そういうなかでの、自殺報道。何があったのだろうか。コロナで自殺は増えたのだろうか。たしかに、人の間の孤立感は増大しているようには思える。これが自殺の契機にならなければいいけど。今日は重苦しい日。仕事もすすまないし、気分は鬱々とする。

 昼からは全労連の、zoom学習会「最低賃金20年度改定を どうみるか。何が必要か」を視聴。全国各地での取り組み報告を聞く。そのうえで
後藤道夫さん、中澤秀一さんの解説。この間、どのように賃金が低下し、そこにコロナと最賃の決定がおそったのか、最賃の決定の通りのなさをあらためて学ぶことができた。ほんとうに深刻なこの事態を、どう打開するのか。考えなきゃ。

 さて、昨日のETV特集「基地の街にロックは流れて~嘉手納とコザの戦後史~」をみた。

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 沖縄市コザ。去年、あるライブハウスが復活。オーナーはロックミュージシャンの宮永英一さん(69歳)。嘉手納基地からベトナムなど戦地に向かうアメリカ兵の前で演奏してきた。今、宮永さんは平和への願望などアメリカ兵が曲に託した想いを観客に語り、町の歴史を伝えようとしている。基地に土地を奪われた住民、アメリカ兵相手のバーの元従業員、反戦を訴えたアメリカ兵など様々な人生が交錯した町の戦後史を描く。語り:Cocco

 「紫」は、ボクの中・高時代の、超人気バンドだ。ボクも聴いていた。その「紫」のドラマーだった人をこういう形で見るとは。それが沖縄の戦後史だ。
 米軍統治下の沖縄の基地がどのような役割をはたしていて、アメリカの戦争の出撃基地としての役割をはたした沖縄の基地の兵士がどのような状態であったのか、ていねいに描く。死を予感しながら、戦場に向かう米兵や、宮永さんたちに求めた曲が痛々しく、切ない。しかし、そのもとで、無法となった沖縄で基地被害がひろがり続けた。
 いまも基地はあり、戦闘機などが飛び交う。だからこそ、その歴史を語る。
 沖縄の戦後史を伝えることの意味や重要性をほんとうに考えさせられた。

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