しかけられた支配層の延命策
あれから5年なのか。朝からSNSに流れる写真をみながら、5年前を思い出す。あの日はボクも、国会前にいた。東京に帰ってきていた相方といっしょに。相方は、北海道に赴任したばかりの年だったな。
もう5年。まだ5年。しかし、この時期は、日本の政治にとって、制度としても、そして、政治のあいようとしても、大きな転機だった。
いま、日本社会は大きく分裂している。その分裂はしかけられ、つくられたものであるにしても。
安倍さんがやめて、それに対して、いろいろな意見がSNSにも書き込まれる。なかには行き過ぎた書き込みもある。それに対して、著名人が、徹底して批判する書き込みをする。もちろん、病気をとりあげた行き過ぎた書き込みは、同情の余地はないが、一方で、安倍さんが、国会閉幕以降、事実として、このコロナ禍のもとで、求められる国会審議や、記者会見をサボタージュして、その職責をはたそうとしていなかったことは否定できない。いろいろやれることはあったはず。だけど、そのことを棚に上げた批判が、さらに分裂をつくりだす。はたからみると、もともと議論する気のない、中傷合戦のように見え、そのことが、政権の側を有利にさせるし、議論のなかみも政治責任を免責することになるのだけ。分裂と言ったけど、しかけられた支配層の延命策なのだ。そのことをよく踏まえて、中傷合戦を嫌う人たちに、共感してもらえるような丁寧な、わかりやすい説明、宣伝、議論をすすめないといけない。それこそが、いま、野党に求められているということか。そもそも、そういうなしかけをメディアを舞台につくった張本人が、菅さんなら、今後のたたかいは心してとりくまないとなあ。
いろいろな悩みの中で、うん、ちゃんと学ばなければ、休みながら少し、気持ちがそっちに向かう。考えてみれば、ここ半年、映画も、飲み会も行ってないなあ。それをいますぐ昔のようにはできなくても、もう少し、できることも考えたいなあ。年相応にだけどね。少し、焦るぐらいの日々が自分らしいんだろうなあ。
しかし、暑いねえ。
ほんとに、暑い。35度をしっかり超えている。そして、明日も暑い。
そのなかで、がんばるんだよね。
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