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2020年8月

2020/08/31

相当な緊張感と集中力をもって

 やはり、心身ともにダメージをかなり受けているのでしょうか。また夜の温度管理にも失敗し、朝がたから、絶不調。年相応の生活を心がけて、無理をしないようにしなくてはいけませんね。胃腸の調子もよくありません。しっかり、休みます。

 流れが、一気に、菅政権となっていくのを見ながら、何となく、予想どうりの展開かなあ、これだと、総選挙への流れも強まるなあと思っていたら、メディアでも、ボチボチ10月25日投票日説も出てきていますねえ。

 しっかり休みながらも、相当な緊張感と集中力をもって、仕事の準備にかからないといけませんね。あーあ。

2020/08/30

しかけられた支配層の延命策

 あれから5年なのか。朝からSNSに流れる写真をみながら、5年前を思い出す。あの日はボクも、国会前にいた。東京に帰ってきていた相方といっしょに。相方は、北海道に赴任したばかりの年だったな。

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 もう5年。まだ5年。しかし、この時期は、日本の政治にとって、制度としても、そして、政治のあいようとしても、大きな転機だった。

 いま、日本社会は大きく分裂している。その分裂はしかけられ、つくられたものであるにしても。

 安倍さんがやめて、それに対して、いろいろな意見がSNSにも書き込まれる。なかには行き過ぎた書き込みもある。それに対して、著名人が、徹底して批判する書き込みをする。もちろん、病気をとりあげた行き過ぎた書き込みは、同情の余地はないが、一方で、安倍さんが、国会閉幕以降、事実として、このコロナ禍のもとで、求められる国会審議や、記者会見をサボタージュして、その職責をはたそうとしていなかったことは否定できない。いろいろやれることはあったはず。だけど、そのことを棚に上げた批判が、さらに分裂をつくりだす。はたからみると、もともと議論する気のない、中傷合戦のように見え、そのことが、政権の側を有利にさせるし、議論のなかみも政治責任を免責することになるのだけ。分裂と言ったけど、しかけられた支配層の延命策なのだ。そのことをよく踏まえて、中傷合戦を嫌う人たちに、共感してもらえるような丁寧な、わかりやすい説明、宣伝、議論をすすめないといけない。それこそが、いま、野党に求められているということか。そもそも、そういうなしかけをメディアを舞台につくった張本人が、菅さんなら、今後のたたかいは心してとりくまないとなあ。

 いろいろな悩みの中で、うん、ちゃんと学ばなければ、休みながら少し、気持ちがそっちに向かう。考えてみれば、ここ半年、映画も、飲み会も行ってないなあ。それをいますぐ昔のようにはできなくても、もう少し、できることも考えたいなあ。年相応にだけどね。少し、焦るぐらいの日々が自分らしいんだろうなあ。

 しかし、暑いねえ。

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 ほんとに、暑い。35度をしっかり超えている。そして、明日も暑い。

 そのなかで、がんばるんだよね。

2020/08/29

問題は、政治の中身でしょう

 なかなか思うように、仕事がすすみません。正直、心が穏やかでないからでしょうか。少し、何とかしなければいけませんね。そういう心模様も、歳の影響もあるのでしょうねえ。しっかりしなければいけません。

 しかし、暑い毎日です。

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 いつまで続くのでしょうか。

 夜に、団地の会議に久しぶりに出席しました。仕事が忙しくて、ずいぶん久しぶりです。ちょっと話についていけませんでした。もう少し、努力して、参加しないと、やっぱり生活を豊かにするうえでもよくないですよねえ。ちょっとがんばらないと。

 

 今日は、安倍辞任の話題でもちきり。後継は誰になるのか。岸田VS石破という話もありますが、主流の仕掛人は、岸田は見限ったという感じもする。岸田だったらもっと早く動き始めていただろうし。ならば、菅が浮上するのでしょうか。安倍路線の継続というのでは、菅が有力なのでしょうか。それとも、これだけの政治の行き詰まりに直面しているだけに、石破との取引などはあるのでしょうかね(苦笑)。まだ、そういう政局話は、マスコミ政治部がすきなもの。問題は、政治の中身でしょう。安倍政権の7年8カ月のふり返りは、全国紙は、全然突っ込んものにはなっていませんでしたね。牧原さんのコメントももう一つだなあ。外交でも、経済でも、政治運営でも……。一つ一つをみても、はっきりしているのではないのかね。だけど、なぜ7年8カ月なのか。いろいろな要因があるにしても、その一つにマスメディアの役割があったことが今日の新聞がよく示しているようにも思えるなあ。まあ、そういうわけで、当面は、安倍政治なるものとのたたかいは続きますねえ。

 1冊の本を探すのに、2日かかってしまった。厳しいなあ。

2020/08/28

安倍政治の継続をゆづざずに、政治の転換を求める運動のグレードアップを、今こそだね

 朝から超暑い。働くのがつらい1日。

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 朝からだよ。

 今日は、仕込みの調べ物をしたり、メールをうちながら、中心的には実務。

 暑い中を2度も、郵便局にいったりね。

 安倍さんが、やめるのかどうかというのが、朝からの話題だったけど。

 そもそも、たぶんやめるだろうなあというのが、先週あたりからの濃厚な観測で。だけど、後継で選挙に打って出れないなら、延命かという観測もなかったわけではない。いずれにしても、自民党にとっても、そんなに思い通りにすすんでいるわけではない。さすがにこれだけ、議会制民主主義のルールをふみにじり、私物化し、市民のいのちと暮らしを危険にさらしてきたのだから。

 南さんのいうように記者会見が争点になっているから、記者会見に注目した。やっぱりダメなので。そして、報道も、安倍内閣について、問題をつっこまない。それでも、フリーランスや市民メディアと、地方紙の記者が、メディア支配や私物化をつっこんだ。それは次への希望か。

 安倍政治の継続をゆづざずに、政治の転換を求める運動のグレードアップを、今こそだね。

2020/08/27

大坂なおみ選手が大会棄権 黒人男性銃撃に抗議、NBAでも

 1週間突貫工事の大座談会原稿を仕上げて、無事、工場籠城終了。今月は、3分の2近くを担当していたので、ちょっと、たいへんでした。疲れました。おまけに、暑くって、熱中症になりかけって感じの状態にも。

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 さて、今日は、エアコンの修理に業者に来てもらったけど、結局、なおらず……。エアコンの内部に、小さなヒビなり、すきまがある感じで。だけど、いまのエアコンは、いろいろな装置がつけられている関係で、なおらない。最低限の手当てをしていただいたけど、全開で運転すると、水漏れがやはり起こる……。まあ、普通に使っている分には、なんとかなりそうだな。

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 かなり、精神的にも追い込まれていて、いろいろなトラブルにうまく対処もできず、落ち込む。無心、ちょっと違う。私心なく。一心に。うーん。純粋に? 雑念なく? ピッたしこない。いろいろあれこれ考えずに、大事なことを。まあ、そんな感じが必要なのだけど。もっと修行が必要だね。一人で、もう少し、しっかりがんばらないと。反省反省。

 うまくできていないことを、どうすればうまくできるのかね。まあ、コツコツ。

大坂なおみ選手が大会棄権 黒人男性銃撃に抗議、NBAでも(共同通信)

 米ウィスコンシン州ケノーシャで23日に黒人男性が警官に背後から銃撃された事件に関し、同国スポーツ界で26日、抗議行動が一気に広がった。女子テニスの大坂なおみ選手はツイッターで「私はアスリートである前に黒人女性。私のテニスを見るより、もっと注意を向ける多くの重要なことがある」と抗議に賛同する声明を発表。その後マネジメント会社が、出場中の大会を棄権すると明らかにした。

 NBAでは、リーグと選手会が26日のプレーオフ3試合の延期を発表した。

 大リーグでは3試合の延期が決定。大リーグ機構は「選手の決定を尊重する」との声明を発表した。

 大阪さんたちの行動の重みに、いろいろ考える。終わらない差別に、人としてどう行動するのか。スポーツ界そのものが、かつてのように処分するのではなく、選手の行動を尊重するようになったもの、大きな変化。日本は決して、他人事ではないはずだけどね。

 ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」を聞く。

2020/08/23

政治部不信

 朝は、いつもより、体が重いなあ。掃除をして、それから出勤。駅までの道で、雨にうたれてずぶぬれに。調子の悪いときは、そんな感じだねえ。

 提稿作業をし、あとは、その他の実務。今月もあわただしいなあ、最後までいろいろある。明日がたいへんそう。

 でもまあ、夏は、毎年、自分は夏の楽しみはないけれどってのがあるけど、今年は平等だな(爆笑)。

 仕事を早めに切り上げて、家に帰って家事をしつつ、夜が、ジャーナリスト会議の南彰さんの講演。おもしろかった。

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 自分から見れば、新しい世代のジャーナリスト。彼の問題提起はいたってシンプル。今日の話は、記者会見をめぐる問題。権力の側は、なぜ徹底して、質問をさせないのか? そこにある、報道をめぐる新しい状況、SNSの発達などなどを背景に、ここが焦点となり、これまでの報道のありようも含め、問われていると。

 1カ月ほどまえに、ジャーナリズム信頼回復のための6つの提言というものが出されている。これはとっても重要で、ここにいたる議論の真価を感じる。ここにも南さんの新しさを感じるなあ。ジェンダー平等の視点というのはとっても大事だと、今日はあたらめて痛感。

 そのあと、「少年たちの連合艦隊―“幸運艦”雪風の戦争―」を少し、見る。熱血勤皇隊とか、護郷隊とか、陸軍の少年兵の話は、知っていたが、海軍の少年兵。こういう局面で駆り出された少年たちの過酷な体験に驚かされるなあ。

2020/08/22

アウシュビッツ 死者たちの告白

 早朝仕事、スタート。暑すぎるなかでの、仕事。もう終わるころには気持ちが悪い。

 だけど、その風景のなかにも、夏の終わりを感じる。セミの死がいだとか……。

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 今日は、新聞の整理とか、たまっている映像データを見る作業とか。

 まずは、

 アウシュビッツ 死者たちの告白

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第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。ガス室跡の地中から“謎のメモ”が見つかった。最新技術で解読したところ、書いたのは同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメンバーだったことがわかった。人類史上類を見ない大量虐殺の陰で“裏切り者”と呼ばれた男たち。密室の中で何が行われていたのか。75年の時を超え、よみがえる真実に迫る。

 自分の家族を死に追いやりながらも、生きのみていた、彼らの必死の抵抗が、残されていた。それはいままでは、解読不可能とされていたのが、デジタル技術の解析の発展で、読み取れるようになって、明らかになった真実。

 それでも、未来を信じ、記録を残した、その分厚さにまず驚愕する、いろいろな思いがあるにしても、ナチスの蛮行を記録し使えようとする、ある意味での集団の意志ともいえる行為。そうしたことが日本にはあったのか。

 彼らの思いと、その目の前におこっていたことは壮絶。それが、人類史にとってどんな意味をもつのか。それを問い続けている作業に、敬意をきょうするとともに、われわれの取り組みについて考えさせられる思い番組。

 次は、BS1スペシャルで、ナオミ・クライン。さすがなだあ。マリアナ・マッツカートの編もみたけど、国家の質を問わない議論は、ちょっと。ナオミ・クライン告発ははっきりしているし、共感できるなあ。

 

2020/08/20

コロナ禍がもたらす貧困

 何というか、座談会原稿をさらにすすめています。もう、あまり時間がないので、一気にしあげます。昔なら、徹夜仕事でしょうが、いまはそれはちょっと無理ですけど。とにかく暑いですけど、その暑さも忘れて、仕事に集中です。最終局面のメールのやりとりもいろいろ。

 体にデキモノができて、嫌な感じ。熱がでなきゃいいけどねえ。どうだろうか?

 ここに来て、貧困がふたたびクローズアップされてきている。どんどん、歯止めもなく、広がりつつある感じで、今後が心配だ。映像は、昨夜のTBSで報道された、瀬戸さんたちのとりくみ。
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 新型コロナにより、相次ぐ派遣切り。路上生活を強いられた若者は、住所がなく、特別定額給付金も受け取れません。技能実習生は仕事がなくなり、帰国もできない状態に。そんな生活困窮者を支援する団体に密着取材しました。
 自分がよくわかっていないことが多いなあ。ちゃんと、直視して、データもしっかり握らないとなあ。
 ただ、忙しい。

2020/08/19

本を読むのはおもしろい

 エアコンの水漏れの修理を依頼。修理に来てもらうのは来週。なかなかねえ。

 座談会原稿の作業に集中しつつ、インタビュー①の直し原稿が来て、また、依頼原稿も来て、その作業も。読んでいてなかなかおもしろいなあ。ワクワクする。おもしろいよ。うん。

 職場への行き帰りの電車のなかで、この本を読む。

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 山田さんは、登戸研究所の資料館の館長だから無関係ではないし、それこそ、このテーマに挑むのそうなんだけどね。犯罪史上、類例のない帝銀事件。実は、特捜本部の刑事たちは、日本の秘密戦部隊のほぼ全貌に肉薄していた! その全容を紹介する。しかし、そこに立ち塞がった「捜査の壁」! うーん、こういう本もちゃんと読まないと、戦後史のつかめないぞ! 推理小説のようにおもしろいし、いやはや。

 夜、ぼやーと、「夢の本屋をめぐる冒険 」を見る。

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 ところどころ、イラっと思いながら、本の話をしてくれるのなら、本屋のことをとりあげてくれるのなら、見てしまう。ちょっと、入り込むところもね。やっぱり本に夢中の生活だね。

2020/08/18

今朝の朝顔! 緑も深いです

 今朝の朝顔! 緑も深いです。

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 インタビュー②も完成させ、発信。そして、午後からは取材ですぞ。

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 国会のまわりも暑いです。座談会というか、シンポジウムというか。中身は、なかなか感動的ですよ。

 ところで、驚くべきこと。

森友疑惑のキーパーソン「安倍昭恵夫人付き」谷査恵子氏がイタリアから経産省本省に栄転(「週刊文春」)

 3年前まで安倍昭恵首相夫人付き職員を務め、森友学園の国有地売却問題の鍵を握るとされる経産官僚・谷査恵子氏。森友疑惑が発覚した後の2017年8月に在イタリア大使館一等書記官に就任していた谷氏が、今月の人事で経産省本省に戻っていたことが「週刊文春」の取材でわかっ「表沙汰にはなっていませんが、実は谷さんは8月3日付の辞令で経産省の産業技術環境局国際室に異動になりました。役職は筆頭課長補佐で、ノンキャリアの職員としては栄転と言えます」……

 赤木さんの問いかけがあっても、それでも、太田さんも、この人も出世を続ける。ものすごい社会である。

 一方で、安倍さんは? 病気をめぐる報道のねらいは一体何なんだろうか。今後はどう動くのか?

 

 

 

2020/08/17

原子の力を解放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち~

 インタビュー①を仕上げて、発信。インタビュー②も仕上げの局面まですすめる。明日発信だな。

 提稿作業を4本など、なかなかの緊張感。明日の、特集企画取材のうちあわせも。どんどん、仕事は続きます。相方は、それは性分だから仕方がないというのだけどなあ。

 しかし、暑いですね。夜になっても30度から下がりません。

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 昨日の、BS1スペシャルは、「原子の力を解放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち~」。太平洋戦争末期、京大でおこなわれていたF研。荒勝研究室の姿を追う。

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 日本の「原爆開発」では、やはり仁科さんの、二号研究があまりにも有名。日本の開発を疑った、アメリカは戦後直後、日本で調査をおこなう、このF研に注目する。 そもそも彼らの専門は原子核物理学、物質の本質に迫る基礎研究だ。その彼らが、様々な理由から原爆研究をすすめる。それは、若い研究者の命を守るためでもあったわけだが。

 しかし彼らは、広島・長崎への原子爆弾投下で、爆心地で調査を行い、原子の力が生んだ膨大なエネルギーが破壊した世界を目撃する。科学技術が持つ光と陰をまざまざと体験する。そこから学んだことは、やはり、軍事とつながりのある研究は、ぜったいにすすめてはいけないということではないのか?そんなことを強く考えさせられるのだけど。

 戦後の、荒勝の思い、清水榮の思い、仁科の思い、湯川の思い、坂田の思い。いろんな思いが、ものすごくよぎる番組でもあった。

 

2020/08/16

「全国戦没者追悼式」の安倍さんの式辞はいきつくところにいきついた感じ

 インタビュー②をかなりすすめる。明日には、インタビュー①、②を仕上げに向かい始めたいものだけどなあ。いよいよ、今月号も追い込みにはいっていくことになるぞ。

 昨日は、実は、お昼には、「令和2年度全国戦没者追悼式」を見ていた。安倍さんの式辞は、いつもひどいなあと思うけど、ほんとうに、いきつくところにいきついた感じでもある。あの大戦について、「あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。/祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、遠い異郷の地にあって、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで、無残にも犠牲となられた方々。今、すべての御霊(みたま)の御前(おんまえ)にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます」と、海外の侵略や植民地支配の犠牲は、視野の外、それは去年もそうなのかもしれないが、戦後社会が、その犠牲のうえにつくられたとなると、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意 」はまったく視野の外に追いやられている、実際に、その後にづづく「歴史の教訓」という言葉は消え去った。そして、異様な使い方をする「積極的平和主義」。ほんとうに、歴史への反省を捨て去った政治の酷さ…。

 お盆の時期はテレワークだったけど、明日からは、職場に行くことも増えるなあ。暑さは尋常じゃないし、嫌だなあ。

 そろそろ先の企画の段取りをきちんとやらないとなあ。焦らないと。



2020/08/15

8月15日。朝からテレビで、関連番組を見る

 今日も、朝からインタビュー②に向かう。対談原稿の提稿作業もあり、また、届いた原稿の整理作業もあった。結構、集中できる環境のなかで、集中して仕事だな。

 ただ、今日は、8月15日。朝からテレビで、関連番組を見る。まずは、ドキュメントJの「淡煙 ~太平洋戦争 ある軍医の記録」。ニューギニア戦線とビルマ戦線に赴任した軍医が、激戦地で出すことのできない軍事郵便はがきに細密な絵と短歌を戦場で綴り続けた記録。何とも
いいようのない凄惨な戦場の現場での話は、きちんと記録し、記憶する必要はひしひし感じる。もっとも困難で凄惨だったといわれるビルマ…。食べるものもない戦場での体験。

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 次は「太陽の子」。第二次世界大戦末期、京都大学の物理学研究室に海軍から下された密命は、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ること。核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発を進めていくことに苦悩する研究者たちの姿を描くというもの。荒勝研究室のことは、「日本の核開発の歴史から科学者の社会的責任を考える」という企画でとりあげたことがある。圧倒的なアメリカとの差。そうしたもとで、ドラマでも、その責任なり、役割なりについて、答えがだせないまま、翻弄されていった姿が、悲しく、つらい。明日のドキュメントもぜひ見たい。映画もね。

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 NHKスペシャルは、「忘れられた戦後補償」。民間人戦争被害者、とりわけ空襲被害者が求める戦後補償の話。戦争被害の実相もさることながら、その戦後の歩みも、自殺した方の話をふくめ、いろいろ考えさせられる。何よりもいまなお、露骨な受忍論を語る元官僚。それはいまの自己責任論の原型でもある。今年の8月のドキュメンタリーなどの特集で、戦後をとりあげたものは、これだけかもしれないなあ。ましてや、加害の実相を追いかけたものは、あるのかなあ。いまの戦争認識をめぐる現状も考えてしまう。
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 そして、いまBS1スペシャル。戦争の凄惨さは、さらに拡大する。

2020/08/14

歴史は多面的で、一筋縄では行かない

  今日は、朝から、パソコン関係のメンテナンスを少しして、その後は、ずっとインタビュー①に集中。インク切れで、印刷できず、仕事がすすまない(苦笑)。インタビュー②も射程に入れながら、仕事をすすめないとなあ。

 平井さんが、先日晩成社のことをFBに書いていた。乃南アサの『チーム・オベリベリ』も読んでみたいなあ。その晩成社が入植した大樹町は、比較的相方のところから近い。関心のあるところなので、少し、思ったことを書いてみる。

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 晩成社は、いうまでもなく、帯広の礎をきずいた開拓の集団だ。たしかに、アイヌとの共存をめざし、助け、助けられたという関係だったという。集団の中心人物の一人は、アイヌの女性と結婚しているという。

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 ただ、アイヌの側に記録があるわけではない。はたして、アイヌの側はどう見ていたのだろうと考えてしまう。晩成社の事業は、失敗につぐ、失敗だったそうだ。そして、この当時、北海道全体としては、さまざまな形で、それは官に限らずに、日本の側は、アイヌの地の侵略者であったのはそうなのだと思う。そもそも、アイヌについては、文字がない分、記録に乏しい。本来ならば、より地域ごとに聞き取りの記録が整理され、それが全体として共有されていいような気がする。しかし、どこに行っても、そうたくさんアイヌの記録が保存されているわけではないのだ。素人考えでは、ウポポイ(民族共生象徴空間)なんかよりも、ほんとうは、そういう取り組みの方が必要なのではと思ったりするのだけどなあ。

 晩成社のつくった、マルセイバターのラベルが、現在の六花亭のマルセイバターサンドの包装の原型になっているのはあまりにも有名。その晩成社が入植した少し後に、十勝監獄ができている。その囚人たちの過酷な労働によってつくられた道路によって、晩成社でつくられたバターなどは運ばれている。晩成社の取り組みは、とても興味深い、さまざまな理想に満ちたものであったのだろう。しかし、そこでの事業は、囚人労働のうえになりたっていたことは、財閥の開発(安田善次郎のそれ)と変わるものではないのも事実。素人考えでは、そう思える。写真は、十勝監獄の石油庫。

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 ただ、歴史は多面的で、一筋縄では行かないということなのだろうなあ。

 

2020/08/12

特別支援学校寄宿舎「新しい生活」模索 風呂、食事密着避ける

 昨日は、対談原稿を一気に仕上げる。そして発信。あとは、インタビューが2つだ。だけど、とりあえず、今日はお休みにする。暑い毎日、結構、体にも、思った以上に、負担がきている。ちょっとのお酒で、悪酔いするしなあ。

 さて、一昨日の西日本新聞の記事から。

 新型コロナウイルスの感染拡大以降、共同生活を送る各施設で感染リスク軽減の取り組みが続く。筑後特別支援学校(福岡県筑後市)の寄宿舎でも、さまざまな工夫が行われているほか、近い将来、社会に羽ばたく生徒らに「新しい生活様式」を身につけてもらう取り組みが試みられている。
 7月29日午後5時半前、夕食の時間とともに、寄宿舎の食堂前に生徒が並んだ。入り口横にある洗面台で一人ずつ手を洗い、自分のハンカチで拭いた手をさらに消毒。目の前に仕切り板が置かれた食卓に着いた。この日、配膳係も務めた高等部3年の女子生徒は「手をよく洗ったり、人と距離をとったりするなどコロナ対策には慣れました」と落ち着いた様子でこなした。
 同校の寄宿舎は、休校明けの6月から、42人の定員を応急的に半分に減らして再開した。3人部屋を1人もしくは2人で使うようにし、現在は筑後地区の中学3年から高校3年生までの男女22人が生活している。
 風呂は密集しないよう班ごとに分けて入り、共有していたせっけんも各自が用意して名前を書いたケースに収納するようにした。寄宿舎指導員の古賀裕司さん(49)は「生徒の安全を預かる身として模索してきた。生徒にとっては集団生活の中で公衆衛生を学ぶ機会と捉えている」と話す。
 再開当初は食堂に一人用の学習机を一方向に並べて黙々と食事を取っていたが、市内のメーカーから寄贈を受けた仕切り板を導入すると同時に対面型の食卓に戻した。「予防策をとりつつ互いの顔も見えるようになり、生徒の表情が明るくなった」と古賀さんも胸をなで下ろしている。
 障害者にとって、寄宿舎生活を送ることはメリットが大きいという。中田雅子校長によると、入居を希望する理由の一つが「社会性が身につき、卒業後の離職率が低いと言われている」ことだ。規則正しい生活習慣と集団生活が、社会に出るための大事なステップになっているという。
 そのため、8月25日に始まる2学期からは通常の定員42人に戻す予定だ。感染者が増加する中で、中田校長は「様子を見ながらの判断になるが、食事も交代制にするなど対策を取り、日々の健康管理を大切にしながら再開したい」と話している。 (丹村智子)
 ちょっと流行らない記事かもしれないけど、いまだからこそ考えたいこと、集団のなかでの成長の意味、とりわけ、発達ということを考えたときの意味は、いろいろはかりしれないものもある。ところがいま、あまり、この点が重視されない。きちんと、議論したいことであるのだけど。

2020/08/10

優生思想と向き合う 戦時ドイツと現代の日本(1)

 今日の朝顔です。

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 さて今日は、超久しぶりのプライベートの日。いつからだ?

 暑い夏、どこに行くわけでもなく、食事と、近くの公園と。

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 夜は、提稿作業と家事、そして、ハートネットTV

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 この夏、旧優生保護法で不妊手術を強制された視覚障害のある女性が国に賠償を求める裁判を起こした。命の価値に優劣をつけ選別する“優生思想”に、私たちはどう向き合えばよいのか…。2015年にドイツを訪ねて戦時中の障害者迫害についての証言を集めた藤井克徳さん(日本障害者協議会代表)とともに、2回連続で考える。第1回は「断種法」(強制不妊手術)や「T4作戦」(大量殺りく)などの障害者迫害をたどる。

 日本における優生思想の根深さというのは、ほんとうによく向き合わければならないと、最近、とても思う。血統にかかわるような、優生思想というものが、やくにたたないものは排除するという能力主義と分かちがたく、むすびついて、展開している感じだな。

 ETVでは、この藤井さんの、ドイツの旅をくり返し放映しているけど、いろいろな事情があるにしても、それは必要で、大事なことでもるように思える。繰り返し、繰り返し考えなくてはいけないし、もっともっと深めなければいけない。この夏の1つの課題でもあるなあ。

2020/08/09

「教育のつどい」のWeb分科会「教育課程・教科書」

 朝から、仕事にとっかかるまえの家事。ベランダに行くと、朝顔がいくつか咲いている。やっとそれらしくなってきた感じ。

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 今日の話の前に、昨日のETV特集。長崎の原爆孤児の話。

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原爆投下後の長崎を訪れた米軍カメラマン、ジョー・オダネルが撮影した「焼き場に立つ少年」。近年ローマ教皇によって取り上げられたことで世界から注目を集める写真だ。しかし撮影から75年経つにも関わらずその撮影日時や場所は謎に包まれたまま。番組では米軍が戦後九州で撮影した約4千枚の写真を主な手がかりに写真を多角的に分析。原爆孤児らの証言をひもときながら「焼き場に立つ少年」が生きたはずの戦後の日々を見つめる

 孤児たちの戦後史の意味を考えさせられた。原爆の被害もそうだけど、孤児となった後の戦後の行く手の酷さを考えさせられる。証言者の「言いたくない」という言葉が思い。若くしてなくなっていくきょうだい。どれだけつかかったかと、証言者は涙する。そこには、この孤児たちを棄てた、国の責任があるはずだ。最後のオダネルの言葉がさらに重い。原爆は誰も救わなかった。彼は、原爆投下の誤りを認めるようになる。

 さて、今日は、朝から、対談原稿、作業は第三段階には入っている。いろいろ予定が入ってきて、一気に仕上げに向かえない。うーん。

 午後からは、「教育のつどい」のWeb分科会「教育課程・教科書」。いろいろな論点があり面白かった。若い先生の実践に励まされる。若い先生が、子どもの実態と向き合って、ストレートに、では、どのような子どもの成長をめざすのかを考え、教科と教科外の行事を組み合わせて、教育課程づくりに向かっているのがすごいなあと思う。時数の工夫などもそのうえにあっておこなわれる。ああ、ストレートに、こういくのかというのは、驚きでもあるのだ。大阪はいろいろたいへんだけど、びっくりするような実践が出てくるんだよなあ。

 授業づくりと子ども理解の関係の議論もおもしろかった。子ども理解を軸にした実践に対して、教科の観点で疑問が出されたという話。この2つの観点は矛盾しないのではという問題提起があっての議論。ボクが考えさせられたのは、この「子ども理解」をめぐって、いろいろおこっているということ。現場の問題としてはスタンダードなど、子ども理解を重視しない状況があるということもあるけれど、これまでの教科教育そのものが曲がり角にきているということもある。社会の変容、子どもの変容から、キーコンピテンシーなどの議論がはじまったわけで、もちろん、それは日本に持ち込まれる過程でかなりの歪みがつくられているにしても、やはり従来の議論では教科の議論は無理なわけで、そのときに、子ども理解に立ち戻る必要があるということなのだと思うのだ。子どもの事実、子どもの成長の姿をとおしてこそ、スタンダードに対してた対抗できるのではないか。だから授業の中の子ども理解なのだと。少なくとも、学習指導要領の文面では、その社会と子どもの変容を前提にした実践を求めている。それが極めて一面的なものであっても。だからこそ子ども理解をベースにした、教科の授業実践の新しい形というものが求められているのだろうと思う。学習指導要領をめぐる問題、そして、学校で教育課程を子どもの実態から出発してということと、合わさってくるのだなあ。

 そして、教科書の問題も含め、文科行政と、政府全体、政治とのかかわりの構造をどう理解するのかがいまは結構大事なんだろうと、とても思った議論だったなあ。結構、充実した議論だった。

 そんなことをしながら、原稿整理はすすまないよう。家事もこなさないとと、結構結構、あわただしく一日が終わっていった。

2020/08/08

核兵器禁止条約「発効へ準備」 国連の中満氏が意欲

 早朝仕事スタート。汗びっしょりです。

 さて、今日は、かなりの集中度で、対談原稿をすすめました。いちおう目標のところまでいったところで、ガス欠で、すすまなくなりました。

 なかなか体力がありません。

 明日は、長崎から75年です。ボクは、いつごろから、核兵器の問題に関心をもったのだろうか。何らかで、関心をもって、福田須磨子さんの『われなお生きてあり』という本を読んだこと。たぶん、小学校6年生。6年生で、そんな難しい本を読んだのって感じがするけど、まあ、当時から、岩波新書を読んでいるおませさんだったし、あり得るかなあ。中学3年のときに、同級生の友達とはじめて広島に行き、資料館にも行きました。当時は、普通に、そういう感じだったのだと思います。もちろん、学生時代は、よく、署名をとったり、世界大会への代表派遣の募金活動にいそしんだり。ただし、世界大会には一度も行ったことはありません(苦笑)。相方との結婚式の決意表明は、核兵器廃絶だったなあ。

 だけど、いまの仕事でも、直接、ボクが、この問題を担当するということはあまりない。関心が、ちょっと違うところに行ったということもあるのだろうけど。空襲被害などは、よくやるのですが。もちろん、グラビアを担当していた時は、この課題をいろいろやりましたけどね。長崎の写真家のKさんなど、お世話になりました。当時の写真などもグラビアでやったし。この課題の位置づけをどう理解するのかということとの関係で、自分の関心はやはり、加害に行き、戦後補償の問題では普遍的な問題への接近に向いたのかなあと思います。

 それでも、いよいよ核兵器禁止条約の時代にすすもうとしている。いま43カ国。発効まで7カ国です。

 核兵器禁止条約「発効へ準備」 国連の中満氏が意欲(神戸新聞)

 国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長が8日、長崎市内で報道陣の取材に応じ、核兵器禁止条約の発効に必要な国・地域が残り7となったことに関し「具体的な準備をしていく段階になった」と述べ、早期発効に意欲を示した。

 条約発効には50カ国・地域の批准が必要だが、今月新たに3カ国が批准したことが明らかになり、43となった。

 一方、中満氏は条約に参加していない日本政府に対し「少なくとも(核兵器廃絶の)目的は共有しているというメッセージを発信するのはどうか」と提案。「発効されれば、いろいろな議論が始まる。日本政府にもフォローしてもらい、議論を深めてもらいたい」と話した

2020/08/07

ふさぎこむ気持ちを変えるために、超久しぶりに推理小説を読んでみる

 今日は、朝から、対談原稿をすすめる。半分は過ぎた感じかなあ。なかなか、おもしろところが結構ある。うまく仕上げていかないとなあ。午後は、インタビュー②.対談をはやく仕上げて、インタビュー①②をお盆にやるという感じだね。うまくいくかなあ。あんまり、気持ちを追い込むと、しんどくなりそうだから、できるだけ環境のいいところで、休み休みやりたいなあ。

 結局、相方が帰ってくるのは中止。さすがにいまの東京圏には来ない方がいいなあ。ふさぎこむ気持ちを変えるために、超久しぶりに推理小説を読んでみる(笑)。気分転換になるかなあ。

 さて、この建物の主は、いまどこで、何を考えているのやら。国会はどうなる? 解散はあるのか、ないのか?

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2020/08/06

夏休み、思案のしどころ。

 今日は、朝から、図書館に資料の返却をして、身の回りのことをして、職場で対談原稿、それから、いま休載中の企画の再度の立ち上げの打ち合わせ。いろいろしゃべるのは大事だねえ。対談原稿は、なかなか悩みどころの話のところ、うーんがんばらないとなあ。

 夏休みがどうっていう話題の時期。うらやましく、そういう会話を聞きながら、まあ、零細業者の、わが部署は、なかなか夏休みってわけにいかないのが、実際。いまは、そのぐらい体制がないのだ。それでも、せめて、仕事をしながらでも、夏は、家族がいっしょにいれればいいなあと思うのだけど、相方が、帰ってくるのかどうか、最後までもめています。会いに行くのかどうかも悩みどころ。帰省がどうということも大事だけど、わかれて暮らしている家族が、どうすればいいのかは、ほんとに、なかなか理解してもらえないなあ。「会いに行く」なんて言えば、だいだい驚かれるしねえ。さて、どうするのか?思案のしどころ。

 しかし、暑い、毎日です。写真は、朝の駅。

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2020/08/05

全体的に絶不調。

 うーん。エアコンから、水漏れ。全然、掃除していなかったからなあ。いろいろきれいにしてみたけど、まだ、直りきらない。やっぱり、プロにお願いするしかないのかなあ。しばらく、ちょっと、いろいろやってみるかあ。

 ルーターが古くなったので、つけ変えようと思ったけど、それもうまくできなかった。いろいろ、身の回りのことがきちんとできないのは、とっても落ち込むなあ。

 朝顔もぽつぽつ咲いては消え、咲いては消え。花に癒されよう。いちばん好きなのはひまわりだけど。家ではきれいに咲かないなあ。今年は種が手に入らなかった。

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 仕事は、対談原稿の作成。まあ、今日の最低限の予定まではすませたけど、もうちょっときばらないとなあという感じ。

 体調も今一つ。全体的に絶不調。

 「敵基地攻撃能力」の保持をめぐる自民党の提言が話題。ほんとうにすすめるのか。さまざまな憶測がある。しかし、一方で、安倍政権はこの面では、何をやってくるかわからない前のめりだし。本音は、アメリカの爆買いのもとでの話か、とも思えるが。いろいろ、軍事的な、アジアの不安定さが強調されるだけど、この面の問題をしっかりチェックしておかないとなあ。時期をよく見据えて、書き手も考えてね。

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 こんなのやったけど、話題になるといいなあ。2回目だけど売れるかなあ。内容的には、かなり大きな変化と前進があるのを見てほしいなあ。

2020/08/04

コロナ時代の教師のしごと

 職場での仕事は、数倍疲れます。テレワークになれると、ほんとうに疲れる。長時間の通勤もそうですが、いろいろ人とかかわることによる疲労でしょうね。まあ、それも大事なんですけど。否定的なこともありますし、力になることもありますし、その力になること、喜びになることもまた、疲れにはつながるのですがね。

 さて、新しい仕事もやってきます。この時代、この時期ですから、いずれも、労力のいる仕事です。どう調整していくか、新しい仕事の努力も模索しつつ、うまく乗り切りましょうね。

 執筆者とやりとりをしていて、日本の差別は、自覚のない差別だということが少し話題になりました。なるほどなあと思います。いじりなどはそうですね。それだけではなく、建前の社会というものがそうしているのでしょうか。身の回りで体験することだけに、よく考えたいことです。そこはよく見なければいけません。

 注文していた本が、いろいろなトラブルで届くのが遅れて、やっと届きました。セイジくんやガッキーの『コロナ時代の教師のしごと』です。

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 やっと、読むことができました。執筆者は飲み仲間が多いなあ(笑)。それはそうと、素敵な本。

 この難しい時代に、どう子どもとともに、生きていくのか。そういう思いが伝わってくる。子どもの事実から出発する、その子どもに向き合って、授業をつくる、それだけでなく学校のあり方を描く。すてきな先生たちの模索と試行錯誤のなかでの決意。それが希望かな。

 学校や、教師をめぐる現状にはいろいろな難しさがある。上意下達のなかでの現実、それが壁になる。その一方で、必死でがんばって、で、やってしまうことの難しさ。そういうなかでの模索と試行錯誤だ。そこでみんなで考え合った知恵だ。

 ありがとうの感謝を込めて。でもなあ、魔女先生には、また見事に泣かされた。電車のなかで。

2020/08/03

戦争孤児たちの戦後史1: 総論編

 今日は、朝からインタビュー①。ほんとうは、行ってインタビューという性格のものだけど、このコロナ禍で……。電話取材ということになったけど、録音をするために、PCでSkypeから電話してという方法で行う。なかなか大変だよなあ。

 そのあとは、講演原稿の仕上げに! 何とか夕方までに仕上げて、予定通り、3日に講演者に発信! ホッと一安心。

 さて、最近読んだ本で、おもしろかったのが『戦争孤児たちの戦後史1: 総論編』。1巻の編者は、浅井さんと川満さん。
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 戦争孤児というものを、数値や制度、そして一人の生の記録など多面的に迫る。孤児になる経緯・ジェンダーなど視点も多面的。現代的観点から孤児問題を考えたとき、戦時下、戦後というもとで、当時の為政者たち、社会の支配者たちが子どもというものに、ほんとうに無関心であったことがうきぼりになる。戦後、社会から排除されている過程を見ていると、ボクは、ハンセン病元患者のそれと、とっても似ていると感じた。日本で、日本型に「優生思想」が深刻な根付きを形成していることの社会的背景もいろいろ考えさせられるような気がした。

 戦後の孤児たちの歴史、そういうことをつかむ上での様々な視点からは、学ぶことも多い。回復するうえでの「集団」の意味なども、ちょっとハッとさせられたりもする。戦争孤児研究は、一方で、まだ緒に就いたばかりでもある。今後も注目していきたい問題でもあるのだ。

 

2020/08/02

沖縄 "出口なき”戦場 ~最後の1か月で何が~

 やっと、梅雨が明けてのはじめての日曜日。朝から洗濯機を3回まわして、エアコンのフィルター清掃。それから、講演原稿をすすめる。
 お昼からは、全進研の「外国にルーツを持つ⼦ども・若者の現状と学習権保障」を、原稿作業をしながら、ながら聞き(ごめんなさい)。
関本保孝さん(前公⽴夜間中学校教諭、えんぴつの会、基礎教育保障学会事務局⻑)が総論、⾕川由佳さん(⼀橋⼤⼤学院博⼠課程、⼤学⾮常
勤講師)が定時制高校に通う外国にルーツを持つ⼦どもの聞き取り、藤川純⼦さん(三重県四⽇市市⽴笹川⼩学校教諭/外国⼈児童集住校勤務16年)と加藤佳代さん(神奈川県⽴地球市⺠あーすぷらざ外国⼈教育相談コーディネーター)は、学校、そして、施設からの実践報告。
 この課題、実践している人は、みなさん、ものすごく多面的にとりくんでいる。実態、制度、国ごとに経緯、背景も違ったりするし。ただ、事態は大きく広がっている。だから、情報量が半端ない。先日の、子どもの貧困ネットのやつもそうだけど、消化不良すぎる。あふれるようなその実践から、学び、そこに現れていることを受けとめないとという感想は広がるのだけど。

 終わった後も、さらに講演原稿。

 夜のNHKスペシャルは、すごかった。

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沖縄 "出口なき”戦場 ~最後の1か月で何が~
 住民12万人が命を落とした沖縄戦。1945年5月末、日本軍の総司令部があった首里が陥落、事実上の勝敗が決した後にも関わらず、戦闘は継続。少なくとも住民4万6千人が命を落とした。なぜ、これほど多くの住民が犠牲になったのか。今回NHKは、アメリカ軍の新資料を発掘、苛烈な攻撃に住民が巻き込まれていった詳細が浮かび上がってきた。終わることなく続いた戦場で何がおきていたのか。多くの命が失われた1か月に迫る。

 軍は、本土決戦への時間稼ぎに、軍民一体の戦争をすすめ、ゲリラ戦などに県民を動員する中で、住民の莫大な被害を広げた沖縄戦を新資料で、読み解くものだけど、いろいろ大事だなと思うところもいろいろある。NHKの番組紹介はアメリカ軍の新資料を発掘を強調するけど、たしかにアメリカの攻撃の枠組みは新資料でわかるのだけど、こうした分析がすすむのは、沖縄の場合、市町村から、字単位で、沖縄戦の聞き取りをすすめ、資料をきちんと積み重ねてきたことがあると思う。それが、分析の糸口をつくる。この沖縄の取り組みの意味と価値は大事だと思う。

 やっぱりこういう資料をもう一度読み返して、音も出してきて、再構成していくこのNHKの取材力はすごいと思う。「集団自決」(強制集団死) に至る過程は息をのむ。大事な仕事だ。でも、やっぱり沖縄のとりくみにリスペクト。

 この壮絶・凄惨ともいえる戦争の体験の記録と、記憶をどう伝えていくのか。自分の仕事で何ができるのか? しっかり、がんばらないといけない。

2020/08/01

『反日種族主義』現象を批判する

 なんか、へんな夢見たなあ。よく覚えていないけど、知らない町で、何かを探している夢。そういうのもよく見るなあ。

 夢を見ると、起きたとき体が疲れている感じがする。うーん。

 さて、午前中は、ZOOMでの対談取材。しっかり2時間。とっても充実した2時間だったので、期待していてくださいね。対談の1人は、はじめてお会いする(オンラインですけど)人で、ずっと会いたかった人。楽しい時間でした。

 同居人が、朝から起きてきたので、あわてて、お昼ご飯もつくる。夜のメニューもいろいろ変更が必要だあ。

 っていうわけで、昼からは、 『だれが日韓「対立」をつくったのか』出版記念日韓シンポジウム「『反日種族主義』現象を批判する」にzoomで参加。zoomが続くとやっぱり疲れます。
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 お仕事でもお世話になっている、加藤さんや岡本さんの報告も勉強になったけど、圧巻はやっぱり、カン・ソンヒョンさんの講演。おもしろい! 『反日種族主義』の中身もそうだけど、その広がりの現象ともいえる事態の分析、その政治的な流れをみごとに分析。韓国のバックラッシュと、主導する日本の右派の動きをどうつかんでいくのか。その全体をしっかり分析。

 日韓の問題は、今後も、大きな課題。『日韓の歴史問題をどう読み解くか』で満足せず、次のことを考えなくっちゃねえ。そのためにも、『脱真実の時代、歴史否定を問う:『反日種族主義』現象批判』を読まないとねえ。ぜったいに、これはしがみついて、つぎの企画化をするぞ!って決意。

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 夜、孫①から電話。孫①はすぐあきてたけどね。だけど、お姉さんしているところをしっかりみせていた。孫②はすでにつかまり立ちしているし、もう立ちそう。2人ともちょっと会わないとどんどん大きくなる。自分の子育てのときは、ずっと子どもといっしょにいるわけで、この会わないうちに大きな変化は、これはまた、驚きの連続。ひんぱんに会えれば違うのかなあと、ちょっと寂しいのだけどね。


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