日韓の歴史問題をどう読み解くか―徴用工・日本軍「慰安婦」・植民地支配
さて、今日も職場に。一日、実務が中心。お金の関係の処理をすすめる。メールのやりとりをする。短い原稿も書いたなあ。郵便局にいったり、休載中のコーナーのあらたな立ち上げの相談にいったり、いろいろやってよ。最後に1時間半ほど、やっと講演原稿作成に向かうことができた。しかしまあ、今日はものすごく疲れた。夜はガソリン切れ。
コロナの事態がどんどん大変になっている。どう解決するのか、今何をすべきなのかという議論も、政権の外側からは、かなり積極的に提案がなされるようになっている。
そういうなかで、今日の新聞に、大学の問題が掲載されていて、ちょっと。注目した。医学部のある国立大学は、これまで独自資金が潤沢ということが言われていたけど、コロナで、一気に、その財政が大変になっている。病院だけではなく、だいがくそのものの危機になろうとしている。医療の危機は、こんなところまで広がろうとしている。うーん。
『日韓の歴史問題をどう読み解くか―徴用工・日本軍「慰安婦」・植民地支配』をちゃんと紹介しておこうと思う。
前衛でやった連載シリーズを本にしたものだけど。
今年は、戦後七五年、韓国を植民地化した「韓国併合」から一一〇年にあたる。しかし、日韓関係は現在、「悪化」と言われるような状態にある。とりわけ二〇一八年韓国大法院の徴用工判決を機に、私たちは、日本の政府やマスコミの異常な反応を目の当たりにし、それが国民の感情や歴史認識にも負の影響を及ぼすという事態に直面することになったのだ。正直、判決が出たときのニュースや政治家の反応を見て、これは大変なことのなる。腹をすえて日本の植民地支配の歴史問題にとりくまなければと思ったのだ。
そこで、この解決のために何が必要か、国民のあいだで、いまどんな議論をする必要があるのかをテーマに、第一線の研究者ら登場をお願いした。どうせなら、いま一番”旬”で、一番、しっかりした議論をしている人にお願いしようと、人選をすすめた。こうして一一人が多角的に挑んでくれたのが本書だ。
第一章では、そもそも、徴用工裁判とはどんな裁判で、そこで何がとわれたのかを明らかにし、第二章では、日本の植民地支配では何が行われたのか、そのことに日本は戦後、どのように向き合ってきたのかを問う。第三章では、いま、私たちが歴史認識をただしていくうえで、必要な論点を示している。ほんとうに多くの方に手とってほしい一冊だ。
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