障害ある子どものいる家庭がどんな状況にあるのか?
いよいよ明日から工場籠城。なわけで、追い込みの編集実務が中心の一日。先の企画の頭を使う仕事は、どんどん、連休に先送り中。ちょっと、頭が、働かない。いろいろ抜けている感じがするなあ。集中力も、頭の働き方も、体力も、加齢もあって、ちょっと限界かねえ。この体制じゃねえ。かなり厳しい現状を何とかしなくっちゃ。明日の籠城の後は、籠城は4日間中断。その間に、インタビュー取材も含め、いろいろ仕事が入っている。夏まで、ダラダラと仕事が続く。うーん、メンタルの管理もうまくしないといけないなあ。がんば!
さて、3日ほど前の、悲しいニュース。
「障害ある子の介護に疲れた」 長男殺害疑い逮捕の母、容疑認める(京都新聞)
京都市左京区の自宅マンションで少年が殺害された事件で、京都府警下鴨署は17日夜、殺人の疑いで、少年の母親の無職坂山文野(ふみの)容疑者(52)を逮捕した。同署によると、「障害のある子どもの介護に疲れた。数年前から、物を投げたりして暴れるようになった」と容疑を認めているという。逮捕容疑は16日午後6時半から17日午前10時15分の間、同区のマンションの居室で、総合支援学校高等部2年の長男りゅうさん(17)の首を絞めて殺害した疑い。
下鴨署の説明では、文野容疑者はりゅうさんと2人暮らし。「16日夜ごろ、寝ている息子の首をベルトで絞めて殺した」と供述しているという。
文野容疑者は17日朝、左京区の別のマンションから飛び降りようとしているところを発見された。下鴨署によると、首などに複数の傷があり、「りゅうのそばで死にたかった」と書いたメモを所持していたことから無理心中を図ったとみている。
何年かに一度、必ずこういう報道が繰り返される。障害ある子どものいる家庭がどんな状況にあるのか? 研究者による部分的な研究調査はあるものの、政府の調査は基本的にはない。政府には、子どもの問題から、問題をいろいろ考えるという発想がない。子どもについては、政策的な無関心がいまなお貫かれている。そういうなかで、置き去りにされ、家庭に沈殿した困難が、こういう形で表出する。それが何も変わらないということに、正直、絶望的な気分になる。ただでさえ、コロナ禍のもとで、障害ある人たちの生活はさまざまな困難が生じている。子どもの生活はなおさらだ。そこに、複合的な問題が重なっていけば……。厳しいなあ。
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