昨日から今日にかけての衝撃的ニュース
結局、毎日職場生活だな。長時間の通勤、そして、職場のもろもろの人間関係は、それはそれで、ストレス。少しずつ、先日、蓄積したエネルギーがはがれていく。そんな日常は、ものすごく不安定の上に成り立っている。そんななか、昨日から今日にかけての衝撃的ニュース。
9日午前に公邸を出た後、行方が分からなくなっていた韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が10日午前0時すぎ、遺体で発見された。
青瓦台(大統領府)近くの北岳山一帯を捜索していた警察は、北側の粛靖門付近で朴市長を発見した。
警察当局によると、朴市長の娘が9日午後5時すぎ、「4~5時間前に父親が遺言のような言葉を残して家を出た。携帯電話が切られている」と警察に通報していた。
朴市長は同日午前10時44分ごろ、鍾路区の市長公邸を出たことが確認された。ソウル市は同午前10時40分ごろ、朴市長のこの日の全日程を「やむを得ない事情」で全て取り消すことを発表していた。
朴市長の携帯電話の位置情報は同市城北区内で途切れており、その後の足取りは確認されていない状態だった。
朴元淳は市民運動の輝けるスターだ。大学の学費半減、給食費の無料化など、いま日本の市民運動がかかげる課題に次々ととりくんできた。日本の運動家も、面会した人はほんとうに多い。そして、ボクにとっては、女性国際戦犯法廷の検事という国際人道法の専門家というイメージが強く。韓国国内では、手弁当で、セクハラ裁判をになった人で、『82年生まれ、キム・ジヨン』に対して、あえて「私はフェミニスト」という発言をしている。
だけど、自死とみられ、その原因はセクハラで訴えられたとの報道が出ている。うーん。いろいろな推測は発言するのは被害者を傷つけることにもなりかねないので、そういったことはやめるけど、死亡によって、訴えはそのままになり、セクハラの捜査はされないことになる。事実なら謝罪すべきだし、無罪を主張するのならば、はっきりした弁明をすべきだ。それが、朴氏の生きざまではないのか。うやむやくするのは、彼の生き方にそぐわないし、それで名誉が守られるとは到底思えない。朴氏の心にはどんな思いがあったのか、そのことはボクにはわからないが、そこが残念である。しかも、むしろ、女性への蔑視や差別というものが、それくらい根深いもので、だれもが、真摯に、奥底にあるそういう考えに向き合わなければならいことをまざまざと見せつけられたと感じてしまう。いろいろな意味でつらい。
次期大統領候補とも目されていたし。民主主義というのはかの国では、そう簡単にはすすんでいかないし、さまざまな試練や課題をいつもつきつける。それと向き合ってこそ、新しい社会を開くことができるのだろうけれども。
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