骨太の原案、じっくり読む意欲はそがれる文章だけど、ぱらぱらと眺めてみる
今日は、朝から国会の議員会館で打ち合わせ。昨日も国会に来ていたから、2日連続。閉会中のほうが案外行く機会が多かったりして。打ち合わせはそれなりに深まりつつ、次、がんばらなければねえ。
職場に戻って、資料整理。いろいろ出された文書を印刷したり、さらにしらべたり。資料読みを含め、いろいろしていると、あっと言う間に時間が過ぎていく。途中、訪問者あり。そこでもいろいろ議論。あとは、メールのやりとりも結構。やろうとした仕事の半分ぐらいしたできないなあ。
コロナもたいへんなことになっているが、雨のほうもたいへん。このままダラダラと、前線は停滞しそうだし、心配事が多いなあ。
さて、やっとアップされた骨太の原案を、じっくり読む意欲はそがれる文章だけど、ぱらぱらと眺めてみる。
だけどなあ、この骨太に呼応して、地制調なんかの議論も、基本、デジタル化がテーマ。ポストコロナはデジタル化だと。しかし、そこで、みえてくるのは、デジタル産業の市場と利権。なんか構造は、大学入試のときのベネッセであり、給付金の電通と同じ構図。本気なのこれって、感じ。
ほんとうに、デジタル化がアベノミクス化されると、私物化の極みになっていくなあ。
教育の分野はすでにSociety5.0で散々やられていたけど、さらにすすめようというもの。オンライン化は、必要だとは思うけど、それだけで、人格の完成をめざす教育が完結するわけではないし、教材が開発されているとも思えない。しかし、そんなことは視野にない。
ただ、小学校までデジタル化で教育改革というのは無理があるとは考えてだろう、「少人数指導」を盛り込む。
一方で、文科省は、この時期に、少人数学級をすすめたいとそれなりに思っているのだと思う。そこで、財務省に対しては、がんばって主張しているのだろう。世論の後押しもあるし、知事会なども後押しする。だけど、官邸にしろ、経産省にしろ、やりたいのはデジタル化。財務省を思ってっか、学級ではなく、指導とする。たぶん、一定の「少人数指導」の前進を、退職教員やその他の人材を、補助員みたいな感じにして、すすめるなども視野に入れているのだろうなあ。ここは、相当、文科省にがんばってもらわないといけないし、そのためにも、少人数学級を大きな声にしていないとという感じがする。
結局、デジタル化であれ、少人数学級であれ、問われているのは、教育についての原理的な議論であるかも。どう、議論を広げていくか、よくよく考える必要もありそうな感じ。
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