吉田千亜さんが、『孤塁』で講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞
今日は、職場で仕事をしたが、やっぱり疲れるなあ。通勤がつかれるのと(あ、帰ってからの手洗い忘れたと今さら思い出す)、さらに、人間関係のなかに掘り出されるのもねえ。器用に立ち回れるわけではないし、だいたい叱られるタイプだし。チャチャは入れるが、わいわい反論しないし。結構、しんどかったりするのだけね。
仕事は、とにかく提稿作業、それから、講演原稿、メールのやりとり、実務など職場でしかできない作業を集中的に、これから、どんどん感染はまた広がるのだろうけど、どのような生活をすすめればいいのかなあ。夏はどんな過ごし方になるのか。相方とは会えるのかなあ、などなど。
今日は、いろいろなニュースもある。吉田千亜さんが、『孤塁』で講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞した。もう一人の受賞者は片山夏子さん。女性ががんばるなあ。
3年前、原発問題の企画をやっていたとき、その1年前に出された『母子避難』を読んで、突然、インタビューしたくなった。でもって、ページが足りなかったこともあり、緊急で連絡を取ってみた。その後、ボクの担当したシリーズを本『誰も置き去りにしない社会へ―貧困・格差の現場から』にするとき、彼女へのインタビューはそのシリーズではなかったけど、編集の人に言って、本に入れてもらった。その後も、どんどん、いいものを書くようになった。そういうの嬉しいなあ。彼女はその時点で、もう岩波新書を出していたから、有名と言えばそうなんだろうけど、さらに大きくなった。安田菜津紀さんみたいに、昔から知っている人が大きくなっていくのは嬉しい限り。まあ、ボクの方は、成長もせず、同じところ、いや後退しているかなあ。でも、なんとか、とどまって、やっている程度が情けないけどねえ。
家の机のまわりの本がまた、山積みになってきた。何やっているのかなあ。なかなか、やりたいこと、やらなければと思っていることができないなあ。
さて、今日は、杉本判決から50年だった。50年かあ。70年代の教育の世界は「国民の教育権」が最盛期だった。それは自分の青春を支えるような議論でもあったと思う。もちろん、その後の理論の発展は、当時の図式的理解から、より現実にそくした、総合的なとらえ方になっていくのだろうけど、はたして、その当時に、議論の大事な点をすべてボクらは汲みつくしているのかはよくよく考えないとなあとも思う。むしろ、理論(理屈と言ってもいい)が、現実に合わせる形で、解釈することをよしとしていないのか。そこは結構、よくよく考える時期にあるのかもしれない。国による、指導要領による統制は、教科書もそうだけど、それそのものが体制として、自ら破綻していく状況を迎えている。そのときに、ボクらがどんな次の、本来のありようにしめすのかなのかもね。ちょっと勉強してみたいなあ。
いろいろね。やりたいね。
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