日本の大学はどうなる? コロナ渦中、コロナ後の課題とは?
今日は職場に。午前中は、実務。それから、会議。ちゃんと先を見通せているかなあ。先の見えない難しい時代。しっかり見渡さないと。直近の問題と、それから、さらに先への。
昼からは対面の学習会。ある問題をずっと研究されていた方から、その歴史を聞くような学習会。なるほどなあ。聞きたいことはあったけど、聞くと意地悪な話になりそうで……。いろいろ考えさせられる問題だけにねえ。
終わったらすぐに帰宅へ、夕食を大急ぎで作って、食べて(食べさせて)、zoom講演会。 「苅谷剛彦×吉見俊哉 日本の大学はどうなる? コロナ渦中、コロナ後の課題とは?」。イギリスと東京、便利だねえ。
苅谷さんは、オックスフォード大学の話から。機能的なユニバーシティだけではなく、生活を共有する人格を形成する場。学生にとっての魅力は、その後者。パンデミックで難しく。日本の大学とイギリスの大学は成り立ちが違う。という話から。そこから、コロナ禍の大学の現状をみつめる。日本の大学は、グローバル化に適して機能面を重視した大学だと。パンデミックの影響はイギリスは日本の何倍もの感染者と死者がいる。そこをベースとした議論は、日本の先を見ているということか。
話はパンデミック以降の大学のあり方に。ローカルコミュニティが多様性や今後のフロンティアの可能性を示しているという問題提起。つまり、地域や小さな議論の場がそういうときだからこそ大事だと。「タイムゾーン」とそこの「コーディネート」の話オンラインとドミトリーの話にいきつく。なかなか、問題提起の最初は難しいが、帰結はなるほどと思わされる。その話は、日本の大学は科目が多すぎるという話に。2学期制を4学期制にして、自由な時間をつくる。授業は精選すべきと。その話は、かつてのコアカリキュラムの話にも似ている。アクティブラーニングと、そして、濃密な議論と人間関係と。
グローバル化のもとでのコロナ禍で、問われたのはそういうことだというわけか。オックスフォードからの議論だけに、日本の大学や教育の議論がどこに向くべきかということも、それはそれで考えさせられる。
さて、夕食は、鮭、野菜炒め、こんにゃくのうま煮、みそ汁。
« 「怒りでは何も変わらない」という声に を読んで | トップページ | 日米安保条約発効60年 軍事同盟に代わる平和の枠組みを考える集い »
「日記」カテゴリの記事
- 自衛隊と米軍 日本海上空や海上で共同訓練実施と発表(2023.03.19)
- これだけはしかたがないよね(2023.03.18)
- (社説)日韓首脳会談 新たな協力築く一歩に(朝日新聞) うーん。(2023.03.17)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
「教育」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
- 『「役に立たない」科学が役に立つ』(2023.03.06)
- 連続講座 「憲法研究者と市民運動家が安保3文書を読み解く」の三回目(2023.03.05)
「政治」カテゴリの記事
- 自衛隊と米軍 日本海上空や海上で共同訓練実施と発表(2023.03.19)
- (社説)日韓首脳会談 新たな協力築く一歩に(朝日新聞) うーん。(2023.03.17)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
「経済」カテゴリの記事
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
- PFASそして西南の地に(2023.03.08)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
- 『「役に立たない」科学が役に立つ』(2023.03.06)
- 帝銀事件発生75年講演会「帝銀事件第二十次再審請求の進捗状況」(2023.03.04)
「若者」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- いろいろ教えられることが多い(2023.02.16)
- 若い人たちのあいだに広がる戦争への不安について(2023.02.01)
- 都立大学の授業料 無償化の対象 拡充方針固める 東京都(2023.01.27)
« 「怒りでは何も変わらない」という声に を読んで | トップページ | 日米安保条約発効60年 軍事同盟に代わる平和の枠組みを考える集い »
コメント