オンラインシンポジウム 2020年のナショナリズム
今日は、早朝仕事スタート。もう、すっかり初夏です。汗だくです。
眠たくって、午前中は、なかなか仕事の能率があがりませんねえ。
午後は、安全保障関連法に反対する学者の会の「オンラインシンポジウム 2020年のナショナリズム」。YouTubeで見ました。
内容は、「歴史の中のナショナリズム 小熊 英二(慶応義塾大学教授)」「オリンピックとナショナリズム 香山 リカ(立教大学教授)」「心脳ナショナリズム 小森 陽一(明治学院大学客員教授)」「メディアとナショナリズム 林 香里(東京大学教授)」。いろいろお書きになったものを読んでいる人たちなので、ものすごく新しい話というものではなく、だいたい想像した話ではあるのだけど、いまおこっている「ナショナリズム」という問題を、歴史的に考える必要性はあらためて思った。大きな転機は、みなさん言われているように、1995年ぐらいから、2000年初頭ということになるのだろうけれども、小熊さんの言うように、もう少し前、70年代後半から80年ごろにもその前の転機があるなあとも思ったり。林さんの話は、以前のインタビューとも重なるところもあるのだけど、あいかわらずシャープで面白いなあ。特別報告の「世界のもう一つの磁場―中東情勢 酒井 啓子(千葉大学教授)」が言う、われわれは、ステートから何を取り戻そうとしているのか、という問いかけははっとした(ボクが考えたのは、岡野さんとはちがったなあ)。
企画そのものは、コロナ禍以前から決まっていたので、もともとはオリンピックを想定していたもの。今となれば、政治学者の話が一本ほしいところだな。検察庁法改正問題や、コロナ対処での変化をどうからませうのか。中野さんでも、岡野さんでも、もっとしゃべればいいのに。だけど、岡野八代(同志社大学教授)、中野晃一(上智大学教授)、西谷 修(東京外国語大学名誉教授)の三人はさすがです。
やっぱり、生のシンポでなく、オンラインで聞いていると、ちょっと違うことに意識が言ったりして、集中力がね。
一人で聞いていると、うん、これからは孤独というものを強いられるのだろうから、そのなかでどう生きるかを考えないとなあとも思ったり。年齢的にも、孤独に耐えなければならない年代になってきているわけだし。学さんが言うように、ある意味で社会というものが奪われたということも言える。そういうなかで、どう社会性を維持するのか、連帯をつくるのか、検察庁法改正問題などにあらわれた静かな怒りなどはその一つの現れかもしれない。その変化の賭場口にいるのだろうか。ボクらは、どうすればいいのか、ぜんぜんわかってないわけだし。注意深く考えていかなければいけないのだろうなあ。
夕方、週刊の配達もあり、しっかり歩いた。途中、企画についての相談の電話を。やっぱりしゃべるのがいいなあ。短くても、しゃべると、いろいろ刺激をうけるし、発想も変わる。いまは、一人で、黙々と考えることが多いからなあ。やっぱりずれるし、深まらない。難しいなあ。
夕食は、鯖、ワカメスープ、豚バラ大根としめじ、いんげんの胡麻和え、きゅうりのエビ塩もみ。
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