感染症と文明――共生への道
今日は印刷工場籠城1日目。時期が時期だけに、ものすごく疲れたし、テレワークの影響で、工場に持ち込んだ仕事も多く、バタバタして、全然、集中できない。そんな一日。
少し、時差での出勤や退勤は、ソーシャルディスタンスまではいかなくても、比較的空いている。
最近、感染症についての本をあれこれ読む。
これも、その1冊。人間と感染症のたたかいがどのように展開してきたのかなど、ほとんど知らなかっただけに、驚きながら読んだ。ペストとのたたかいとはどういうものだったのかと。近代科学は感染症の絶滅をめざし、ポリオや天然痘のとりくみが展開されたわけだけど、多くの感染症は、いまだに未知な部分も多い。対策には限界があるということか。ワクチンもまた万能ではない。そうしたなかで、人間は、ウィルスは「適応」し、共生をしてきた。人間の安全や、命というものと、ウイルスとの共生をどう統一するのかという思い課題をつきつけられた感じだなあ。もし、新型コロナが弱毒化し、共生するようになっていくのであれば、それはものすごく時間がかかるのだろうか。10年とかの単位で、かつての生活は戻ってこないのかもしれない、などとも考える。
そういうなかでどう生きるのか。昨日も書いたけど、これまでの感染症も、今回の新型コロナも、社会に大きな影響を与えたけど、それは横からのちからで、縦軸がある。そのことにボクはこだわりたい。新型コロナはたしかに、いまの社会のさまざまな矛盾や脆弱性をあらわにした。それをどう変えるのか、そういうことを考えたいもの。
気が弱くなるわけではいけど、テレワークなどの仕事のやり方をしていると、ともすれば、身の引き方みたいなものを考えてしまいがち。そうではなく、もっと、先を見て、そのために生きなきゃと自分を奮い立たせる。なかなか、自分の思いは、いろいろな面があって複雑で、やっかいで、後ろ向きであったりもするけど、もう少し、もう少し!
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