官僚制の崩壊?
9年目の3・11.いろいろ考える日。思いは、とりあえず3月号でぶつけた。
さて、コロナ騒動。いま、安倍政権がいろいろ言われている。いちばん、目の当たりにしているのが官僚制の崩壊のような現象。
官邸が高級官僚の人事を支配するようになって大きく変わったと言われる。官邸との交流人事でふるいにかけられ、忠実なものでしか、高級官僚になれなくなったと言われる。結果、トップクラスが排除されているとも。従順な官僚は、ここぞで力を発揮できない。
コロナがおこったとき、政治は水際作戦をとる。しかし、その後、それを修正し、大きな転換が図られた。新型インフルの際の議論もあったし、すでに感染者が出た自治体の議論もあるわけだから、官僚が役割を果たして、転換がおこなわれたのだと思う。休校をめぐる問題も、一方的な、バタバタという面が強いが、それでも、うまく手が打たれている面もある。だけど、もう10日以上が立つ。長期化も予想される。ならば、この局面では、子どもの学ぶ権利をどう保障していくのかということが、かなり具体的に議論されていいはずなのに、それが聞こえてこない。一部の教師たち、市民たちのとりくみがあるだけ。肝心なところで、官僚は何をしているのだろうか。
コロナで、政権は生きのびたとされる。だけど、その足元の崩壊がはじまっているという感じなんだろうけれど。もちろん、それに対し、効果的な議論をわれわれがどれだけできているのかということも問われていることは自覚しないといけないのだけどなあ。
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