プロフェッショナル 仕事の流儀「虐待・貧困支援 高橋亜美」
高橋さんのお話しは、何度か聞いたことがある。相方が、パネラーとして同席したこともあるし、学生さんたちをつれてお世話になったこともある。ボクも本も読んでいる。しかし、知らないことも多かった。「寄り添う」ということがテーマ。児童虐待をうけ、大人になってなお、かつて受けた虐待の傷に苦しむ人を支援する。養護施設を出る18歳を超えると、社会的支援の仕組みがない。そうしたなかで、つくられてきた自立援助ホームであり、長期わたった支援をすすめるためにつくられたのがアフターケア事業である。彼女が受ける相談の内容は重い。
支援のあり方も大きなテーマ。彼女の支援は、ある意味で踏み込む。ただし、押し付けではなく。それは、彼女自身の体験ということからもきているのだろうと思う。子どもの頃に受けた傷や、友人の「死」。ここは、自分の問題としてもいろいろ考えさせられる。その自分語りは、いろいろ迫ってくるなあ。
若者の生きる世界が変容しているなかで、支援のあり方も考えさせられる。それも、少し、考えた。
まだまだ、知らなければいけないことも多いなあ。
« 子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて-市区町村の子どもの貧困調査を考える | トップページ | しばしの…… 北の地へ »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
- 「密着 自衛隊“ミサイル防衛のリアル”」(2023.03.11)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
「教育」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
- 『「役に立たない」科学が役に立つ』(2023.03.06)
- 連続講座 「憲法研究者と市民運動家が安保3文書を読み解く」の三回目(2023.03.05)
「経済」カテゴリの記事
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
- PFASそして西南の地に(2023.03.08)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
- 『「役に立たない」科学が役に立つ』(2023.03.06)
- 帝銀事件発生75年講演会「帝銀事件第二十次再審請求の進捗状況」(2023.03.04)
「若者」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- いろいろ教えられることが多い(2023.02.16)
- 若い人たちのあいだに広がる戦争への不安について(2023.02.01)
- 都立大学の授業料 無償化の対象 拡充方針固める 東京都(2023.01.27)
« 子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて-市区町村の子どもの貧困調査を考える | トップページ | しばしの…… 北の地へ »
コメント