吉田裕先生最終講義 自分史の中の軍事史研究
吉田さんの最終講義に一橋に行っていた。ボクが最初に吉田さんといっしょに仕事をさせてもらったのは、ボクが20代のころ、吉田さんはまだ30前後だったと思う。それから35年ほど。結構、たくさんの仕事をお願いしてきたが、ここ15年ほどはかなりの頻度だった。
もともと、20代のころに、藤原彰先生と仕事をさせていただいた。藤原先生のお宅にも何度かうかがった。ものすごく、貴重な体験。藤原先生の業績をまとめた、藤原・吉田対談は、ものすごく貴重な体験だった。
吉田さんの最終講義は、自分史をふり返りながら、軍隊や軍事というものにどう関係してきたのかという視点から、軍事史研究の変遷をみていくという趣向。3つ違いという比較的同世代だけに、体験というものはよく重なっている。軍事とのかかわりもそうだし。どのように平和と軍事を考えてきたのか、個人的な体験とかかわりながら、どのように問題意識が変化してきたのか、など、自分のことも振り返りながら、共感しながら聞いていた。戦争への強い怒りは、やはり、そのベースにはある。
長く、仕事をさせていただいたので、迷惑もいっぱいかけてきたし、いろいろ甘えてしまったことも多い。ほんとうにご苦労さま。また、今後もたくさんのことを学ばせてほしい。いずれにしろ、この経験は、ボクの宝ものでもある。
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