« 吉田裕先生最終講義 自分史の中の軍事史研究 | トップページ | 子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて-市区町村の子どもの貧困調査を考える »

2020/02/02

幸福な監視国家・中国

Photo_20200202214401

 中国のIT技術の進行は、格段のものがある。この本の主題ではないが、とりわけ軍事の面ではそうだと思う。

 そのIT技術を駆使した監視社会をどうみるか。そこで作られるビッグデータ。それは安定した秩序ある社会をつくるというわけで。なるほどなあ。しかし、そこには、「公」と「私」の関係の問題があるという。その関係の中で、民が、権力を通じた介入を望むという。そのなかで、民主主義がどう位置づくのか。ボクは著者たちの言うほど単純じゃないとは思っているのだけど。

 暴走ということとともに、それだけにもとどまらない課題はあまりにも大きい。そのことは、ちゃんと見ないとなあ。いろいろ考えがえさせられる本だな。

 

« 吉田裕先生最終講義 自分史の中の軍事史研究 | トップページ | 子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて-市区町村の子どもの貧困調査を考える »

世界」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 吉田裕先生最終講義 自分史の中の軍事史研究 | トップページ | 子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて-市区町村の子どもの貧困調査を考える »

無料ブログはココログ
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31