全国憲法研究会「憲法記念講演会」

今日は、朝、少したっぷり寝て、それから掃除をしっかりして、四ツ谷に向かう。少し、早く着きすぎたかな。用事がなければ基本的に参加している講演会ではあるけど、今年は講師が2人とも女性というのは画期的。けっこう、この学会も男社会だしなあ。
内容は、加藤陽子さんが「歴史と憲法のあいだ--天皇と憲法を中心に」、志田陽子さんが「憲法と「夢」――人々が憲法に託してきたもの」。それぞれ、刺激的で、おもしろかったけど。だけど、いろいろ頭をかかえる。たとえばたしかに、天皇の議論は難しい。ボクも現行憲法のもとで天皇が政治的な役割をはたすことは想定されないから、共和制をめぐる議論が大事だとは思わないが、現状の天皇への意識を前提に議論するのもなあ。あえて、天皇制そのものがかつてから、いまどうなのかということをさけている感じがする加藤報告。いくらマッカーサーや、昭和天皇が、国家法人説をとってたとしても、それで、軍部の暴走はとまらなかったし、天皇制そのものの問題が免罪されるわけではないのだけどなあ。そこがあいまいだから、いま天皇制が制限された抑制さてたものということの意味への突っ込みも弱くなる。ほっておいたら思いのほか危険だよという指摘を「歴史」って言葉をつかってするのだけどね。
志田さんは、うーん。おもしろく刺激的なのだけど、映画と歌で憲法を語るのなら、なぜそこに植民地支配や侵略の話がないのか(女性のとおろで「慰安婦」がでてくるだけ)。これにはがっかりした。というか、安保法制のときに、どこかの議論をつい思い出してしまう。
結構、憲法をめぐる議論の、危うさや難しさ、それは世論との関係でも、感じてしまうところもある集会だったような気がするなあ。
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